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加藤ローサ&中村蒼のフレッシュコンビが宮部みゆき原作のサスペンスに初挑戦!




 宮部みゆきの長編デビュー作を映像化したドラマW「宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』」の制作記者会見が都内・六本木で行なわれ、主演の加藤ローサと共演の中村蒼、そして下山天監督が出席した。
 「パーフェクト・ブルー」は、有名な高校球児が殺された事件と巨大製薬会社の秘められた過去という、一見関係のない問題がしだいにリンクしていく社会派のサスペンス。加藤ローサ演じる探偵事務所の加代子や、高校球児の弟で兄殺しを疑われる少年・進也(中村蒼)ら、さまざまな立場にいる人間が複雑に絡み合う群像劇でもある。
 愛くるしい笑顔と独特の存在感で映画にドラマにと活躍中の加藤だが、実はこの作品がミステリー初挑戦。それだけに最初は緊張感があったと告白した。
「死体を見てしまってのリアクション、拳銃を見るリアクション。どれも初めてだったので、どのぐらいのテンションで演じればいいの?と戸惑いがありましたね。私が演じた加代子は、探偵とは名ばかりのまだ新米だけど、すごく正義感の強い女の子なんです」
 共演の中村も「進也は僕が今まで演じてきた役とは違う。不良っぽくて、僕自身とも違うから難しかったですね」と語る。そんな加藤&中村のフレッシュコンビを導いたのは、「あしたの、喜多善男」などで知られる下山天監督だった。
「ドラマWは作品性を尊重するという方針なので、自由に取り組ませてもらえました。宮部さんの原作がもつ骨太なサスペンスの世界を柱に、新米探偵・加代子の成長物語と傷ついた少年・進也の再生物語を大事にして撮影したので、いろんな側面から見ることができると思います。自信作です」
 会見では、加代子の愛犬マサを演じたシェパードも登場。加藤と数ヶ月ぶりの再会を果たした。バレンタインデー間近ということで、加藤から監督と中村へチョコレートのプレゼントも。下山監督は「いやぁ、いいことあるもんですね」と少々照れ気味だった。

★ドラマW「宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』」は2月7日(日)夜10:15〜、WOWOWにてハイビジョン放送
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