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ダイコク電機 Research Memo(11):15/3通期は保守的、予想を据え置き、情報システム事業で上振れする可能性も

注目トピックス 日本株
■決算概要

(3)2015年3月期の業績予想

ダイコク電機<6430>は2015年3月期業績予想について、期初予想を据え置いており、売上高が前期比3.4%減の55,000百万円、営業利益は同43.8%減の3,000百万円、経常利益は同45.2%減の3,000百万円、当期純利益は同39.0%減の2,000百万円を見込んでいる。

期初時点における計画の前提は以下のとおりである。
まず、パチンコ・パチスロ市場の規模はほぼ横ばいで推移すると想定されるが、情報システム事業において前期大ヒットした「BiGMO PREMIUM」の新製品効果のはく落を含め、周辺機器の販売を保守的に見ていることから減収予想となった。

また、利益面でも、次世代ホールコンピュータシステムへの投資などを中心に研究開発費が4,700百万円(前期比28.6%増)に増加することに加えて、パチスロ機の拡販のための販売促進費及び業務委託費の増加を想定していることから減益予想となった。

同社は、上期実績を踏まえ、情報システム事業の売上高が上振れする可能性を視野に入れる一方で、制御システム事業に進捗の遅れが見られることや第3四半期以降に予定していたパチスロ遊技機の販売延期等を勘案して、全体的には期初予想の計画線で着地するものと考えている。また、利益予想についても、上期実績が計画を上回ったのは費用計上の期ずれによる影響であったことから、通期では期初予想どおりに推移する計画となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



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