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SCSK株式会社の「専門性認定制度」向けに、生成AIを活用したスキル評価システムを共同開発

〜申請者・審査員の負担を大幅に軽減し、専門性認定制度の精緻な運用を実現〜




SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、社員の専門スキルを基礎能力・知識・実務経験の観点から社内外の有識者が評価・認定する、独自の「専門性認定制度」を運営しています。このたび、株式会社Insight Edge(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:小坂 順一、以下 Insight Edge)は、SCSKと共同で、生成AIを活用し、この有識者による評価プロセスを代替する「スキル評価システム」を開発しました(SCSKで特許出願中:特願2026-040744)。

本システムは、AIによる複数の検証プロセスと蓄積されたスキル定義に基づく評価ロジックにより、評価の妥当性と一貫性を確保し、公正で柔軟なスキル評価を実現するものです。 本システムの導入により、SCSKにおいては、評価に要していた工数が大幅に削減されるとともに、職務経験を通じて獲得した社員のスキルを即時に可視化できるようになり、機会を逃さず社員の成長や能力発揮のための職務アサインに活用していくことで、一層の人的資本経営の推進に貢献してまいります。

背景・目的

SCSKでは、社員が保有する専門能力を18職種41分野×7段階のレベルで可視化し、社員一人ひとりの持続的な成長とキャリア形成を支援する仕組みとして「専門性認定制度」を導入しています。
社員が自身の保有スキルと実務経験を記載した申請書類と、各分野の有識者を審査員として行われる申請者との面談を通じて総合的にスキルレベルを審査し、年に1度、レベル認定が行われます。職種・分野ごとに必要スキルが詳細に定義されたレベル定義書は、社員にとって長期的なキャリア形成の指標であり、また審査結果のフィードバックは自己研鑽の指針として社員に活用されています。
一方、この申請書類と有識者との面談を通じた審査プロセスには、申請者・審査員双方に相応の業務負荷が生じていることや、年に1度の審査では、申請から認定を受け、スキルが可視化されるまでに時間差が生じることが課題となっていました。

本システムは、これらの課題を解決し、審査の精度を維持しつつ、よりタイムリーに社員の専門スキルを可視化し、適材適所の柔軟な職務アサインに活用することを目的に開発しました。生成AI活用に伴うハルシネーションや文章表現による評価バイアスを構造的に排除し、スキルそのものを公正に評価します。

システムの概要

本システムは、評価プロセスを「品質検証フェーズ」と「スキル評価フェーズ」の二段階に分割し、前工程の結果に応じて後工程へのデータフローを制御する論理インターロックを備えています。
品質検証フェーズでは、診断目的に応じて基準を可変設定することが可能で、基準未達の場合は上限回数まで情報補完ループ(追加質問)を実施します。それでも基準に達しない場合は、中断または強制遷移を決定論的に分岐させます。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/145631/7/145631-7-3f315311e6ce8f37bc957a1f9bf3915e-964x292.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


システムの特長

1. AIのバイアスやハルシネーションを排除する「多重防御」構造
【第1の防御】不十分な入力を遮断する「品質検証フェーズ」
評価プロセスを「品質検証フェーズ」と「スキル評価フェーズ」に分割し、AIが推測による過剰な文脈補完を行い無理に評価してしまうことを防ぎます。 記述の具体性などが基準に満たない場合は後続のスキル評価フェーズへ進めず、追加質問によって入力内容の品質を担保します。

【第2の防御】ハルシネーションを排除する「複数回の並列推論」
1回のAI推論結果に依存せず、AIによる評価を複数回(N回)並行して実行し、その結果を統計的に集約(多数決や中央値)することで、事実に基づかない情報生成(ハルシネーション)を排除します。

【第3の防御】評価バイアスを防ぐ「情報隠蔽」
スキル評価において、測定(AI)と総合判定(システム)を完全に分離しています。 AIには個別スキルの測定のみを行わせ、合格基準などの総合評価ロジックはAIから隠蔽することで、一部の長所に引きずられて他の評価まで高くなってしまう「ハロー効果」などのAI特有の評価バイアスを防ぎます。
2. 多様な評価制度への柔軟な対応
ゲート通過条件をパラメータ化することで、数値スコア評価やランク評価など、多様な評価制度に柔軟に対応できます。
3. 面接官のような「深掘り質問」
申請者の入力内容に具体性が欠けている場合や評価に必要な情報が不足している場合には、不足箇所を特定し、理由とともに提示します。 これにより、評価に必要な情報を適切に引き出し、より精緻で公正な評価へと導きます。



SCSKグループのマテリアリティについて
SCSKグループは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実現に向けて、社会と共に持続的な成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しています。
社会が抱えるさまざまな課題を事業視点で評価し、社会とともに成長するために、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しています。
本取り組みは、「多様なプロフェッショナルの活躍」に資するものです。
 -スキル評価を高精度かつタイムリーに可視化し、成長・能力発揮の機会を最大化する職務アサインを実現
 -社員の持続的成長とキャリア形成を効果的に支援することで、人的資本経営の推進を加速
 ・SCSKグループ、経営理念の実践となる7つのマテリアリティを策定
  https://www.scsk.jp/corp/csr/materiarity/index.html

株式会社 Insight Edge について
株式会社Insight Edgeは、2019年に住友商事グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速する技術専門会社として設立されました。先端のデジタル・AIテクノロジーを活用し、業務・ビジネス課題の整理から仮説検証(PoC)、アジャイルな開発、実装・定着までを一貫して支援しています。総合商社グループで培った実践知とデジタル専門人材の技術力を掛け合わせ、現場で価値を生み続けるDXの実現に取り組んでいます。

社名:株式会社Insight Edge
設立:2019年7月
代表:代表取締役CEO 小坂 順一
株主:住友商事株式会社(100%)
URL:https://insightedge.jp/

本件に関するお問い合わせ
Email :contact@insightedge.jp
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