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八洲電機---2Qは黒字転換、プラント事業、産業システム事業が寄与

注目トピックス 日本株
八洲電機<3153>は30日、2018年3月期第2四半期(2017年4〜9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.0%減の302.34億円、営業利益が1.61億円(前年同期は4.21億円の損失)、経常利益が2.47億円(同3.65億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が2.06億円(同3.17億円の損失)となった。

プラント事業の売上高は前年同期比10.9%増の85.12億円、営業利益は同135.2%増の7.26億円となった。鉄鋼分野では、設備更新案件の延期があったものの、工場照明のLED化や下期完了予定案件の前倒しにより、売上高は堅調に推移した。石油・非鉄分野では、石油会社関連の大型修繕工事が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。

産業システム事業の売上高は前年同期比1.6%増の136.87億円、営業利益は同158.6%増の3.85億円となった。産業機器分野では、工作機メーカーなどのセットメーカーからの継続的注文製品の受注増、並びに都市部における再開発案件の継続により、売上高は堅調だった。一般産業分野では、化学会社向け設備工事や電気・精密・通信会社向け入退室管理システムの老朽化更新が順調に進捗したが、前年度の大口売上案件を補えず、売上高は低調だった。空調設備分野では、通信キャリア向けサーバ冷却用空調機が増加し、売上高は堅調に推移した。

社会インフラ事業の売上高は前年同期比20.0%増の32.20億円、営業利益は営業経費増により同86.0%減の0.34億円となった。車両関連の電気品や車体改造、情報配信システム、監視制御システム等の増加により、売上高は好調に推移した。

電子デバイス・コンポーネント事業の売上高は前年同期比31.4%減の48.13億円、営業利益は利益率の改善に注力し、同203.9%増の0.72億円となった。産業機器・通信分野では、無線機器関連の落込みを産業機器関連の産業ロボットやコーポレートインによるソフト受託等が補い、売上高は堅調だった。アミューズメント分野では、取扱製品の生産縮小の影響により、売上高は低調だった。

2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.8%増の763.00億円、営業利益が同31.9%増の20.50億円、経常利益が同27.4%増の21.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同43.9%増の14.50億円とする8月に修正した業績予想を据え置いている。




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