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29日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高と反発、5G関連に買い

注目トピックス 外国株
29日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.30ポイント(0.28%)高の3348.94ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、9.70ポイント(0.28%)高の3506.73ポイントで取引を終えている。

政策期待が強まる流れ。国慶節・中秋節の大型連休(10月1〜8日)明けには、5年に1度開かれる中国共産党大会が開催される(10月18日から約1週間)。政策で恩恵を受けやすい銘柄群を物色する動きが先行した。

業種別では、ITハイテク関連株の上げが目立つ。なかでも、第5世代(5G)移動通信システム(5G)関連の銘柄が買われ、中通国脈(603559/SH)がストップ高、東方通信(600776/SH)が6.5%高で引けた。工業情報化部・通信発展司の聞庫・司長は28日に開かれた5G商用化に向けたフォーラムで、第2段階のテストがほぼ終了したとコメントしている。雄安新区や新エネ車に関連した銘柄群も高い。非鉄や鉄鋼の素材株、不動産株などもしっかりだった。

証券株が軒並み高。中国銀河証券(601881/SH)が3.6%、招商証券(600999/SH)が3.1%ずつ上昇した。海外マネーの流入が好感されている。国家外貨管理局が発表した今年上半期の国際収支報告によれば、株と債券に流入した海外資金は前年同期の4.5倍に急増した。MSCI新興国株指数の中国A株組み入れが決定されていることもあり(実際の組み入れは2018年6月から)、資金流入の拡大期待も高まっている。

外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が2.33ポイント(0.65%)高の361.63ポイント、深センB株指数が8.73ポイント(0.73%)高の1196.54ポイントで終了した。

なお来週は大型連休に絡み、2〜6日が休場。取引再開は翌週の9日となる。

【亜州IR】




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