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大学生の相談件数は3年間で1.5倍に。1年生のTOEIC(R) L&R対策を強化する大学の取組等が影響-英語学習アドバイザー常駐大学での運用実態報告『アルク英語教育実態レポートVol.8』8月31日発表

大学によってはアドバイザーの利用が定着し、自発的に複数回相談する学生が増える一方で、運用や成果検証における課題も明らかに

株式会社アルク(東京都千代田区 代表取締役社長:安嶋 明、以下アルク)は本日、『アルク英語教育実態レポート(Vol.8)ESAC:英語学習アドバイス業務とその成果―常駐5大学での過去3年間の実績報告と運用改善への提案―』を発表しました。




本リリースのポイント
○「英語学習アドバイザー」常駐5大学の、英語教育の重点分野と相談件数推移との関係
○各大学において異なる学習アドバイザーの役割
○相談結果から見える学習アドバイザーの運用課題

国際的に活躍できる人材の育成・大学の国際競争力強化の必要性などを背景に、大学のグローバル化が求められています。しかし一方で、大学入学時に、高校卒業までに習得すべき目安とされる英語力に達しない学生も多く、グローバル化のためには、多くの大学で学生の英語力を向上させることが必要となっています。英語授業を担当する教師は学生個々人のサポートまで手が回らないことが多いため、教師とは異なった立場で「自律的に学習する」力をつけることを目指して個別に学生を支援する「英語学習アドバイザー※」を導入する大学が、ここ数年増えてきました。英語学習アドバイザーは、どのような「理念」を背景にして、どのような「方法」で学生を支援し、どの程度「実績」を上げているのでしょうか。

英語学習者に成果をもたらす有益な方法を調査・研究する「アルク教育総合研究所」では、大学における英語学習アドバイザーの活動内容と成果についてレポートにまとめ、年に1度公表しています。本レポートは、2014年3月(http://www.alc.co.jp/company/report/pdf/alc_report_20140318.pdf)、2015年5月(http://www.alc.co.jp/company/report/pdf/alc_report_20150518.pdf)に続く3回目となります。今回のレポートでは、2013年度〜2015年度に渡りアドバイザーが常駐した5つの大学において、3年間の運用実績をまとめています。さらに、そこから見えてきた学習アドバイザーの成果と課題について考察し、今後の運用に向けての提案を行っています。

※英語学習アドバイザーとは
株式会社アルクが「英語学習アドバイザー資格認定制度English Study Advisors’ Certificate(ESAC)」により認定している「英語学習支援のプロフェッショナル」。「ジュニア」から「マスター」まで4レベルの資格があり、「プロフェッショナル」以上の資格者が各種教育機関や企業でアドバイス業務を行っている。
詳細:http://teacher.alc.co.jp/all/training/ifp/esac/

【調査対象】
2013〜2015年度の3年間、英語学習アドバイザーが原則として月曜から金曜まで1日8時間、「常駐」した5大学の運用実績データ

【調査結果】
1. 過去3年間で英語学習アドバイザーへの相談件数は約1.5倍に増加
英語学習アドバイザーの常駐が3年目を迎えた5つの大学全体では、年間相談件数が2013年度〜2015年度にかけて右肩上がりに増加し(2015年度の相談件数は2013年度比で153.4%)、アドバイザーの活用が進んでいる(図1)。
[画像1: http://prtimes.jp/i/888/854/resize/d888-854-136816-1.jpg ]


2. 1年生に対するTOEIC(R) L&R対策強化にアドバイザーを利用する大学が多い
入学直後の1年生に対して、TOEIC(R) Listening & Reading Test対策を強化する大学が多いことを受けて、5大学全体では、「年度の前半の相談」「1年生による相談」「英語資格(特にTOEIC(R) L&R)対策に関する相談」の増加率が高く、件数も多い(図1〜3)。
[画像2: http://prtimes.jp/i/888/854/resize/d888-854-808219-2.jpg ]


3. 「TOEIC(R) L&Rスコアが大学の規定に満たない学生」などに相談を義務づける大学もある
5大学を個別にみると、学生の自発的な利用に任せる大学と、「TOEIC(R) Listening & Reading Testスコアが、大学が定めるスコアに満たない学生」や「留学プログラム参加者」などに対象者を絞り、学習アドバイザーへの相談を必須化している大学に分かれる。


4. 自発的に相談に来るのは、英語力向上の必要性を感じている3年生以上などが多い
学生の自発的な訪問に任せつつも、相談件数が増加している大学では、就職・進学・学会発表などで英語力向上の必要性を感じている3年生以上の学生や、留学に対して関心の高い学生に多く利用されている。

5. 学生に相談を義務づけている大学では「再訪率」などに課題を抱える場合も
英語力向上や留学促進を目指して学習アドバイザーへの相談を必須化している大学では、初回訪問はするものの再訪につながりにくい、アドバイザーの対応可能人数に限界があることから必須化対象でない学生が利用しにくくなる、といった課題も明らかになってきている。

6. 総合的な成果検証には、「アドバイジング前後に、学習への意識・行動がどう変化したか」調査が必要
「相談件数」「再訪率」「TOEIC(R) Listening & Reading Testスコア」だけでは、学習アドバイジングの成果を適切に検証することが難しい。アドバイジングの成果を総合的に把握するには、「アドバイジング前後の学習への意識・行動の変化」をアンケートなどの手法により調査することが今後必要になる(図4)。
[画像3: http://prtimes.jp/i/888/854/resize/d888-854-584754-3.jpg ]


【まとめ・考察】
英語学習アドバイザーは、個々人の学習ニーズに応えるだけでなく、それぞれ異なる大学のニーズにも応える「オーダーメイド」型の学習支援サービスとして利用されています。しかしそのため、運用においても「正解」は1つではなく、大学によっては大学、アドバイザー、事務局が、密にコミュニケーションを取りながらさまざまな形式・施策を試しつつ現在の運用に至っている場合もあることが、今回分析したデータから読み取れます。常駐5大学をはじめとする導入大学においてアドバイザーの運用が定着しつつあることを踏まえて、今後は運用方法の異なる大学間においても一定の比較が可能な方法で成果の検証を行い、英語学習アドバイザー全体のさらなる運用改善につなげることが必要です。アルクでは、今後も英語学習アドバイザーの育成・管理、成果検証およびデータに基づいた運用改善提案等を通して、英語学習アドバイザー導入大学や企業および英語学習者を支援していきたいと考えています。

【アルク英語教育実態レポート】
URL:http://www.alc.co.jp/press/report/pdf/alc_report_20160831.pdf
URL:http://www.alc.co.jp/company/report/(アルク調査レポート)
URL:http://www.alc.co.jp/company/pressrelease/ (プレスリリース)

<本件に関する報道関係者向けお問合せ先>
アルク マーケティング部 河合(かわい)
e-mail:ko-ho@alc.co.jp
TEL:03-3556-2711 (平日 9:00〜18:00)

[アルクとは]
アルクは、1969年4月の創業以来、企業理念として「地球人ネットワークを創る」を掲げ、実践的な語学力を身につける教材の開発をすすめてきた出版社です。『ENGLISH JOURNAL』などの学習情報誌をはじめ、受講者数延べ120万人の通信講座「ヒアリングマラソン」シリーズ、書籍、eラーニング教材、各種デジタルコンテンツの提供など、語学分野における学習者向けの様々な支援を行っております。
URL:http://www.alc.co.jp/
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