欧米為替見通し:ギリシャ茶番劇最終章の48時間
[15/06/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日23日の欧米市場のドル・円は、ユーロ圏各国の首脳がツィプラス・ギリシャ首相に対して与えた48時間での最終決断待ちで上げ渋る展開が予想される。
ギリシャ政府と国際債権団による茶番劇「返済期限を延長して問題がないふりをする」(extend-and-pretend)が続いている。
22日のユーロ圏緊急首脳会議では、ユーロ圏各国の首脳がツィプラス・ギリシャ首相に対して48時間以内に妥協する最終決断を要請した。
24日には、ツィプラス・ギリシャ首相の最終決断を待って、ユーロ圏財務相会合で合意に向けた協議が行われる。
そして、25-26日にユーロ圏首脳会議が開催され、ギリシャ救援プログラムが合意に達することが期待されている。
ギリシャ政府の新財政改革案が国際債権団に承認された場合、ギリシャ議会で改革実施のための法案を成立させなければならないことで、30日の国際通貨基金(IMF)への債務返済16億ユーロには間に合わないことになる。
ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事は、30日に債務返済が無ければ、「7月1日にデフォルト(債務不履行)になる。猶予期間は無い」と警告している。
国際通貨基金(IMF)への債務返済16億ユーロは、欧州中央銀行(ECB)が保有しているギリシャ国債による利益19億ユーロで捻出されると報じられている。
さらに、第2次救援プログラムの72億ユーロでは、7-8月の債務返済までしか賄えないことで、第3次救援プログラムによる300-500億ユーロの必要性に迫られるため、勤勉なドイツ人は、ギリシャ人の年金や給与支払いのための資金を送金し続ける耐乏生活を余儀なくされる。
そして、2014年末の滞納税額が760億ユーロのギリシャ国民も、リセッション(景気後退)の下で、減額された年金と増税された付加価値税により耐乏生活を余儀なくされることになる。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・6月総合PMI速報値(予想:53.5、5月:53.6)
・17:00 ユーロ圏・6月製造業PMI速報値(予想:52.2、5月:52.2)
・17:00 ユーロ圏・6月サービス業PMI速報値(予想:53.6、5月:53.8)
・20:00 トルコ中央銀行が政策金利発表(指標レポレートは7.50%で現状維持の予想)
・21:30 米・5月耐久財受注(前月比予想:-0.7%、4月:-1.0%)
・23:00 米・4月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.5%、3月:+0.3%)
・23:00 米・5月新築住宅販売件数(予想:52.5万戸、4月:51.7万戸)
・米中戦略・経済対話(ワシントン、24日まで)
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