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一正蒲 Research Memo(5):季節要因により負債は増加も、親会社株主に帰属する中間純利益計上で純資産は拡大

注目トピックス 日本株
*13:05JST 一正蒲 Research Memo(5):季節要因により負債は増加も、親会社株主に帰属する中間純利益計上で純資産は拡大
■一正蒲鉾<2904>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
2026年6月期中間期の営業キャッシュ・フローは、税金等調整前中間純利益911百万円を計上し、減価償却費922百万円やインドネシア合弁会社買収に伴うのれん償却などのプラス要因があった。さらに仕入債務も1,139百万円増加したものの、季節的要因等による売上債権の増加(4,154百万円)や棚卸資産の増加(345百万円)など運転資本の負担が膨らんだため、全体で862百万円の支出となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資など有形固定資産の取得による支出1,051百万円などにより947百万円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出1,232百万円や配当金の支払額259百万円があったものの、短期借入金の純増2,100百万円、長期借入れによる収入1,700百万円などにより2,165百万円の収入となった。その結果、現金及び現金同等物は前期末比363百万円増加した。

資産面では、季節的要因による売掛金の増加や、すり身価格上昇に伴う原材料等の棚卸資産の増加により、流動資産は13,675百万円と前期末比4,723百万円増加した。一方、有形固定資産の償却進行などにより固定資産は21,266百万円と同194百万円減少した。これにより、資産合計は34,942百万円と同4,529百万円増加した。負債合計は19,637百万円と同4,133百万円増加した。これは主に季節的要因による買掛金の増加や、運転資金確保等に伴う短期借入金の増加が影響した。純資産合計は、配当金の支払額があったものの、親会社株主に帰属する中間純利益606百万円を計上したことなどにより、15,304百万円と同396百万円増加した。借入金などの有利子負債や売掛金等の流動資産が増加して資産合計が大きく膨らんだため、自己資本比率は43.6%と前期末比5.2ポイント下回った。また、D/Eレシオも0.81倍と前期末(0.66倍)から上昇しており、手元流動性を確保しつつも有利子負債が増加する財務状況となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 若杉 孝)



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