元国連PKO幹部の紛争解決人・伊勢?賢治と、南スーダン日報問題の仕掛け人・布施祐仁が地位協定の国際比較に挑んだ『主権なき平和国家』が10月26日に発売( 発行:集英社クリエイティブ、発売:集英社)
[17/10/24]
提供元:DreamNews
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『主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿』
発売日:2017年10月26日
著者:伊勢?賢治 布施祐仁
定価:本体1500円+税
体裁:四六判ハードカバー
ISBN:978-4-420-31077-2
ドイツ、イタリア、韓国、フィリピン、アフガニスタン、イラクの駐留米軍と日本における米軍の地位を徹底比較。戦後から現在まで「占領状態」が続く「主権なき日本」の核心を突く!
【目次】
序章 主権にあいまいな国
第一章 刑事裁判権
政府が言う「日本が韓国やドイツより有利」というのは本当か
第二章 基地管理権
米軍の運用に日本政府の権限が及ばないのは当然なのか
第三章 全土基地方式と思いやり予算
日本のアメリカへの貢献は不十分なのか
第四章 国連PKO地位協定
日本は特権を享受するだけで責任を果たさなくてよいのか
第五章 日米地位協定改定案
改定を実現するために何をすべきか
巻末資料
アメリカ国際安全保障諮問委員会作成「地位協定に関する報告書」概要部分
【著者プロフィール】
伊勢?賢治(いせざき けんじ)
1957年、東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。インドに留学中、現地スラム住民の居住権をめぐる運動に関わる。国際NGOで10年間、アフリカの開発援助に従事。2000年より国連PKOの幹部として、東ティモールで暫定行政府の県知事を務め、2001年よりシエラレオネで国連派遣団の武装解除部長。2003年からは、日本政府特別代表としてアフガニスタンの武装解除を担った。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。著書に『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)、『本当の戦争の話をしよう 世界の「対立」を仕切る』(朝日出版社)など多数。
布施祐仁(ふせ ゆうじん)
1976年、東京都生まれ。ジャーナリスト。福島第一原子力発電所で働く労働者を取材した『ルポ イチエフ 福島第一原発レベル7の現場』(岩波書店)にて平和・協同ジャーナリスト基金賞、日本ジャーナリスト会議によるJCJ賞を受賞。著書に『日米密約 裁かれない米兵犯罪』(岩波書店)、『経済的徴兵制』(集英社新書)など。現在、『平和新聞』編集長。
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