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AOI Pro.<9607>が8日に発表した2015年3月期第1四半期（14年4-6月）決算は、売上高が前年同期比8.5％減の57.80億円、営業利益が同46.2％減の1.84億円、経常利益が同46.4％減の1.82億円、四半期純利益が同39.6％減の0.62億円だった。

広告制作事業の売上高は減少しているが、受注高は前年同期比10.90億円増の65.58億円、受注残高は同11.04億増の37.15億円となっており、受注状況は好調に推移している。写真スタジオ事業は、4月に横浜ベイクォーターに第三号店をオープンさせたことにより売上高は前年同期比で増加。メディア関連事業は、雑誌売上の減少の影響から減収となったが、コスト構造の全面的な見直しによるコスト削減により、セグメント損失は前年同期を下回っている。

15年3月期については、売上高が前期比7.2％増の300.00億円、営業利益が同17.8％増の21.00億円、経常利益が同17.4％増の20.00億円、純利益が同39.5％増の9.00億円とする期初計画を据え置いている。

なお、併せて株主優待制度の新設を発表。優待の内容は、（1）保有数に応じてオリジナルQUOカードを贈呈する。（500株以上保有でクオカード2000円分、2000株以上で5000円分、5000株以上では10000円分）。（2）撮影付オリジナル写真集の作成。グループ会社ホリーホックが、抽選で10名の株主に、株主本人と家族、または友人と一緒に写真撮影を行い、オリジナル写真集を作成する。

また、連結子会社の株式会社Pargolf & Company(PC)及びP.A.R. Sports Marketing(PSM、PCとPSMをあわせてPGという)が、PGの全事業をALBAの設立する100％子会社へ譲渡することに関する基本合意書を締結している。2011年4月にゴルフに係る出版・広告・オンライン事業を行うパーゴルフ（現PC）を子会社化し、雑誌メディアとオンラインメディアを融合させた新たな情報プラットフォームを提供することに取り組んでいた。しかし、雑誌メディアを取り巻く環境の変化を受け、事業価値を最大化するためには、グループ内での事業展開を継続するよりも、他の有力ゴルフメディアとの連携を図ることが必要と判断している。赤字事業の売却により、今後収益改善が見込めるほか、さらに子会社の累積損失を取り込むことにより税務上のメリットを享受、税効果により純利益においてプラス要因になる可能性がある。

同社は、テレビCMやデジタルコンテンツ、エンタテイメントコンテンツの企画・制作が主力事業。



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