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31日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で5日ぶり反発、銀行・資源株が相場けん引

注目トピックス 外国株
31日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.35ポイント(0.26%)高の2876.40ポイントと5日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、7.70ポイント(0.26%)高の3012.50ポイントで取引を終えている。

政策期待の高まりが支え。今後の経済政策を練るために、中国共産党は近く、政治局会議を開く??との観測が流れている。すでに国務院(内閣に相当)は23日の常務会議で、内需拡大に向けて財政政策をより積極化する方針を打ち出した。寄り付き前に公表された今年7月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計・発表)が下振れるなか、指数は続落でスタートしたものの、中盤に入り徐々に買いが優勢となっている。

時価総額上位の銀行やエネルギー関連が相場をけん引。中国工商銀行(601398/SH)が1.1%高、中国石油天然気(601857/SH)が1.8%高で引けた。食品・飲料株、空運株、証券株なども物色されている。

不正ワクチン問題の余波で売られていた医薬関連株もしっかり。金宇生物技術(600201/SH)が5.2%高、通化東宝薬業(600867/SH)が3.9%高と上昇した。そのほか、深セン上場する健康診断サービスの美年大健康産業集団 (美年健康:002044/SZ)は2日連続でストップ安した後に買い戻しが入り、0.3%高で終了。同社は無資格医療の疑惑が浮上するなか、30日から売りが先行していた。

一方、外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が0.61ポイント(0.21%)高の292.93ポイント、深センB株指数が1.16ポイント(0.11%)高の1056.39ポイントで終了した。


【亜州IR】



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