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実運航性能シミュレータVESTAの機能更新-最低推進出力ガイドライン(MEPC.1/Circ.850/Rev.3)に対応-


国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 平田 宏一、以下「当所」)は、実運航性能シミュレータVESTA Ver. 5.1 (MP 3.0)を、令和8年4月13日に公開しました。波や風の影響を考慮して実海域での燃費、船速をシミュレーションする「VESTA」が有する最低推進出力の適合性判定機能を最新のガイドラインに対応させ、一般財団法人 日本海事協会のプログラム認証を取得しました。当所は、本機能の実装により、船舶分野における温室効果ガス排出削減及び安全航行に関する取り組みを支援します。

当所は、実運航性能シミュレータ VESTA Ver. 5.1 (MP3.0)を、令和8年4月13日に公開しました。本プログラムは、Microsoft EXCELをプラットフォームとして動作するプログラムであり、オフラインで実行が可能です。
最低推進出力ガイドラインとは、船舶の設計段階において、荒天時の安全な航行を維持するために最低限必要な推進出力を規定した国際基準です。VESTA Ver5.1 (MP 3.0)では、最新のガイドライン(MEPC.1/Circ.850/Rev.3)に対応したAssessment level 1およびAssessment level 2評価による判定が可能となりました。
ガイドラインの改正に従い、判定を行う船速がこれまでの4knot程度から2knot固定となったことから、波浪中抵抗増加の計算には低速域での精度を向上させるための修正係数を導入したNMRI法※1を適用しています。また、今回のバージョンアップで更新された機能は、一般財団法人 日本海事協会のプログラム認証を取得しています。
機能更新により、最新のガイドラインに適合するかを判定するとともに、計算パラメータと適合性の定量的な評価が可能となります。当所は、本機能を含めたツールの開発を通じて、船舶分野における温室効果ガス排出削減及び安全航行に関する取り組みを支援します。
ご利用については当所ホームページ(以下URL)をご参照ください。
https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/fluid/vesta/vesta_main.html
プログラムの動作環境、提供価格は以下となります。
画像 : https://newscast.jp/attachments/5TU8Tlx0f5TaJmDtl9Fl.pngVETSA Ver. 5.1 (MP 3.0) トップ画面
画像 : https://newscast.jp/attachments/2P07lfkbJd5ZF6cfz9Kg.png
※1.櫻田顕子、黒田麻利子、枌原直人、辻本勝:低速時の波浪中抵抗増加と大斜航時の前後力の推定精度向上, 日本船舶海洋工学会講演会論文集, 第39号, pp.619-627, 2024.
※2.旧バージョンライセンスをお持ちの場合、差額でアップデートが可能です。
リリース文はこちら : https://www.nmri.go.jp/news/press/2026/pdf/press20260413.pdf

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