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使用済みプラスチック重量比率63%の外装カバー用リサイクルプラスチックを新開発

2012/02/22

富士ゼロックス株式会社

使用済みプラスチック重量比率63%の外装カバー用リサイクルプラスチックを新開発
・衝撃強度と難燃性を両立
・CO2排出量を約44%削減(従来樹脂との当社比)

 富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂、社長:山本 忠人)は、市場から回収した複合機およびプリンターの外装カバーをベース材料とした使用済みプラスチック重量比率※1 63%の外装カバー用リサイクルプラスチックを開発し、当社商品※2に採用いたしました。

 外装カバーとして用いられる難燃性リサイクルプラスチックは、原料となる使用済みプラスチックの劣化による難燃性と衝撃強度の低下が課題であり、特に、使用済みプラスチックの比率が高いリサイクルプラスチックの開発は困難でした。

 当社は上記課題を解決するために、難燃剤、衝撃緩衝剤などの添加剤の選択とそれらの材料処方を検討することによって、使用済みプラスチックの比率が増えても難燃性と衝撃強度を両立するリサイクル技術を開発しました。難燃性の面では、UL94規格の最高クラスである5VB※3を取得しています。

 当社では、2007年にバージン樹脂※4をベースとし、使用済みプラスチック重量比率約20%の難燃性リサイクルプラスチックを開発し導入しておりますが、今回、従来の3倍以上の使用済みプラスチックの利用が実現したことで、従来のリサイクルプラスチックと比較してCO2排出量も44%削減しました。また、この使用済みプラスチック重量比率は、複写機外装カバー用リサイクルプラスチックでは、トップレベルです。

 今後さらに、環境性能を高めた商品開発を推進し、より多くのお客様にお使いいただくことで地球温暖化抑制に貢献してまいります。            

※1 リサイクルプラスチック全重量中の使用済み
プラスチック重量の比率。
※2 ApeosPort-IV C5575/C4475/C3375/C2275,DocuCentre-IV C5575/C4475/C3375/C2275 
※3 Underwriters Laboratories Inc.の難燃性を
評価する試験規格UL94で最も厳しいクラスの一つ。
※4 市販の未使用プラスチック
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