このエントリーをはてなブックマークに追加
SEOTOOLSロゴ画像

SEOTOOLSニュース 

SEOに関連するニュースリリースを公開しております。
最新のサービス情報を、御社のプロモーション・マーケティング戦略の新たな選択肢としてご活用下さい。

コメ中のカドミウム検査用 蛍光X線検査装置「SEA1300VX」を発売

2011年6月14日

セイコーインスツル株式会社

コメ中のカドミウム検査用 蛍光X線検査装置「SEA1300VX」を発売
      前処理不要、数分で含有基準の判定が可能

セイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:新保雅文、本社:千葉県千葉市)の100%子会社で計測分析装置の製造販売を行っているエスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社(略称:SIIナノテク、社長:川崎賢司、本社:千葉県千葉市)は、コメ等の食品中のカドミウム含有量を、前処理することなく、数分程度で判定できる蛍光X線検査装置「SEA1300VX」を7月1日に発売します。



食品中のカドミウム汚染は古くから問題視されており、特に日本では主食であるコメについて、厚生労働省が食品衛生法で基準値を設けています。従来1.0ppm以上含有するものの流通を禁止していましたが、昨年4月の食品衛生法の改正により、玄米及び精米中のカドミウムの基準値が0.4ppm以下に改正され、本年2月28日から適用されました。

従来、このようなコメ中のカドミウムの濃度測定法としては原子吸光分析やICP発光分光分析等が用いられてきましたが、分析にあたっては試料となるコメの粉砕・溶解などの前処理が必要なため、そのコストと時間が膨大であり、かつ専門家による操作が必要で、多くの検体を容易に測定する事は困難でした。

一方、蛍光X線分析は前処理が不要で測定操作も簡単であるため、工業製品などの有害金属濃度管理用の検査装置として広く利用されています。しかし食品の検査では、必要とされる検出濃度レベルが0.1ppmと従来に比べ一桁以上高い性能が求められるため実用化できませんでした。このほどSIIナノテクでは長年培った蛍光X線技術を応用し、カドミウムの検出強度を従来機の100倍程度に上げ※1、0.1ppmの検出を可能にした検査装置「SEA1300VX」を開発しました。

「SEA1300VX」は4g程度の玄米または白米を測定容器に入れてセットするだけで、前処理を行うことなく、誰でも簡単に測定できます。加えて測定時間の大幅な短縮も実現しました。例えば、カドミウムがほぼ含有されていない玄米について、基準値の0.4ppmを下回っているかを測定する時間は、1分程度で済みます。また含有濃度が0.4ppm前後の玄米の場合でも、10分程度の時間で、含有量を正確に測ることができます。更にオートサンプラーを使用すれば、一回のセットあたり最大90個の試料を自動で測定します。月間では約5,000検体が測定できます。

また本機は、コメよりも更に基準が厳しくなると予想される野菜などに含まれるカドミウムの検査も、試料を乾燥・濃縮させることにより測定できます。加えてヒ素や鉛といった有害金属の測定も可能です。今後SIIナノテクでは「SEA1300VX」を食の安全・安心の確保のため、食品生産・流通分野へ販売していきます。

【SEA1300VXの主な特徴】

(1) 玄米をそのまま測定
4g程度の米を測定容器に入れてセットし、測定ボタンを押すだけで、カドミウム濃度の測定が可能です。従来法で必要だった粉砕・溶解等の前処理は必要ありません。

(2) 非含有玄米で基準値以下の測定時間は約1分
検出器の改良により、カドミウムの検出強度を従来蛍光X線装置の100倍に向上させました※1。検出強度の向上はそのまま測定時間の短縮につながります。カドミウム非含有の玄米に対して0.4ppmの基準以下であると判断するための測定時間は1分程度で済みます。

(3) 定量正確さを求める測定も10分で完了
カドミウム含有濃度が基準の0.4ppmに近い場合は、ある程度の定量の正確さが求められます。その場合は測定時間が自動的に延長されます。また、標準偏差で0.05ppm程度を確保した測定も10分ほどで済みます。

(4) オートサンプラーによる自動測定
測定する試料を予め装置にセットすることで、1セットあたり最大90個の試料の自動測定が行なえます。月間では約5,000検体を測定できます。


【SEA1300VXの主な仕様】
 X線源   :空冷式小型X線管
 検出器  :Vortex 半導体検出器(液化窒素不要)
 試料量  :4g 
 装置サイズ:700(幅)×580(奥行)×730(高)mm

【価格】   1000万円〜(税別)
 
                                      
【参考】 蛍光X線分析法
測定したい試料にX線を照射することで試料から二次的に発生する蛍光X線によって、試料に含まれる元素の種類と濃度を測定する手法。試料を前処理することなく、装置にセットするだけで簡単に測定できる事が最大の特徴。

※1当社製品比、当社調べ。


以 上
  
  
共同通信PRワイヤー リリースへ
SEOTOOLS News Letter

SEOに役立つ情報やニュース、SEOTOOLSの更新情報などを配信致します。


 powered by blaynmail
キングソフト インターネットセキュリティ
SEOTOOLSリファレンス
SEO対策
SEOの基礎知識
SEOを意識したサイト作り
サイトマップの作成
サイトの登録
カテゴリ(ディレクトリ)登録
カテゴリ登録(モバイル
検索エンジン登録
テキスト広告
検索連動型(リスティング)広告
プレスリリースを利用したSEO


TOPへ戻る