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13日の香港市場概況:4日続伸も上値は重い、中国経済の先行き不透明感が燻る

注目トピックス 外国株

13日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続伸となり、前日比90.77ポイント高(+0.41%)の22352.38で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同27.95ポイント高(+0.28%)の9855.80、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同51.46ポイント高(+1.25%)の4164.03だった。

ハンセン指数は前日の米国株高の流れを引き継ぎ、堅調なスタート。その後もプラス圏での推移が続いた。個別の材料を手掛かりに香港系、本土系の両不動産セクターが買われ、指数の上昇を支えた。ただ、この日の午後に発表された中国の4月経済指標が弱い内容となったことで、景気の先行き不安も台頭。明日14日にはテンセント(00700/HK)の決算が発表されることもあって手控えムードは強く、指数は上値の重い値動きが続いた。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産セクターが後場に上げ幅を広げ、値上がり率上位に並んだ。華潤置地(01109/HK)が5.29%高、中国海外発展(00688/HK)が3.81%高で取引を終了。中国人民銀行(中央銀行)が一部商業銀行に対し、住宅ローンの融資ペースを加速させるよう求めたと報じられた。

このほか、香港政府による印紙税規制の緩和観測から、信和置業(00083/HK)など香港系の不動産セクターも引き続き堅調だった。半面、通信セクターは引き続きさえない。中国聯通(00762/HK)が0.97%安、中国移動(00941/HK)が変わらずで引けた。中国政府が通信料金の自由化を実施したことで、市場競争の激化が警戒されている。

ハンセン銘柄以外では、堅調な決算を発表した華潤セメント(01313/HK)が5.02%値上がり。安徽コンチセメント(00914/HK)など同業銘柄も連れ高した。半面、澳門博彩(00880/HK)が2.39%下落。同社が前日大引け後に発表した1-3月期決算は前年同月比1.9%減益で着地。市場シェアも26.2%から23.0%へ低下した。



<KO>

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