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【舞鶴引揚記念館×平和祈念展示資料館 合同展示】戦後の『シベリア抑留』の歴史を伝えたい! 2月28日(火)から外套などの実物資料の着用体験も!東京・丸の内で3月5日(日)まで実物資料や模型などを展示!

舞鶴市営の舞鶴引揚記念館(所在地:京都府舞鶴市、館長:奥本 護)と平和祈念展示資料館(所在地:東京都新宿区西新宿、館長:増田 弘)は、舞鶴引揚記念館・平和祈念展示資料館 合同展示キャラバンin丸の内「ラーゲリ(収容所)からのメッセージ 〜シベリア抑留の記憶をつなぐ〜」を、3月5日(日)まで開催。シベリア抑留にまつわる約90点の貴重な資料を展示します。
場所は、千代田区丸の内・KITTE地下1階の東京シティアイ パフォーマンスゾーン。
時間は10時〜20時(日曜は18時30分まで)。入場は無料です。




[画像1: https://prtimes.jp/i/116238/2/resize/d116238-2-c31827475287906948e2-0.jpg ]

《シベリア抑留とは》
ソ連は、終戦直前の1945(昭和20)年8月8日、「日ソ中立条約」を一方的に破棄し、日本に対して宣戦布告。翌9日以降、日本の支配下にあった満州(現・中国東北部)をはじめ、朝鮮北部・南樺太(現・サハリン島南部)・千島列島に侵攻し、駐留していた日本の軍人や軍属を中心とする約60万人を、ソ連(現・ロシア)やモンゴル領内へ連行しました。
収容所(ラーゲリ)に入れられた人々は、8月15日に戦争が終わったにも関わらず、極寒の地で、貧しい食事、劣悪な衛生状況を強いられ、危険で過酷な強制労働に従事させられました。いつ日本に帰ることができるのかもわからない日々が何年も続き、厳しい収容所生活によって、1割にあたる約6万人が命を落としました。
これらの出来事を「シベリア抑留」といいます。

《本展の見どころ》
本展は、引き揚げとシベリア抑留の史実の継承と平和の尊さを発信する舞鶴市営の【舞鶴引揚記念館】と、都内・新宿区でシベリア抑留の実物資料を多数所蔵・展示する【平和祈念展示資料館】が連携協力し、両館が所蔵する「シベリア抑留者」(以後、抑留者)にまつわる実物資料や模型など合計約90点が一堂に揃う合同企画展です。

また、会期後半の2月28日(火)〜最終日(3月5日)は、抑留者が実際にシベリアで使用していた防寒外套や防寒着、防寒帽、防寒作業手袋など、実物資料の着用体験を行います。体験は無料です。
※新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、体験参加者は透明ビニール手袋をはめていただきます。

さらに、通常は舞鶴引揚記念館で、引き揚げとシベリア抑留の史実を後世へ伝える“語り部活動”を行っている、東京都在住の現役大学生の学生語り部(1名)が、2月28日(火)と3月4日(土)・5日(日)の計3日間、来場するお客様に展示資料を解説します。

・本展に関連するHP、facebook(舞鶴引揚記念館)
https://m-hikiage-museum.jp/index.html
https://www.facebook.com/maizuruhikiagekinenkan/?ref=page_internal
・本展に関連するTwitter(平和祈念展示資料館)
https://twitter.com/heiwakinen

■メイン展示
舞鶴引揚記念館は、紙類の所持が許されなかった収容所で、紙の代わりに白樺の樹皮を使って、家族への想いや抑留生活を和歌につづった「白樺日誌」をはじめ、収容所や帰国時の厳重な所持品検査や検閲でも没収されず、奇跡的に日本に持ち帰ったシベリアでの抑留体験を記録した紙類の資料。抑留者と家族の想いをつないだ郵便葉書など、「ユネスコ世界記憶遺産」登録資料を紹介します。

[画像2: https://prtimes.jp/i/116238/2/resize/d116238-2-719a96538f9ea2f9b5bd-1.jpg ]

