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CSR、多様なワイヤレス接続デバイスにおいてユーザ経験の向上を実現するCSR8000コネクティビティ・プラットフォームを発表

HD voice +Bluetooth low energy-ready CSR8000プラットフォームを主要な顧客向けに量産を開始
CSR plc (英国ケンブリッジ、ロンドン証券取引所 略号:CSR.L以下、「CSR」)は本日、CSRの次世代コネクティビティ・プラットフォームである「CSR8000」を発表しました。CSR8000は、ワイヤレス接続デバイスの音質向上を実現する製品で、新しいBluetooth low energyデバイスを含む接続デバイスのエコシステムを拡大します。 この革新的なCSRの最新プラットフォームは、標準のBluetooth、Bluetooth High Speed(v3.0)、Bluetooth low energy(v4.0)、FM、Wideband Speech (一般的にHD voiceとして知られる)をサポートしています。CSR8000製品が、DSPを装備しているため、製品開発者はCVC およびapt-Xなどによりオーディオを強化することが可能です。CSR8000プラットフォーム製品は、当社の主要顧客のコンシューマ・デバイスに組み込まれており、2010年末に家電量販にて購入が可能となります。

CSR8000プラットフォームをベースにした最初の4製品は、基本的なハンドセットからスマートフォン、家電デバイス、タブレット、ノートパソコンや自動車システムに至るまで、あらゆるレベルのワイヤレス・デバイスに対応しています。CSRの充実した製品スウィートは、製品開発者が製品に必要なワイヤレス・コネクティビティを最も柔軟な方法で統合し、製品設計できるよう支援します。

CSRマーケティング最高責任者、Kanwar Chadhaのコメント:
「CSR8000プラットフォームは、さまざまなデバイスにわたり、ワイヤレス・コネクティビティでユーザ体験の向上を実現できるよう設計されており、エンド・ツー・エンド・プラットフォームレベルのソリューションを顧客に提供するという当社の戦略における飛躍的な一歩です。CSRは、CSR8000と最近発表したCSR μEnergyプラットフォームを用いて、エンド・ツー・エンドのワイヤレス・コネクティビティのエコシステムを拡大していき、『Powered for Life(TM)』である革新的なデバイスの開発を加速させます。CSRは、ハンドセットやコンピュータから、車載と家電製品に至るまであらゆるレベルのデバイスに包括的に対応するCSR8000製品群を設計することで、ユーザは、最新のワイヤレス・コネクティビティ機能のメリットを享受できます」

CSR8000によるコネクティビティ・プラットフォーム製品は、時計、心拍計、トレーニング・マシンなどに組み込まれているシングルモードBluetooth low energyチップと、センサ情報のハブとして機能するデュアル・モードの「標準」Bluetoothデバイスの両方との交信を可能にします。CSR8000は、7月にCSR初のシングルモードBluetooth low energy製品であるCSR μEnergyを発表したのに続き、顧客に対しエキサイティングなBluetooth low energy IC製品の新たなエコシステムへのアクセスを実現します。

もう1つの特徴であるWideband Speechは、向上したボイスCODECおよび背景ノイズと干渉の低減により、ワイヤレス・アクセサリにおいての通話品質を飛躍的に改善します。

France Telecom、3 UK、Orangeを含む複数の市場をリードする通信事業者は、すでにHD voiceサービスを展開しています。CSR8000によるWideband Speech対応Bluetoothヘッドセットにおいては、通信事業者が大変な苦労をして実現した最高品質の通話と同等のユーザー体験を容易に実現させます。

主要なサプライヤ向けにすでに量産されているCSR8000は、CSR8311、CSR8510、CSR8810およびCSR8811で構成されています。各製品は、特定のアプリケーション用に最適化されています(これらの製品の概要については下記をご参照ください)。

CSR8311:車載アプリケーション向け:
自動車マーケット向けの初のWideband Speech ICであるCSR8311は、自動車用途向けの初のBluetooth low energy ICです。CSR8311は、車載用のQFN 0.5mmピッチパッケージを採用し、モジュール開発用にUSBとUARTの両方の使用を可能にしています。CSR8311は、先日発表された SiRFprimaAuto多機能位置情報プラットフォームの統合を容易に実現します。初の統合インフォテインメント・システムオンチップ(SoC)ソリューションである本プラットフォームは、主要の車載用エレクトロニクスOEMからの厳しい品質、信頼性などの要件を満たします。

