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新興市場銘柄ダイジェスト:ウチダエスコはストップ安、不二精機がストップ高を付け、年初来高値を更新

注目トピックス 日本株
<6400> 不二精機 860 +150
ストップ高を付け、年初来高値を更新している。英国が米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを承認したことが材料視され、関連銘柄の一角として物色されている。不二精機は精密金型や射出成形の技術を応用した高品質な医療機器の製造を手掛けている。ワクチン接種が本格化すれば、関連機器に対する需要が高まるとの思惑から買いが殺到しているようだ。

<5212> 不二硝 3230 +501
ストップ高。米ファイザーと独ビオンテックの新型コロナウイルスワクチンを英国が承認したほか、日本でもワクチン接種を無料化する改正予防接種法が成立し、買い材料視されている。不二硝子はアンプルや管瓶など医薬業界向け製品を手掛けている。英国を皮切りに日本を含む世界各国でワクチンが承認されれば、予防接種用の製品需要が拡大するとの期待から買いが入っているようだ。

<6548> 旅工房 1118 +66
大幅に3日続伸。複数のメディアが「政府は観光支援策『Go Toトラベル』を来年6月ごろまで延長する方針を固めた」などと報じ、買い材料視されている。報道によると「旅費の35%を割り引く今の仕組みは春ごろまでは維持し、以後は段階的に補助を引き下げていく案などを検討する」という。支援策延長で旅客需要の押し上げが続くとの見方から買われているようだ。同業のHANATOUR JAPAN<6561>も3日続伸している。

<4699> ウチダエスコ 3380 -700
ストップ安。21年7月期第1四半期(20年7-10月)の営業利益を前年同期比71.3%減の2.60億円と発表している。前年同期に大型案件や学校市場向け販売・導入サポート案件が集中していた反動で、ICTサービス事業が落ち込んだ。新型コロナウイルスの影響でオフィスシステム事業やソリューションサービス事業が低調だったことも利益を圧迫した。通期予想は前期比24.1%減の13.00億円で据え置いている。

<4054> 日本情報C 3395 +85
大幅に4日続伸。非対面で不動産管理会社と不動産オーナーがやり取りするコミュニケーションツール「くらさぽコネクトオーナーアプリ」を21年1月7日にリリースすると発表している。これまで郵送や電話で行っていた業務を全てオンライン上で行う。賃貸管理業務の支援システム「賃貸革命10」とデータ連携し、送金明細書や報告書などをアプリで配信できる。同システムのクラウド版はテレワーク環境でも利用可能という。

<4931> 新日本製薬 3065 +55
大幅に3日ぶり反発。15日から変更となる上場市場区分が東証第1部に決定したと発表している。新日本製薬は11月24日、東証の承認を受けて本則市場に市場変更する旨を開示していた。1部昇格に伴い、同社株は21年1月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄となる。このため指数に連動した運用を目指すパッシブファンドなどの需要が期待できるとして、買いが入っているようだ。

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