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リアル空間とバーチャル空間を自然に行き来できるMR技術「World Link Door」の体験型実証実験を開始




 株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学(以下、NAIST)が開発した複合現実(MR: Mixed Reality)を用い、リアル空間の扉をくぐることでリアル空間とバーチャル空間を自然に行き来できる「World Link Door(TM)」を活用した体験型実証実験(以下、本実証実験)は、日本科学未来館(以下、未来館)の「未来をつくるラボ 実証実験公募プログラム」に採択されました※1。本実証実験は未来館の来館者に実際に体験いただくもので、2026年7月から未来館で実施します。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118641/838/118641-838-fc9ff9e6a058f0c498a9cd9aa3b6b597-1439x646.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
 

                図.本実証実験のイメージ


 本実証実験では、Apple Vision Proを装着した来館者が、未来館に設置されたリアル空間の扉をくぐってバーチャル空間の宇宙へ移動し、宇宙の石を取得して再びリアル空間に戻る体験をしていただくものです。リアル空間とバーチャル空間の双方向に移動が可能なことに加え、扉だけでなく、ポータル※2を用いた移動も可能です。本実証実験を体験いただいた方へのアンケートや来館者からのご意見などを通じて、「World Link Door」のユーザー体験の向上に関する効果検証と、多角的な課題の探求を実施します。


【未来館の「未来をつくるラボ」での本実証実験実施概要】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/118641/table/838_1_2f072c98c3bca8a66b62f7a696a06fe7.jpg?v=202606110345 ]

未来をつくるラボで実施する本実証実験の詳細は、後日未来館のウェブサイトに掲載される予定です。
https://www.miraikan.jst.go.jp/events/


 「World Link Door」は2025年3月に両者で開発した技術※3を活用しており、EXPO 2025大阪・関西万博などにおける展示※4を通して、バーチャル空間の多様化や扉認識の自動化、扉開度に合わせた音制御といった改良を進めてきました。本技術の実用化に向けては、ユーザー体験への影響や多角的な課題の把握が必要であることから、本実証実験の結果を踏まえ、本技術の実用化に向けた取り組みを加速してまいります。

 今後ドコモとNAISTは、本技術を活用したサービス開発にビジネスパートナーと取り組むとともに、お客さまの感動体験への新たな価値提供をめざしてまいります。

※1 実証実験公募プログラム2026年度実施 採択結果について(日本科学未来館)
※2 くぐることで異なる空間に移動できる仕組みであり、「穴」や「鏡」のような見かけが典型的である。 (Portals in
  Impossible VR Spaces: A Taxonomy and Effects on Spatial Memory. Ana Rita Rebelo, Khrystyna Vasylevska,
  Hannes Kaufmann, and Rui Nobrega. 2026 IEEE Conference on Virtual Reality and 3D User Interfaces (VR),
  pp. 464-474, 2026)
※3 2025年3月6日、株式会社NTTドコモ報道発表(トピックス)
  「リアル空間の扉をくぐることでバーチャル空間へ自然に移動できるMR技術を開発」
※4 ドコモ開発者ブログ
「実際の扉を開けるとバーチャル空間につながる先進MR技術を大阪・関西万博に4/23と9/19で展示」

* 「World Link Door」は、株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。
* 「Apple Vision Pro」は、Apple Inc.の商標です。
別紙
            「World Link Door」の概要

 「World Link Door」は、ドコモとNAISTが「利用者の操作に触覚情報の伝達を伴う出入口がユーザー体験を向上させること」に着目し、リアル空間の扉を簡単に使って効率的にユーザー体験向上の効果を得る技術を活用したシステムです。
 「自分自身がバーチャル空間に確かに存在する」と利用者が感じるような高いユーザー体験が得られるバーチャルリアリティ体験を実現するには、リアル空間からバーチャル空間を自然につなぐことが重要であると科学的に証明されています※5, 6。ドコモとNAISTは、2025年3月に開発したシステムから、2025年9月の日本バーチャルリアリティ学会大会での発表※7やEXPO 2025大阪・関西万博での展示を通して、より多感覚的なシステムと簡単な操作を実現するため、次の要素技術を追加しました。

【追加した要素技術】
1. 扉開閉時の音量制御
   扉の開閉を認識する際に、扉の開閉度が全開の場合と比較してどのくらいの割合であるかを判断
   し、その割合に応じてバーチャル空間から聞こえる音の大きさが変わるよう制御します。
   扉の開閉度に関係なく最大の音量を出す方式に比べ、現実の扉の開閉時に近い状況とすることで、
   ユーザー体験を向上させます。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118641/838/118641-838-73354fe4026eb5fedfe1c1404bfad519-735x652.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
 



 2. 扉の自動認識
   Apple Vision Proが画像認識を行い、扉の存在を自動で認識します。
   これまではリアル空間の扉の隅を指先で2箇所選択する汎用性を重視した方式を使っていたため、
   2度の指定動作をする必要がありましたが、扉の存在を自動で認識させることで、扉を認識する確
   度と速度を向上することができました。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118641/838/118641-838-8d51ecd8cc2a9162bdacb7bd1166a714-717x714.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
 


※5 Jonas Auda, Uwe Gruenefeld, Sarah Faltaous, Sven Mayer, and Stefan Schneegass. A Scoping Survey on Cross-
  reality Systems. ACM Computing Surveys. Vol. 56, No. 4, pp. 1-38, 2023.
※6 Takara Fujisawa, Daiki Hagimori, Monica Perusquia-Hernandez, Naoya Isoyama, Hideaki Uchiyama, and Kiyoshi
  Kiyokawa. Seamless Multi-Modal Transitions between Real and Virtual Environments Using a Physical Door
  Enhances Presence and User Engagement. ICAT-EGVE, 2024.
※7 萩森大貴、平尾悠太朗、ペルスキアエルナンデスモニカ、山田祐樹、内山英昭、頭川裕紀、清川清。「物理ドアを用いた
実環境とバーチャル環境のマルチモーダル遷移における音と振動の漏れ出し効果がユーザ体験に与える影響」 第30回日本
バーチャルリアリティ学会大会、2E2-11、2025。
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