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ジョンソンコントロールズが中国最高層ビル「上海タワー」に提供する革新的なビルソリューション 

〜中国の超高層ビルとして初めて2つのグリーンビル認証を取得〜

中国で最も高いビルである上海タワーは、ジョンソンコントロールズの多彩なビルディングテクノロジーを導入したことで極めて高いエネルギー効率を実現し、中国国内で初めてLEEDゴールド認証とグリーンビルデザインラベルの3つ星の2つを取得しました。




【中国・上海 – 2017 年4 月19 日】 中国で最も高くサスティナブルな超高層ビルである上海タワー(上海中心大厦)は、ジョンソンコントロールズの多彩なビルディングテクノロジーが導入されたことで極めて高いエネルギー効率を実現し、中国国内で初めてLEEDゴールド認証*1とグリーンビルデザインラベル*2の3つ星の2つを取得しました。

8年の工期を経て2016年に段階的にオープンした上海タワーのセントラル冷暖房プラントには、10台以上のYORK(R)冷凍機とヒートポンプ、Metasys(R) BMS(ビルディングマネジメントシステム)およびジョンソンコントロールズの中央性能管理システム(CPMS)など、合わせて43ものサスティナブルテクノロジーが導入されています。

上海タワーの担当者は、「このビルではHVACシステムとビル制御システムとを組み合わせた運用効率のシナジーを期待しており、ジョンソンコントロールズにはそのための豊富な経験や専門的ノウハウがありました。さらに、極端に狭い設置スペースなどといった当方独自の要件に合わせ、ソリューションをカスタマイズしてくださるなど、全工程を通じて優れたサービスを迅速に提供していただきました。これらのジョンソンコントロールズのソリューションが高パフォーマンスを発揮して、私たちの省エネ目標が達成されることを楽しみにしています」と述べています。
[画像: https://prtimes.jp/i/7712/43/resize/d7712-43-837272-0.jpg ]

タワーの冷暖房システムはカスタマイズされたCPMSによって制御され、そのエネルギー消費量はビル全体の30%を占めています。システムはリアルタイムで複雑な計算を行って、負荷や稼働状況に応じてエネルギー使用量を最適化することで、上海タワーのエネルギー効率を改善します。

高さ632mのタワーには、水冷式のターボ冷凍機YKシリーズ9台、デュアル稼動方式のYKシリーズ3台、YEWSスクリュー地熱ヒートポンプ1台も設置され、延床面積約38万m2 にも及ぶ超高層ビル全体の冷暖房を賄っています。超高層ビルの場合、実際に運用が開始されてみると予定通りの冷却能力が発揮されないといったことも生じますが、ジョンソンコントロールズのターボ冷凍機YORK(R) YKシリーズは最大負荷時でも効率的な運転ができるよう設計されています。そして、負荷が低いときにはさらに高い効率性を発揮します。例えば省エネ性能の極めて高いデュアル稼動方式のYKターボ冷凍機の設計条件下でのエネルギー消費量はわずか0.747 kW/tですが、実際の設置環境下では0.629 kW/tとさらなるエネルギー効率を発揮しています。

Metasys(R) BMSは24時間体制でビル環境の監視と制御を行います。風量調整やエネルギー管理、防火、セキュリティなどの環境管理サブシステムを統合し、相互に通信することでリアルタイムのビルデータやインテリジェント解析を画面に表示し、適宜ビル管理やメンテナンスをサポートします。

ジョンソンコントロールズ ビルテクノロジー&ソリューション中国のバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャー、エルビス・チャン(Elvis Chan)は次のように述べています。「ジョンソンコントロールズの持つ豊富な経験をもとに、CPMS、BMS、HVACといった高い性能評価を受けているビルソリューションをうまく組み合わせ、上海タワーのプロジェクトに役立てることができ、非常に嬉しく思います。ジョンソンコントロールズはこれまで、米国のエンパイアステートビルを始め、日本のあべのハルカス、世界で最も高いドバイのブルジュ・ハリファなど、長年にわたって世界中の数多くのランドマークに省エネソリューションを提供してきました。今後もビルの建設者や管理者と密接に連携することで、グリーンでスマートそして快適な職場や居住環境を創り出して参ります」

コミュニティスペースやスカイガーデン、店舗、レストラン、ホテル、各種の都市機能が積み重なった上海タワーは、超高層ビルでの革新的で快適な居住体験や職場体験を生み出します。印象的な外観デザインは人目を引くだけでなく、らせん状にねじれながら上に行くほど細くなっていくタワーの形状は、ビルにかかる風圧を24%低減でき、上海で多い台風にも耐えられるよう設計されています。

*1米国グリーンビルディング協議会(USGBC)の環境性能に関する評価制度(Leadership and Energy in Environmental Design)で、プラチナ、ゴールド、シルバー、サーティファイドの4つのレベルがあり、ゴールドは上から2番目。

*2中国の住宅・都市農村建設部(MOHURD)によるビルの環境性能評価制度で、1〜3の星で示され、3つ星は最高ランク。

ジョンソンコントロールズについて
ジョンソンコントロールズは、世界150ヵ国以上のお客様に多様なテクノロジーを提供する業界トップクラスのグローバル多角産業企業です。約13万人の従業員がシームレスに連携し、スマートシティやスマートコミュニティを実現するインテリジェントビル、エネルギー効率化ソリューション、統合インフラ、次世代輸送システムの開発に取り組んでいます。ジョンソンコントロールズのサスティナビリティへの取り組みは、創業のきっかけとなった世界初の電気式室内サーモスタットが発明された1885年にまで遡ります。当社はお客様の成功を支援し、ビル制御やエネルギー貯蔵といった当社の戦略的成長基盤に注力することで、すべてのステークホルダーに向けて価値を創出します。詳細は、http://www.johnsoncontrols.comをご覧いただくか、またはTwitterで@johnsoncontrolsをフォローしてください。

ジョンソンコントロールズ日本法人について
ジョンソンコントロールズ株式会社は、米国ジョンソンコントロールズ インク(Johnson Controls, Inc.)の日本法人(本社: 東京都渋谷区、 代表取締役社長:吉田 浩)です。建物のライフサイクルを通じた効率化を促進する中央監視、自動制御機器、空調冷熱機器、冷凍機、セキュリティシステムの製造、施工、保守、ならびに運用コンサルティングを提供しています。国内での導入業種はオフィスビル、商業施設、医療機関、教育機関、スポーツ施設、交通機関など多岐にわたり、数多くのランドマーク的存在の建物における施工実績があります。1971年6月設立。国内45事業拠点。詳細はhttp://www.johnsoncontrols.co.jp をご覧ください。
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