さえない内容だった8月鉱工業生産 日銀による追加緩和の思惑広がる
[15/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
Miniトピック
本日30日に発表された8月鉱工業生産指数は予想に反して前月比-0.5%となったが、市場関係者の間では8月の鉱工業製品在庫率指数が上昇した(119.1)ことが注目されている。2011年5月以来の水準となったが、このときは大震災の影響で出荷が落ち込んだことが要因だった。
8月の在庫指数が上昇したのは、需要鈍化によるものであろう。景気の先行きに対する不安感が広がっている。8月の鉱工業生産はさえない内容だったことから、補正予算編成や日銀による追加緩和の思惑が広がっている。10月1日発表の日銀9月短観で大企業製造業・非製造DIの変化幅はマイナスとなる見込みだが、予想を下回った場合、10月緩和の思惑は一段と強まることになりそうだ。
<MK>
8月の在庫指数が上昇したのは、需要鈍化によるものであろう。景気の先行きに対する不安感が広がっている。8月の鉱工業生産はさえない内容だったことから、補正予算編成や日銀による追加緩和の思惑が広がっている。10月1日発表の日銀9月短観で大企業製造業・非製造DIの変化幅はマイナスとなる見込みだが、予想を下回った場合、10月緩和の思惑は一段と強まることになりそうだ。
<MK>