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一尾仁司の「虎視眈々」:ようやくリスク回避ムード一巡

注目トピックス 経済総合

〇改善手掛かりを探る局面に、需給調整に一巡感

遅れていた月末高想定に、ようやく手応えが出てきた。資金引き揚げ、ポジション調整と見られる動きが長引いてきたが、リスク回避に一巡感が出て、待機勢が買い手掛かりを探す地合いに転換しつつある。余韻から、日本株は為替に敏感な地合いが続こうが、月末高を経て、3月上旬の売り圧迫再燃リスクを睨みながら、年度末に向けての反発力を探る流れが想定される。

朝方の為替は、ドル円113円近辺、ユーロ円124円台半ば、安心できる水準ではないが、まずは危機的と見られた円高圧力の一巡を歓迎する局面。昨日発表の2月第3週対内対外証券投資で外債投資は2兆3267億円に急増(前週は1兆円強の売り越し)。週間最高を記録するとともに、16日開始の日銀マイナス金利の効果と受け止められる。株式の投資主体別売買動向では、信託銀行部門が4999億円の買い越し(前週は401億円の買い越し)、海外投資家の売り越し4053億円(前週は5734億円の売り越し)を上回った。余談だが、1月後半の海外勢の売り越しは2000億円台、ほぼ倍の売り圧力が反発力を抑え込んでいたことになる。

綱引き要因はとも角、原油相場が安定し、米1月耐久財受注が10か月ぶりの大幅な伸び(+4.9%、市場予想は+2.5%)となり、米経済への不安感が後退した。中国・上海株は6.4%の急落となったが、戻していた分が剥げ落ちた格好で、産業界の過剰生産是正への動きを投影したものであれば、(混乱の輸出に歯止めが掛かっておれば)好感できる部分もある。王毅外相の訪米で話し合われた対北朝鮮制裁、南シナ海問題などはオバマ政権の緩い姿勢が目立ち(これはこれで、トランプ台頭などの問題につながるが)、目先の緊迫感は緩んだと思われる。

なお、シャープ買収問題が鴻海で発表されたが、3500億円規模とされる偶発債務問題でなお揺らぐ余地があり、鴻海への懐疑的な見方(中国大陸での展開は中国共産党や軍部との密接な関係があり、中国への技術流出問題になるとの見方。ただし、共産党との関係は上海閥であり、習政権との軋轢回避、脱中国依存を目指したシャープ買収劇との見方もある。郭会長の言動に振られるリスクが高い)が交錯、巨額第三者割当増資が嫌われた面もあり、株価は乱高下した。24日時点で1億993万株の空売り残を抱え、なお波乱含みだが、全体相場への影響は限定的と考えられる。

〇技術革新への期待

18日、日立造船は「耐久性と安全性を向上させた全固体リチウムイオン電池開発」を発表した。波乱相場で市場であまり話題とならなかったが、現在の電解液系が高温に弱く、発火リスクがあることから見れば、画期的なものになる可能性がある。ホンダやJAXA(宇宙航空研究開発機構)で性能評価を進めており、17年度からのサンプル出荷が注目される。なお、4月1日からICAO(国際民間航空機関)はリチウムイオン電池を貨物として空輸することを禁止する。

LIXILは23日、「汚物や水垢の付着を防止し、キレイが100年続くアクアセラミックの開発」を発表した。世界初の技術として、トイレ、洗面化粧台などの製品群に順次応用して行く。

農業バイオベンチャー・スプレッド(京都・亀岡)は今春、完全人工光型植物工場をけいはんな学研都市に建設する。レタス日産3万株、歩留まり97%、年商10億円規模を見込む。出荷開始は17年夏ごろの予定。「垂直農法」と呼ばれる最新鋭プラントには、ロシアなどから熱い視線が送られている。

波乱相場の中で、注目度が低かった技術革新の動きが、既存産業のなかでもウネリになることが期待される。中長期投資家やアクティブ運用の評価点になろう。

以上

出所:一尾仁司のデイリーストラテジーマガジン「虎視眈々」(2/26号)



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