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ラクーン---第1四半期営業益48.5%増、「Paid」の取引高は順調に増加

注目トピックス 日本株

BtoB取引のインフラを提供するラクーン<3031>は27日、2015年4月期第1四半期(24年5-7月)決算を発表。売上高が前年同期比5.7%増の4.90億円、営業利益が同48.5%増の0.57億円、経常利益が同55.0%増の0.58億円、四半期純利益が同74.5%増の0.35億円だった。

18日に会計方針の変更に伴う業績予想の修正を発表しており、売上高の表示方法を、取引金額を商品売上高とする方法「総額表示」から、売上原価に計上していた商品仕入高を売上高と相殺して表示する方法「純額表示」へ変更している。そのため、売上高については遡及処理後の数値となる。

従来EC事業に含めていた「Paid」をEC事業から切り離し「Paid事業」として新たにセグメント区分を変更。EC事業においては、主力事業である「スーパーデリバリー」の流通額は前年同期比4.7%増の23.06億円。売上高は同2.1%増の37.54億円、セグメント利益は同14.0%増の0.34億円。

Paid事業については、取引高が同25.5%増の23.26億円、売上高が同27.3%増の0.59億円、セグメント損失は0.07億円(前年同期セグメント損失は0.13億円)だった。赤字ではあるが、取引高は順調に増加しており、赤字幅は縮小してきている。

また、営業力強化に取り組み、保証残高の拡大を図っている売掛債権保証事業については、売上高が同13.2%増の1.33億円、セグメント利益が同62.3%増の0.19億円に。消費税引き上げに伴う駆け込み需要後の反動減と代理店施策の変更により、保証残高は9.8%減となったが、新規クライアントの獲得が順調に推移している。

15年4月期については、売上高が前期比3.5〜6.1%増の20.00〜20.50億円、営業利益が同11.3〜15.4%増の2.75〜2.85億円、経常利益が同8.9〜12.9%増の2.70〜2.80億円、純利益が同17.9〜26.0%増の1.45から1.55億円とする計画を据え置いている。



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