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国内株式市場見通し:2016年のテーマから掉尾の一振を意識した動きも

注目トピックス 市況・概況
■参加者不在の中、5営業日連続安

先週の日経平均は下落。日本は23日に天皇誕生日の祝日を挟んでいたほか、海外市場については、クリスマスの祝日で休場となる市場が多く、参加者不在の中、方向感に欠ける相場展開となった。原油相場の上昇を受けて米国市場ではNYダウが3日続伸となるも、東京市場は買いが続かずに利益確定に押される状況だった。前週末の日銀の金融政策決定会合での、“金融政策維持も補完措置を新たに導入”決定を受けた乱高下によって、センチメントは悪化した状況。結局、日経平均は8月18日〜25日までの6営業日連続に次ぐ、5営業日連続安となった。

■新春相場を意識したやや中長期スタンスでの物色

2015年相場も残すところあと28日、29日、30日の3日間となる。足元で利益確定の流れが強まったことで値ごろ感も出てきており、実質2016年相場入りとなるため、新春相場を意識したテーマ株など、やや中長期スタンスでの物色が期待されるところである。先週末で受け渡しベースでの年内取引最終日だったこともあり、節税対策に関連する売りも一巡した。また、短期的な売買とはいえ、ディーラー等もフットワークが軽くなるため、需給妙味の大きい銘柄等へは、値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。

■TOPIXリバランス、自動運転、フィンテック、ロボット

需給イベントとしては、29日にTOPIXリバランスが大引けで行われるため、日本郵政<6178>などの動向が注目されるところ。また、先週は魚に多く含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)の成長性に着目した証券各社の強気見通し等を受けて日水<1332>が急騰していたが、引き続き短期筋の資金を誘い込みそうだ。また、2016年のテーマとしては、年前半にも自動運転技術ベンチャーのZMPの上場が期待されている。自動運転関連として、アートスパーク<3663>はここに来て上昇ピッチが強まり、最高値を更新している。その他、フィンテック、マイナンバー、TPP、電力小売自由化、女性活躍、ロボット、ジュニアNISAなど期待されるテーマは多く、掉尾の一振を意識した相場展開も期待されそうだ。

もっとも、日経平均は節目の2万円回復でいったんは達成感が意識されており、その後の17000円割れで戻り待ちの売り圧力も強い。ここ数年の年末高への期待は小さく、相場全体を押し上げるのは厳しいところである。そのため、物色対象は絞り込まれることになり、より短期筋の資金が集中しやすいだろう。

■通常国会召集、米雇用統計

また、年明け以降は、1月4日から通常国会が召集される。通常国会の1月召集を定めた1992年以降で最も早く、異例の早期召集となる。研究者に高額報酬を支払える法案、輸入関税の撤廃などで打撃を受ける畜産、酪農の経営安定化のためのTPP関連7法案、児童福祉法改正案などが提出される。

ほか、経済指標では1日に中国製造業PMI(12月)、中国非製造業PMI(12月)。4日に米ISM製造業景況指数(12月)、ユーロ圏製造業PMI(12月、改定値)、独 消費者物価指数(12月、速報値)、中国 財新製造業PMI(12月)が予定されている。5日に独雇用統計(12月)、6日に米ADP雇用統計(12月)、米ISM非製造業景況指数(12月)、米FOMC議事録(12月15、16日会合分)、ユーロ圏総合PMI(12月、改定値)、中国財新サービス業PMI(12月)などが控える。7日にユーロ圏景況感指数(12月)、ユーロ圏小売売上高(11月)があり、8日には雇用統計の発表が予定されている。

米国市場は、利上げ実施後は一先ず落ち着いた動きが続いているが、雇用統計が強い内容となれば、米国経済により自信を持つことになりそうだ。その他、イベントとしては、1日からマイナンバー制度の運用開始、6日から米世界最大の家電見本市CES(ラスベガス、9日まで)が開幕する。




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