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伝統や文化の火を絶やさない、レキオスHDが経営ノウハウ提供で事業継承支援




 
[画像1: https://prtimes.jp/i/118535/8/resize/d118535-8-59acebb9e3f49a83a3c7-6.png ]

 経営戦略の策定・推進及び新規事業開発、シナジーの創出を行うレキオスホールディングス(那覇市、代表取締役:宜保文雄)は、これまでに蓄積した経営ノウハウを提供し、アウトドアショップ燈人(那覇市、責任者 與那嶺康貴)の事業継承を支援。同社が取り組むアウトドアと沖縄の伝統工芸である琉球ガラスを掛け合わせた新商品「耐熱琉球ガラスのオイルランタングローブ(ホヤ)」の開発を促進し、製品化に成功しました。
2024年1月に(2023年12月入居)、おきなわ工芸の杜(沖縄県豊見城市)にて、熱に弱く成形が難しい琉球ガラスをランタンに加工する技術の継承と担い手の育成を目的とした「耐熱琉球ガラス体験工房燈人-TOMOSHIBITO-」が晴れて開所し、展示即売会も開催されました。
 通常の琉球ガラスは、熱に弱く割れやすいため、オイルランタンの火を囲うグローブ(ホヤ)として耐熱の琉球ガラスを起用した製品は全国でも初めて。構想から足掛け3年、コロナ禍の影響による工房の閉業や後継者不足により一度は途絶えてしまった技術が事業継承支援により、復活いたします。
 次世代の担い手となる後継者が不足しており、廃業を余儀なくされる企業が多く存在する中、経営戦略の策定・推進及び新規事業開発、シナジーの創出を行うレキオスホールディングスは、グループで培ったM&Aの実績とノウハウを活かし、お客様の「承継」に関する悩みや課題に対する支援を行っています。
 今後は、次世代を担う経営者育成プログラムにも注力していく方針であり、 “地域企業・地域産業、伝統工芸”を守り育てていきながら、子ども達の未来とおじぃ・おばぁの安心な暮らしを支える “地域”を元気にしていきたいという想いをカタチにしていきます。 
[画像2: https://prtimes.jp/i/118535/8/resize/d118535-8-eb3e0f47e9faea1cd45b-0.png ]

■「アウトドア×沖縄伝統工芸」耐熱琉球ガラスオイルランタン商品化への道のり        
 コロナ禍で、甚大な打撃を受けていた沖縄の観光産業。琉球ガラスをはじめとする沖縄の伝統工芸産業にも大きな影を落とし、営業停止に追い込まれる工房や職人たちが仕事を失っていく姿をニュースで見た時、アウトドアショップ燈人の責任者 與那嶺康貴は「アウトドアと伝統工芸のコラボができないか」と思い立ちました。
 コロナ禍を背景にキャンプブームが加速していた矢先でもあり、琉球ガラスの職人技を取り入れたアウトドア商品を開発する事で、観光業の枠組みだけでなく、本土への販路も拡大しながら工房の売上げ促進に貢献し、伝統工芸産業を盛り上げていきたいという想いで商品開発が始動しました。

 製作を手掛けてくれる工房を見つけ、早々に試作に取り掛かりましが、琉球ガラスは熱に弱くランタンに点火するとすぐに割れてしまいました。耐熱仕様にするには、原料も調合の仕方も通常とは異なります。さらに、ガラスを溶解する温度も高くなり、窯から出した後はガラスの素地が固まる時間が早いため、加工が難しく成型には高度な職人技が要求されるのです。対応できる職人がほとんどいないという現実に直面し、あきらめかけた矢先に沖縄で唯一耐熱琉球ガラスの製造を手掛けていた本島北部にある工房の存在を知り、早速共同開発をご提案。
 しかし、ランタンのグローブ(筒状)を形成するには、さらに特殊な技法が必要となり、製作は難航。加工過程で必要な新たな設備投資も行い、この道50年の職人さんと共に試行錯誤の末、ようやく「耐熱琉球ガラスのオイルランタングローブ(ホヤ)」が誕生しました。全国販売に先駆けて県内向けに抽選販売をすると、6個に対して106名の応募があるほど注目を集め、商品への高い関心とニーズを確信しました。

