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「日本のいまの制度では冤罪はなくならない!?」Meiji.net インフォメーション vol.295

「Meiji.net」は、総合大学ならではの個性豊かな教授陣が時事問題を広く深く解説する情報発信サイトです。最新の更新予定をお知らせしますので、ぜひご覧ください。
■Meiji.net(https://www.meiji.net/?rt=atpress

「日本のいまの制度では冤罪はなくならない!?」
https://www.meiji.net/life/vol438_tomonobu-ishida

概要
1966年に起こった強盗殺人放火事件で、1980年に死刑判決が確定した袴田事件。2020年12月、最高裁は再審請求を棄却した東京高裁の決定を取り消し、事件を東京高裁に差し戻しました。そして、2023年3月、東京高裁が再審開始を決定し、検察は特別抗告を断念。ようやく再審開始決定が確定しました。なぜ、このような重大事件で冤罪が起き、なぜ、再審にこれほど長い時間がかかったのでしょう。この話題について詳しく解説します。

ポイント
■「被疑者・被告人の防御権(黙秘権、弁護人依頼権)と誤判冤罪事件の研究」を研究テーマとする石田倫識教授が執筆。
■袴田事件を例に、「冤罪」が日本で起きる原因やその対策について解説。冤罪の最大の原因は「虚偽自白の存在」と「証拠の不開示」であるため、新たな立法により、取調べに弁護人の立会いを認め、再審段階における証拠開示制度を創設することが必要と提言。これによって裁判に長い年月を要することはなくなり、より多くの冤罪被害者を救済することに繋がると論述。

■記事構成
日本のいまの制度では冤罪はなくならない!?
●冤罪なのに「自白」がある?
●証拠隠しやねつ造が行われている?
●冤罪事件を減らすためには?

執筆教授プロフィール
石田 倫識(明治大学 法学部 教授)
■研究分野:刑事訴訟法
■研究テーマ:被疑者・被告人の防御権(黙秘権、弁護人依頼権)と誤判冤罪事件の研究
■キーワード:黙秘権、接見交通権、刑事再審制度
■主な著書・論文
『弁護人立会権〜取調べの可視化から立会いへ』(共著・日本評論社・2022年)
『21世紀の再審』(共著・日本評論社・2021年)
『接見交通権の理論と実務』(共著・現代人文社・2018年)



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