NYの視点:買い場探し
[14/07/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
エスピリト・サント親会社のエスピリト・サント・インターナショナルが発行した短期証券の一部について、償還が遅れると子会社が8日発表した。これを受けて、ポルトガルの債券・株式相場が急落。ポルトガルの10年債利回りは3.91%まで上昇。5月20日来の高水準となった。また、ポルトガルの主要株式指数であるPSI20は年初の高値から22%下落し、弱気相場入り。ストレステストを控えて、欧州金融市場へのぜい弱さが露呈した。
ただ、現在のところ2011年の欧州債務危機時のようなシステミックリスクにつながる様相ではない。ポルトガル10年債は2012年1月末に16.6%まで上昇し、過去最高水準を記録。その後、本年6月には欧州中央銀行(ECB)の追加緩和を受けて過去最低となる3.26%手前まで低下していた。また、ポルトガルの株式市場は770億ドル規模。一方、米国の株式市場は17兆ドル規模である。欧州の小さな規模の金融市場の現在の混乱が、米国金融システムに大きく波及するとは考えにくい。また、いかなる混乱に対してもドラギプットへの期待もある。
株式相場の高値警戒感に、投資家はいったん売り材料を探していた。米連邦公開市場委員会(FOMC)も続伸する株式相場に警鐘を鳴らした。ポルトガルを発端とした欧州金融システムのリスク上昇がFOMCの警告とともに、調整のきっかけとなった可能性がある。上昇するためには常に健全な調整が必要。今後は、株式市場で言えば良い買い場探しになると考えられる。
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