 いよいよ販売拡大に向けて生産体制を整えようとした所、生産を依頼していた工房から「半年後には工房を閉めざるを得なくなってしまった」と打ち明けられます。解散後は、高齢を理由に現役を引退する人や、コロナ禍で不安定な状況が続いた業界を去っていく人もおり、伝統を担う職人の高齢化や後継者不足の実態を肌で感じました。   そして、「このまま耐熱琉球ガラスの技術が途絶えてしまうのはもったいない」小さな望みをかけて、県内のガラス工房25-30か所へ掛け合うも、良い返事はもらえずにいました。

■レキオスホールディングスの事業承継コンサルティングによる立て直し            
 多くの課題を乗り越え、やっとの思いで商品開発を行なった「耐熱琉球ガラスのオイルランタングローブ(ホヤ)」が職人の担い手不足により頓挫すると同時に、耐熱の琉球ガラスをつくるための原料の調合や高い加工技術も途絶えることになりました。
一度は途絶えた耐熱琉球ガラスの技術を復活・継承するため、レキオスホールディングスは事業承継のコンサルティングを開始。新商品開発に注力できる盤石な経営基盤の構築を目指し、2023年12月に豊見城のおきなわ工芸の杜に工房をかまえ、工房の安定運用・企業価値向上に向け、職人の住まい探しや通信環境整備といったインフラの提供、自社旗艦店であるレキオス豊見城店での商品販売等の販売支援、ホールディングスが手掛ける「ホテルエアポートビューNAHA」全部屋での商品取扱、及びその他ホテルや飲食店など、沖縄県特産品としての販路拡大を推進しています。グループの経営資源と地域資源を結集させシナジー効果を最大限に発揮し経営をサポート。地域に根ざした実店舗での相互送客を図りながら、沖縄の伝統工芸を守り育むことで地域活性化を目指しています。

 レキオスホールディングスの事業継承コンサルティングの特徴は「自由にチャレンジできる持続可能且つ盤石な経営基盤の構築支援」と「経営基盤構築のためのホールディングスの強みを活かした経営資源を掛け合わせたサポート」です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/118535/8/resize/d118535-8-29e5f346a9ce4438fe6f-2.png ]

■伝統工芸の技術を継承する体験工房をオープン                  
 耐熱琉球ガラスの技術が途絶えてから約1年。順調に経営の基盤を構築していますが、職人の担い手不足の問題は解決していません。誰かに任せるのではなく、“自分達がやるしかない。技術を継承していかないといけない”と自社で開発・製造を手掛ける事を決意。製造技術のある職人を迎え入れ、「耐熱琉球ガラス体験工房燈人-TOMOSHIBITO-」を開所する運びとなりました。本工房を製造拠点としながら、作り手と使い手のふれあいの場を通じて沖縄の伝統工芸である琉球ガラスの新たな魅力を発信していきたいと考えます。さらに、高度な技術が要求される耐熱琉球ガラスの技術を継承するため、後継者の育成にも力を入れていきます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/118535/8/resize/d118535-8-d851cc6c54d2a934d629-3.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/118535/8/resize/d118535-8-0f32773e1b73047db204-4.png ]

■レキオスホールディングスが注力する次世代を担う経営育成プログラム                 
 日本では2025年までに平均引退年齢の70歳を超える中小企業の経営者がおよそ245万人おり、そのうちの127万人程度に後継者がなく廃業の危機に直面しており、休業や廃業、解散した企業は年々増え、およそ半数は黒字だというデータもあります。優れた技術や製品をもっていながら、後継者がいないために会社を閉じるという事では日本にとっても大きな損失です。経営を次世代にバトンタッチしていくことが地域の活性化につながっていくはず。そこで、私たちは次世代を担う人材育成を見据え、「物事の本質」と「実践力」を身につけることを目的とした経営者育成プログラムを構築し、多様な分野の人材が主体的に社会問題の解決に取り組み、多くの仲間達とより良い社会を創造できるよう、事業継承コンサルティングに注力します。
[画像6: https://prtimes.jp/i/118535/8/resize/d118535-8-2f2dcee806d65efb39bb-5.png ]

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/118535/table/8_1_7c316b221d2365a8ab98a4647d7bf7f9.jpg ]

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/118535/table/8_2_f5d791e08109598a90e455dee276675d.jpg ]
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