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約3,000点の芸術作品が一堂に会する「第8回日展」 国立新美術館で10月29日より開催、全国5か所で巡回展も実施

日展は、明治40年の第1回文展より数えて、今年114年を迎えました。今年も2021年10月29日(金)〜11月21日(日)まで、国立新美術館にて第8回日展を開催いたします。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門にわたり、全国各地から応募された作品の入選者ならびに日展会員、準会員、前年度特選受賞者の作品約3,000点が一堂に会し、幅広いジャンルの現代の芸術作品をご覧いただけます。東京展の後は、京都、名古屋、大阪、安曇野、金沢の5か所を巡回いたします。

日展ウェブサイト: https://nitten.or.jp/

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/272442/LL_img_272442_1.jpg
第8回日展 ポスター

■開催概要
展覧会名:第8回日本美術展覧会
英文名 :The 8th NITTEN The Japan Fine Arts Exhibition
会期 :2021年10月29日(金)〜11月21日(日)
10:00〜18:00(入場は17:30まで) ※火曜休館
会場 :国立新美術館 東京都港区六本木7-22-2
アクセス:東京メトロ千代田線 乃木坂駅直結
都営大江戸線 六本木駅7出口徒歩約4分
東京メトロ日比谷線 六本木駅4a出口徒歩約5分
主催 :公益社団法人日展
後援 :文化庁/東京都
入場料 :当日券 …一般 1,300円 高・大学生 800円
前売券・団体券(予約制)…一般 1,100円 高・大学生 600円

<入場料・前売券について>
小・中学生は無料。団体券は20名以上。20枚購入につき招待券を1枚進呈。前売券は、チケットぴあ、ローソンチケット、ファミリーマート店内Famiポート、CNプレイガイドほか主要プレイガイド、デパート友の会、画廊、画材店などで発売(前売券販売期間:10月1日〜10月28日)。日展ウェブサイトからもご購入いただけます。

出品約3,000点(日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書)
本年度の日展応募者の中から入選者と、無鑑査(日展会員ほか)の作品を展示。


■お得なチケット
ペアチケット(前売コンピューターチケットのみ)1枚2,000円。お2人で入場の方、またはお1人で会期中2回入場いただく方に、お得なチケットです。他の割引との併用はできません。(販売期間は前売券と同じ)

トワイライトチケット(時間限定入場券・会場窓口販売)
観覧時間:16:00〜18:00
入場料 :一般 400円 高・大学生 300円

チケットやイベントなど最新の開催情報は下記からご確認下さい。
日展ウェブサイト: https://nitten.or.jp/

<一般お問い合わせ>
日展事務局
TEL:03-3823-5701


■巡回予定
京都 :令和3年12月18日〜令和4年1月15日 京都市京セラ美術館
名古屋:令和4年1月26日〜令和4年2月13日 愛知県美術館ギャラリー
大阪 :令和4年2月26日〜令和4年3月21日 大阪市立美術館
安曇野:令和4年4月23日〜令和4年5月15日 安曇野市豊科近代美術館
金沢 :令和4年5月21日〜令和4年6月12日 石川県立美術館


■日展とは
日展は、その前身である文展(文部省美術展覧会)の創設から今年114年目を迎える伝統ある美術団体です。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書と5つの部門からなり、世界でも類をみない総合美術展としてほぼ毎年開催され、全国の多くの美術ファンを集めています。その歴史をさかのぼれば、江戸時代の長い鎖国の後、日本は産業の育成と同時に芸術文化のレベルアップの必要性を感じていました。文部大臣の牧野伸顕は、オーストリア公使時代より日本の美術の水準を高めたいという夢を抱いており、1906年に念願の公設展開催を決め、1907年に文展が開催されました。その後、「文展」は「帝展」「新文展」「日展」と名称を変えつつ日本の美術界の中核として、114年の歴史を刻んでいます。
当初は日本画、洋画、彫刻の三部門でしたが、1927年に工芸美術、1948年に書が加わり総合美術展となりました。1958年より民間団体として社団法人日展を設立。68年に改組が行われ、2012年からは公益社団法人となりました。そして2013年5月より新体制となり、改組新日展となりました。今年度より、改組新をはずしまして、第8回日展と表記しております。

