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日経平均は3日続落、米株先物に連れ安も連休前に持ち高傾けず

相場概況
日経平均は3日続落。19日の米国市場でNYダウは44ドル高と3日ぶりに反発したが、取引終了後にムニューシン財務長官が連邦準備理事会(FRB)の緊急融資プログラムの一部延長を拒否したなどと伝わった。NYダウ先物が時間外取引で下落し、本日の日経平均はこれに伴い147円安からスタート。日本国内でも新型コロナウイルス新規感染者数が連日で過去最多を更新しており、日経平均は後場に25425.59円(前日比208.75円安)まで下落する場面があったが、3連休を前に持ち高を大きく傾ける動きは限られた。

大引けの日経平均は前日比106.97円安の25527.37円となった。東証1部の売買高は10億
8896万株、売買代金は2兆2165億円だった。業種別では、保険業、空運業、パルプ・紙が下落率上位だった。一方、鉄鋼、ゴム製品、金属製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の36%、対して値上がり銘柄は60%となった。

個別では、ファーストリテ<9983>が2%超下落し、前日に続き日経平均の押し下げ役となった。米テスラがエアコン参入に意欲を示したことで、ダイキン<6367>も2%超の下落。その他ではソフトバンク<9434>、KDDI<9433>、キーエンス<6861>などが軟調で、ソニー<6758>は小幅に下げた。前日の取引時間中に決算発表したMS&AD<8725>が一転急反落し、テルモ<4543>は目標株価引き下げ観測で売りがかさんだ。また、三菱製紙<3864>が後場急速に値を崩し、東証1部下落率トップとなった。一方、米ハイテク株高を受けてソフトバンクG<9984>が2%を超える上昇となり、SUMCO<3436>などの半導体関連も高い。任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>などは小じっかり。日立<6501>による売却が報じられた日立金<5486>は急伸し、日本金属<5491>はストップ高を付けて東証1部上昇率トップとなった。


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