CSR、Automotive /PNDビジネスユニットSVP、Ahmet Alpdemirのコメント:
「自動車メーカは、2年、3年、4年先を見通す必要があります。当社は、車内電話とインフォテインメントの向上のためのWideband Speech、そして車載センサ・エコシステムのためのBluetooth low energyの両方に対して、自動車メーカが非常に高い関心を持っていることを認識しています。CSRは、再び市場をリードし、これらの業界最高品質の機能を他社に先駆けて提供します」

CSR8510: タブレット、ノートパソコン、ネットブック、PCアプリケーション向け:
PC、ネットブック、およびノートパソコン市場向けに設計されたCSR8510は、Bluetooth v4.0への対応と共に、Bluetooth v3.0システムに完全準拠しています。本デバイスがフルスピードのUSB 2.0 インターフェースを搭載しているため、PC、ネットブック、ノートパソコンの設計者に対し、高速かつlow energy テクノロジを備えた最新製品の開発を可能します。

CSR8510は、先日発表されたCSR Harmonyソフトウェアと共に、PCワイヤレス通信の進化における次のステップであり、CSRのPC顧客やRalink、Realtekなどのパートナーが新しいBluetoothテクノロジを搭載した製品を市場に最初に投入できるようになります。

CSR8510の中核を担うCSR Harmony (http://www.csr.com/news/pr/release/180/en)は、PCコンポーネント向けのCSRのインテリジェントなコネクティビティ・ソフトウェア・フレームワークです。CSR Harmonyは、CSRのコネクティビティ・ハードウェアを1つの包括的なソフトウェア・スタックにまとめることで、OEMが市場への迅速な製品投入に向けた包括的で簡単な統合ができるようサポートすると共に、シンプルかつ統一されたワイヤレス体験をPCユーザに提供します。

CSR、オーディオ・コンシューマー・ビジネスユニット担当SVP、Anthony Murrayのコメント:
「PC OEMは、より多くのワイヤレステクノロジを新しいデザインに組み込みたいと思っています。当社はそれを実現させるためのシンプルな方法を提供します。CSR HarmonyとCSR8510は、他の無線技術との相互接続を可能にし、迅速に完全にシームレスなワイヤレス体験をPCユーザに提供します」

CSR8810と CSR8811:ハンドセット、PND、PMP向け:
CSR8810とCSR8811は、Bluetooth v3.0、そしてBluetooth v4.0をサポートすると共に、IEEE 802.11との共存、及びWideband Speechを実現します。これらは、通話品質の向上と並行して携帯電話やPersonal Navigation Devices(PND)やPortable Media Players(PMP)といったその他の家電製品に追加機能の搭載を考えている設計者にとって理想的な製品です。

CSR、ハンドセットビジネスユニットSVP、Matthew Philipsのコメント:
「当社は、世界でもっとも要求の厳しい家電製品の設計者やメーカと協業しています。設計者やメーカとエンド・ユーザ双方の期待に応えるため、CSRは、市場で求められている製品の投入を迅速化できるよう、ワイヤレス・コネクティビティの搭載を簡素かつ容易に可能にする優れたハンドセット用製品を提供しなくてはなりません。携帯電話キャリア会社が自社サービスの差別化を図るためにHD voiceを展開している中で、当社のCSR8000コネクティビティ・プラットフォームにWideband Speechを搭載することは、ユーザに対して瞬時にフルワイヤレスHD voice体験をもたらすことを意味します」



CSRは、来年度にはより多くの製品を発表する予定です。

Bluetooth(R)は、Bluetooth SIGの登録商標であり、使用許可を受けています。


*本文に記載されたすべてのブランド名とその商品名はそれぞれ帰属者の登録商標または商標です。


【本件に関するお問い合わせ先】
シーエスアール株式会社
深田 学
E−mail:prjp@csr.com
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