日展は、毎年10月に作品公募を行います。昨年(2020年)日展の応募点数は11,178点で、そのうち入選は2,333点、日展会員の作品など685点を合わせ、計3,018点が展示されました。今年(2021年)も、約3,000点の作品が3週間にわたり、六本木の国立新美術館で展示され、その後、京都、名古屋、大阪、安曇野、金沢と5会場を巡回する予定です。現代を生きる、日本の最高レベルの作家の新作3,000点が一堂に会す日展。熱気あふれる会場から日本の美のいまを体感ください。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/272442/LL_img_272442_2.jpg
日展会場風景 日本画 2020年

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/272442/LL_img_272442_3.jpg
日展会場風景 洋画 2020年

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/272442/LL_img_272442_4.jpg
日展会場風景 彫刻 2020年

■日展の特徴とみどころ
日展では、切磋琢磨された日本の現代作家の作品、しかも5部門のジャンルの新作が一堂に3,000点が会します。エネルギーに満ちた会場で、新たな日本の美術との出会いをお楽しみいただけます。

<日展は5部門がそろう、世界でも類をみない総合的な公募展>
5つの部門(日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書)の作家が年に1度、日展のために制作した新作が揃う、世界でも類をみない総合的な公募展。

<今年設立114年目の美術団体>
明治40年から続く今年114年目の美術展。日本最大級の公募展で、歴史的にも、東山魁夷、藤島武二、朝倉文夫、板谷波山、青山杉雨など、多くの著名な作家を生み出してきました。

<日本で最大級の公募展>
昨年の応募者数は11,178点で、入選者と無鑑査作品、合計3,018点の作品を展示しました。

<日本の芸術家の渾身の最新作が集結>
・展示された作品は作家の今を写す鏡ともいえます。作品から世相や背景など多くのことを読み取る楽しさがあります。また、伝統的なスタイルの作品から現代的な作品まで、テーマもジャンルも幅広い作風をご覧いただけます。

・文化勲章受章者の中村晋也(彫刻)、大樋年朗(陶芸)、今井政之(陶芸)、奥田小由女(人形)、文化功労者の日比野光鳳(書)、尾崎邑鵬(書)、井茂圭洞(書)をはじめ、前文化庁長官の宮田亮平(金工)などの作品も展示。日本の美術界を代表する作家たちの現在の作品をご覧いただけます。

<全国の日展作家がバックアップし、鑑賞を深めるイベントを開催>
・鑑賞の理解を深めるイベントを開催。
第8回日展では、各部門のシンポジウム、作品解説を行うほか、日展作家から学ぶワークショップや作家に手紙を書くワークショップなどを開催いたします。詳細は下記をご覧ください。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/272442/LL_img_272442_5.jpg
日展会場風景 工芸美術 2020年

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/272442/LL_img_272442_6.jpg
日展会場風景 書 2020年

■第8回日展のイベント *最新の情報は、公式サイトで告知いたします。
日展をより深くお楽しみいただくために、下記のイベントを開催いたします。

<講演会・シンポジウム・映像による作品解説>
5部門ごとに、日を分けて作家による講演会、シンポジウムと映像による作品解説を行います。
場所:国立新美術館3階講堂(入場無料)定員50名
講堂前にて30分前から整理券を配布いたします。

<10月30日(土)13:30-15:30 日本画>
映像による作品解説「自作を語る」
今年度受賞者(大臣賞・都知事賞・会員賞・特選)
映像による作品解説 今年度審査員

<11月 3日(水・祝)13:30-15:30 洋画>
今年度審査主任と特選受賞者による座談会
今年度審査員と新入選者による座談会

<11月6日(土)14:00-16:00 彫刻>
シンポジウム「今、彫刻を作る意味を考える」
勝野眞言/櫻井真理/野村光雄/前芝武史/坂本健/脇園奈津江
作品解説「彫刻」上田久利/小野啓亘/上田ふみ

<11月13日(土)13:30-15:30 工芸美術>
映像による作品解説 今年度審査員
シンポジウム「特選作品を語る」今年度審査員と特選受賞者

<11月20日(土)13:30-15:30 書>
シンポジウム「日展の書」
伊藤一翔/石飛博光/牛窪梧十/横山煌平/綿引滔天
作品解説「書」遠藤彊/近藤浩乎/吉澤大淳

■わくわくワークショップ
<5部門のワークショップ>
日展作家が直接指導し、日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門を学ぶワークショップです。小・中学生とその保護者が対象で、各回2時間を予定しています。

