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日経平均は3日続落、年間ではプラスを確保

相場概況
日経平均は3日続落。29日の米国市場では、原油安などを背景にNYダウは13ドル安となった。米国10年債利回りの低下により円相場は一時1ドル=116円台前半まで円高に振れ、本日の日経平均は147円安と19000円を割り込んでスタートした。前場は19000円近辺での小動きが続いたが、日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れへの思惑などから後場に入りプラスに切り返した。引けにかけて弱含みマイナスとなったものの、前年末終値(19033.71円)を上回って年内最後の取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比30.77円安の19114.37円となった。東証1部の売買高は16億
6786万株、売買代金は1兆7125億円だった。業種別では、電気・ガス業、鉱業、鉄鋼が下落率上位だった。一方、水産・農林業、医薬品、精密機器が上昇率上位だった。

個別では、三井住友<8316>、野村<8604>、ホンダ<7267>、KDDI<9433>、富士重
<7270>などが小安い。ファーストリテ<9983>は2%近く下落し指数の押し下げ役となった。業績観測の伝わったイオンモール<8905>も売り優勢。また、第3四半期決算が減益となったアダストリア<2685>が9%安と急落し東証1部下落率トップ。その他、東芝プラ<1983>や船井電機<6839>が下落率上位に顔を出した。一方、ここまで連日の大幅安となっていた東芝<6502>が急反発し、9%超の上昇で取引を終えた。年末年始を控えて買い戻しが優勢となった。三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、みずほ<8411>は小高い。また、タカタ<7312>が連日のストップ高で東証1部上昇率トップ。その他、東芝や一六堂<3366>が上昇率上位に並んだ。


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