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日経平均は反落、売り先行後は日銀決定会合の結果控え安値もみ合い

相場概況
日経平均は反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想どおり政策金利の据え置きが決定された。声明には9月利上げを示唆する内容が含まれず、追加利上げ観測が後退したことから、為替相場は円高・ドル安方向に振れた。日経平均は円高が重しとなり68円安からスタートすると、前場に一時16450.28円(前日比214.54円安)まで下落した。前引けにかけて下げ渋る場面も見られたが、日本銀行・金融政策決定会合の結果を見極めたいとするムードも強く、後場は安値圏でのもみ合いが続いた。

大引けの日経平均は前日比187.98円安の16476.84円となった。東証1部の売買高は18億9771万株、売買代金は2兆3738億円だった。業種別では、空運業、その他製品、銀行業が下落率上位だった。一方、上昇したのは鉱業、繊維製品の2業種のみだった。

個別では、前日に第1四半期決算を発表した任天堂<7974>が5%安と続落。「Pokemon GO Plus」の発売延期もマイナス視されたようだ。また、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>といったメガバンク株の下げが目立ったほか、JT<2914>、花王<4452>、ソフトバンクグ<9984>などが軟調。トヨタ自<7203>は小幅安。第1四半期決算が減収減益となった富士フイルム<4901>、前日に「Pokemon GO Plus」を巡る思惑からストップ高となったミツミ<6767>がそろって9%超の下落。三菱電<6503>は取引時間中に決算発表し急落した。また、前日発表の決算を受けてコロプラ<3668>とユアテック<1934>がストップ安まで売られ、「Pokemon GO」関連とされるハピネット<7552>やサノヤスHD<7022>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、伊藤忠<8001>、楽天<4755>、村田製<6981>などが堅調で、ファナック<6954>や日本電産<6594>は小幅高。第1四半期決算が好感されアルプス電<6770>、アドバンテス<6857>、NTN<6472>は急伸した。また、九電工<1959>、日立ハイテク<8036>、ソフトバンテク<4726>が東証1部上昇率上位となった。

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