場所:国立新美術館3階講堂
日時:10月31日(日)、11月7日(日)、11月14日(日)
10:30〜(日本画、洋画、書)と14:00〜(彫刻、工芸美術)
対象:小・中学生とその保護者
(参加費は無料、保護者は入場券を各自ご用意ください。)

<申し込み受付>
ハガキかFAX、又はメールで参加希望者の住所・電話番号・氏名・学年・人数・希望日・希望部門(第2希望まで)を明記のうえ、下記までお申し込みください。申し込み多数の場合は、抽選とさせていただきます。(受付締め切り10月25日必着)
受付人数:各部門5組(10名程度)

<お申し込み・お問い合せ>
〒110-0002 東京都台東区上野桜木2-4-1
日展事務局・わくわくワークショップ係
TEL : 03-3823-5701
FAX : 03-3823-0453
MAIL : event@nitten.or.jp


■いつでも参加できる!「手紙を書こう!」
いつでも参加していただけるイベントとして、会期中に「手紙を書こう!」を実施いたします。日展の作品を見て発見したこと、不思議なこと、聞いてみたいことを「言葉」にして、会場内の専用ポストにご投函ください。後日、作家から返事が届きます。

・参加資格:小・中・高校生
・参加方法:日展会場で作品を見て、好きな作品を選ぶ。
→「手紙を書こう!」コーナーで、その作品の作家に手紙を書く。(質問、感想なんでもOK!)
★日展会場の専用ポストに投函すれば、特製缶バッチプレゼント!
※公式サイトでも受け付けます。(缶バッチプレゼントは会場のみ)
→作家から返事が届きます!

※らくらく鑑賞会、ミニ解説会、「触れる鑑賞」プロジェクトは中止させていただきます。


■日展について[参考資料]
<公募展とは>
これまで公募展が発展したのには、日本では作家は公募展に出て世に認められていくことが多く、団体の中で競い合い切嵯琢磨することですぐれた芸術作品を生み出してきたという伝統があります。

<日展>
日展は、毎年秋に「日本画」「洋画」「彫刻」「工芸美術」「書」の5部門が一緒に展覧会を行います。応募者のなかから、入選や特選が選ばれ、無鑑査出品の作品と並んで陳列されます。応募者は10代後半から100歳を超える方までさまざまです。会場に並ぶ作品点数は3,000を越えます。

<1部門につき1人1点応募できる。10月に搬入後、審査>
毎年10月、指定の期日、場所に作品を搬入し、日展審査員が審査を行い、入選か否かが決定されます。昨年は11,178点の応募があり、2,333点が入選しており、全体では21パーセントが入選となりました。科ごとに見ると、日本画が352点のうち入選154点、洋画1,663点のうち入選が595点、彫刻87点のうち66点が入選、工芸美術645点のうち449点が入選、中でも書は8,431点のうち1,069点が入選で13パーセントと最も狭き門になっています。なお、昨年の新入選点数は全体で327点でした。

<日展の5つの芸術ジャンル>
日本画 :日本の伝統的な絵画で、絹や紙に天然の鉱物を使った「岩絵の具」で描かれます。
洋画 :キャンバス(布)に油絵の具で描く油彩画のほか、水彩画、版画があります。
彫刻 :人や動物などの形に石や木を彫ったり(彫像)、粘土を固めたり(塑像)して作ります。
工芸美術:実用品に美しさや装飾性を加えて作られた作品で、陶磁器、漆、染色、彫金など様々な種類があります。
書 :漢字、かな、調和体、石などに文字を彫り押印する「篆刻」があります。

<日展が輩出した芸術家たち>
明治、大正、昭和、平成へと、こうした芸術家たちも日展で活躍し、近代日本美術の発展に寄与してきました。

[日本画] 中村岳陵 福田平八郎 杉山寧 東山魁夷 奥田元宋 佐藤太清 高山辰雄 大山忠作 鈴木竹柏
[洋画] 藤島武二 和田英作 白滝幾之助 棟方志功 小山敬三 井手宣通 國領經郎 伊藤清永 森田茂
[彫刻] 高村光雲 朝倉文夫 清水多嘉示 北村西望 澤田政廣 圓鍔勝三 富永直樹 橋本堅太郎
[工芸美術]板谷波山 山崎覚太郎 楠部彌弌 帖佐美行 高橋節郎 青木龍山 蓮田修吾郎 三谷吾一
[書] 日比野五鳳 青山杉雨 金子鴎亭 村上三島 小林斗あん 杉岡華邨 高木聖鶴 小山やす子
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