概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は値上がり、国内経済の成長加速が好感される
[18/01/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 81219.50 +0.32%
19日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比256.85ポイント高(+0.32%)の81219.50で取引を終えた。80853.76から81429.06まで上昇した。
中盤にマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。欧米市場の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、中国の成長率が予想以上に加速したことも引き続き支援材料。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落などが足かせになった。
【ロシア】MICEX指数 2286.33 -0.48%
19日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比11.14ポイント安(-0.48%)の2286.33で取引を終了した。2306.79から2273.24まで上昇した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の下落が嫌気され、資源の一角に売りが広がった。また、MICEX指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から利益確定売り圧力も高い。ほかに、米国との関係悪化懸念が高まっていることが指数の足かせとなった。米政府はこのほど、ロシア当局が米農産品などの輸入規制を強化していることを批判した。
【インド】SENSEX指数 35511.58 +0.71%
19日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比251.29ポイント高(+0.71%)の35511.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同77.70ポイント高(+0.72%)の10894.70で取引を終えた。
おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。成長ペースの加速観測が支援材料。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、2018年度(19年3月まで1年間)のインドの成長率が今年度の6.5%(予想)から7.1%まで加速すると予測した。18年のインフレ率は4.6%になると予測されている。
【中国本土】上海総合指数 3487.86 +0.38%
19日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比13.11ポイント高(+0.38%)の3487.86ポイントと4日続伸した。約2年ぶりの高値水準を切り上げている。
国内経済の成長加速が好感される。中国の2017年国内総生産(GDP)成長率が昨日引け後に公表され、予想(6.8%)を上回る6.9%で着地。7年ぶりに成長が加速したことが明らかとなった。人民元高の進行も追い風。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を元高方向に設定した。この日の上海外国為替市場では、人民元相場が約2年1カ月ぶりの元高・ドル安水準で推移している。
<NH>
19日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比256.85ポイント高(+0.32%)の81219.50で取引を終えた。80853.76から81429.06まで上昇した。
中盤にマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。欧米市場の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、中国の成長率が予想以上に加速したことも引き続き支援材料。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落などが足かせになった。
【ロシア】MICEX指数 2286.33 -0.48%
19日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比11.14ポイント安(-0.48%)の2286.33で取引を終了した。2306.79から2273.24まで上昇した。
買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の下落が嫌気され、資源の一角に売りが広がった。また、MICEX指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から利益確定売り圧力も高い。ほかに、米国との関係悪化懸念が高まっていることが指数の足かせとなった。米政府はこのほど、ロシア当局が米農産品などの輸入規制を強化していることを批判した。
【インド】SENSEX指数 35511.58 +0.71%
19日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比251.29ポイント高(+0.71%)の35511.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同77.70ポイント高(+0.72%)の10894.70で取引を終えた。
おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。成長ペースの加速観測が支援材料。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、2018年度(19年3月まで1年間)のインドの成長率が今年度の6.5%(予想)から7.1%まで加速すると予測した。18年のインフレ率は4.6%になると予測されている。
【中国本土】上海総合指数 3487.86 +0.38%
19日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比13.11ポイント高(+0.38%)の3487.86ポイントと4日続伸した。約2年ぶりの高値水準を切り上げている。
国内経済の成長加速が好感される。中国の2017年国内総生産(GDP)成長率が昨日引け後に公表され、予想(6.8%)を上回る6.9%で着地。7年ぶりに成長が加速したことが明らかとなった。人民元高の進行も追い風。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を元高方向に設定した。この日の上海外国為替市場では、人民元相場が約2年1カ月ぶりの元高・ドル安水準で推移している。
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