東洋インキとライオンの共同開発でつめかえパックからつめかえパックへの「水平リサイクル」が実現 独自の剥離リサイクル技術で製造時に余った材料が製品として再生
[26/05/19]
提供元:PRTIMES
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artienceグループの東洋インキ株式会社(代表取締役社長 安田 秀樹、東京都中央区)とライオン株式会社(代表取締役兼社長執行役員 竹森 征之、東京都台東区)の共同開発により、つめかえパックの「水平リサイクル」が実現しました。
5月に限定発売されるライオン株式会社の「アクロン フローラルブーケの香り つめかえ用大」の包装材には、24年に商品化された「ルックプラス バスタブクレンジングつめかえ用大サイズ」のつめかえパック製造時に製品として使用されなかった積層フィルム(製品端材など)が高品質なリサイクル材として再利用されます。これはartienceグループが長年にわたり検証を重ねてきた、素材の異なるフィルム同士を剥離し印刷インキをフィルムから取り除く「剥離リサイクル技術」を、ライオン株式会社と共に改良を重ねることで実現したものです。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/68461/208/68461-208-95b9030180a9c984f953dd0d47796133-1021x600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
当社のサステナビリティ貢献に向けた取り組み
artienceグループは、サステナビリティビジョンasv2050/2030(※1)のなかで、2050年までに提供する全製品・サービスがサステナビリティに貢献していることを目標のひとつに掲げ、プラスチック資源循環、プラスチック廃棄物削減の取り組みを推進しています(※2)。
国内の廃プラ総排出量911万トンのうち、つめかえパックなどの「軟包装」と呼ばれるフィルムパッケージを含む包装・容器等/コンテナ類が約40%を占めています。 一方で、廃プラがマテリアルリサイクルで処理される割合は20%に留まり、大半がサーマルリサイクル(燃焼によるエネルギー回収)で処理されているのが現状です(※3)。
軟包装は用途ごとに異なる要求性能を確保するために複層構成になっており、ポリオレフィンやポリエステル等のプラスチックフィルムの間に、印刷インキや接着剤といった多素材を用いています。パッケージに欠かせない「印刷インキ」と「接着剤」は、プラスチックから簡単に剥がれないように設計されているためリサイクル工程で除去することが難しく、高品質な再生プラスチックを取り出すことができないことから再生プラスチックの使用先も輸送用パレットや土木建築用資材などに限られており、パッケージの質の高いマテリアルリサイクルを阻害する要因のひとつとなっていました。
パッケージ用のインキと接着剤で国内トップシェアのartienceグループは、このインキと接着剤を剥がす技術の確立とリサイクルシステムの構築により、自動販売機用商品見本シート(※4)や導電性シート(※5)など、さまざまな分野における使用済みプラスチックの再資源化に取り組んでいます。
※1 サステナビリティビジョンasv2050/2030
https://www.artiencegroup.com/ja/corporate/info/strategy.html#a03
※2 資源循環の基本的な考え方
https://www.artiencegroup.com/ja/corporate/sustainability/environment/resource-circulation/
※3 一般社団法人プラスチック循環利用協会『2024年プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況(マテリアルフロー図)』
※4 東洋インキ、協同制作、東洋紡 自動販売機用商品見本シートにおける「水平リサイクル」スキームを確立
https://www.artiencegroup.com/ja/news/2025/25110701.html
※5 導電性シートの水平リサイクル実証試験を開始
https://www.artiencegroup.com/ja/news/2025/25111001.html
剥離リサイクル技術について
artienceグループが開発した「剥離リサイクル技術」は、破砕した複層フィルムをアルカリ処理し接着剤を溶解することでフィルムを剥離しフィルムの比重差を利用して分離することで、純度が高いポリエチレンフィルムの回収・再利用を可能にするものです。
ライオン株式会社と共に剥離リサイクル技術の改良を重ねることで、2024年11月に異素材のフィルム同士を剥離することで容易にリサイクルできるつめかえパックを製品化しました(図1)。
今回はさらに、つめかえパックの製造過程で発生した端材等を、artienceグループのパイロットプラントにて表フィルムとポリエチレンフィルムを剥離し、高純度なリサイクルポリエチレンを回収。得られたリサイクルポリエチレンがつめかえパック用フィルムとして問題ない性能であることを確認できたことから、「アクロン フローラルブーケの香り つめかえ用大」へ数量限定での採用が決定しました(図2)。なお、この再生材を使用していることが分かるように、つめかえパック裏面には専用アイコンが表示されます(図3)。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/68461/208/68461-208-a4b6261e0e846a4ee50dc350cbd69f1b-1530x843.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1:剥離接着剤を用いた剥離及び分離技術
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/68461/208/68461-208-03e0fdd0e0ac3dde9d434d44f7d9e531-3604x2479.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図2:製品として使用されなかった積層フィルムをつめかえパックにリサイクル
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/68461/208/68461-208-b5182f83ff0babcf4aadc51448fd7ab6-311x124.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図3:再生材が使用されていることを示す専用アイコン
今後の展望
リサイクルの社会実装の実現には、業界の垣根を越えて社会全体で取り組む必要があります。artienceグループは、剥離リサイクル技術が用いられた包装材の採用を拡大し、再生プラスチックの量を増やすとともに、再生プラスチックを使用する先の用途の拡大にも注力しており、日用品業界だけでなく食品業界など他業界も含めて共同で検討いただける団体を募っています。また、素材の開発だけでなく、相川鉄工株式会社、萩原工業株式会社と共同開発契約を締結し、それぞれが保有する素材、機械およびプロセス等技術を用いた、より高品質なプラスチックリサイクルを実現するための洗浄・脱墨・異材質分離・再生等のプロセスや生産機等の開発にも取り組んでいます。
私たちartienceグループは、パートナーの皆さまとさまざまな形で協業しリサイクルシステムを構築することで、使用済みプラスチックの再資源化を推進し、持続可能な社会の実現に向け循環型社会の実現に貢献してまいります。
関連ページ
剥離・脱墨ソリューション
https://www.artiencegroup.com/ja/products/solution/recycle/package.html
東洋インキの剥離リサイクル技術がライオン株式会社のつめかえパックに採用
https://www.artiencegroup.com/ja/news/2024/24102101.html










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