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アデランス Research Memo(6):人口減少などにより国内男性かつら市場は縮小傾向

注目トピックス 日本株

■ヘアケア市場の分析

(2)かつら(ウィッグ)市場の分析

(b)男性用かつら市場
○国内男性かつら市場は減少基調
国内の男性用かつら市場は、長期的には減少基調をたどると考えるべきであろう。このように考える根拠は大きく2つで、1つは人口分布の問題であり、もう1つは薄毛に対する意識の変化である。

○国内男性の人口減少が逆風
一般に、男性がかつら使用を開始するピークの年代は30代と言われている。2013年10月現在の統計によれば、男性の30代の人口は875万人となっている。一方、かつら使用開始の予備軍とも言える20代の人口は680万人と、30代の人口に比べて22%も少ない。すなわち、今後10年間で新規顧客の対象人口が20%以上減ることになる。

○薄毛に対する意識の変化も逆風
意識面の変化も大きい。かつて「丸刈り」や「坊主頭」と呼ばれていたヘアースタイルが「ベリーショート」と名前が変わり、薄毛をカバーする手段として有効な選択肢となっている。何よりも、このような短髪のヘアースタイルが、ビジネス界においても受け入れられつつあることが大きいと考えられる。

○男性市場では高齢化は必ずしもプラスではない
60歳以上の年代は、かつら使用者がかつらを使用しなくなる年代だと思われる。定年退職してビジネスの最前線から退くことや、収入面での変化などがかつらを使用しなくなる1つの転機になると考えられるからである。こうした高齢世代に対して、新たな価値観でかつらの使用をアピールし、需要を喚起することができれば、アデランス<8170>を含むかつら業界全体として、男性用かつら市場を再活性化する道が開ける可能性がある。しかし、現状ではそうした潮流の変化は見えていない。

○かつらの主要ユーザー層の人口は10年間で10%減を想定
上記の「10歳階級人口分布移動表」から明らかなように、10歳から89歳までの男性の総人口は、2013年から2023年までの10年間で4.2%減少することが予想されている。しかし、かつらの主たる顧客層となる20歳から59歳までの人口(同表でハイライトした部分)の人口に絞ると、減少率は10%へと拡大する。単純に言えば年間1%のペースとなる。ここに意識の変化が加われば、年間の市場縮小率はさらに拡大すると想定すべきであろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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