平和祈念展示資料館は、防寒外套や手製の食器類など、つらい収容所生活の中で抑留者の命をつないだ実物資料のほか、抑留者の証言を基に製作したラーゲリの模型などを展示します。

[画像3: https://prtimes.jp/i/116238/2/resize/d116238-2-4bd6fee9d7c6ec2c5649-2.jpg ]

※本展では、オリジナル資料や文化財の保護・保存のため複製(レプリカ)を展示します。

■関連展示
両館は、昨年(2022年)11月〜本年(2023年)1月まで、映画『ラーゲリより愛を込めて』の公開を記念し、特別企画展示「映画『ラーゲリより愛を込めて』の世界」を開催しました。
館内では、劇中で使用された衣装や小道具をはじめ、映画ストリーリーや制作秘話の紹介パネルを展示。さらに、映画の各シーンと、シベリア抑留の現実をつなぐパネルを常設展示室に設置し、来館者が「シベリア抑留とは何か」や「収容所(ラーゲリ)での生活の様子」などを知り、感じられる展示も行いました。
本展では、舞鶴引揚記念館で展示した、主人公の山本幡男(やまもと・はたお)のノートとペンなど、美術スタッフ制作による劇中使用の小道具5点(現物)を「関連展示」として、東京で初展示します。

[画像4: https://prtimes.jp/i/116238/2/resize/d116238-2-b7a7405d0492b4217f70-3.jpg ]

《本展の趣旨》
戦後80年を目前に、戦争やシベリア抑留の体験者は少なくなるばかりで、厳しく、つらく、壮絶な体験や出来事を伝える資料も、ごくわずかに残っているだけです。舞鶴引揚記念館と平和祈念展示資料館は、シベリア抑留体験者の資料を館内に常設展示して、一般の方々に「シベリア抑留」の歴史や体験者の想いを伝え、“薄れゆく記録と記憶”を次代に継承していく活動を行っています。
本展は、人口の大多数を占める戦争を知らない世代が、戦後からはじまった「シベリア抑留」の経緯や実情を知り、関心を持っていただく《キッカケ》になることを目的に、両館が初めて連携協力し、首都・東京で開催するものです。
また両館は、戦争やシベリア抑留を“次代”に伝える活動の一環として、全国の小学生、中学生、高校生の「平和学習」や「修学旅行」などを積極的に受け入れています。本展を通じて、両館の知名度を向上させ、各館の特色を訴求することによって、最終的に両館が「教育旅行」の見学先・訪問先に選ばれるよう、認知拡大を目指します

【合同展示キャラバンin丸の内 開催概要】
催事正式名称
 舞鶴引揚記念館・平和祈念展示資料館 合同展示キャラバンin丸の内
 「ラーゲリ(収容所)からのメッセージ 〜シベリア抑留の記憶をつなぐ〜」
期間
 2023年2月22日(水)〜3月5日(日)まで(12日間)
時間
 10:00〜20:00 ※日曜は18:30まで
場所
 東京シティアイ パフォーマンスゾーン
 所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE地下1階
 アクセス:東京駅丸の内南口から徒歩約1分
入場料
 無料
主催
 京都府舞鶴市、舞鶴市世界記憶遺産保存活用推進委員会
共催
 舞鶴引揚記念館、平和祈念展示資料館
後援
 東京都教育委員会
備考
 新型コロナウィルス感染症の拡大状況によっては中止になる場合があります。
その他
 本事業は、令和4年度文化芸術振興費補助金(文化庁)を活用。

会期中の一般の方からのお問い合わせ先
 舞鶴引揚記念館
 (舞鶴市世界記憶遺産保存活用推進委員会 事務局)
 TEL:0773-68-0836

【展示概要】
《メイン展示》
総展示点数
 合計約90点
展示内容
 舞鶴引揚記念館と平和祈念展示資料館が所蔵する「シベリア抑留」に
 まつわる、貴重かつ希少な実物資料を一堂に揃えました。
 シベリア抑留にまつわるテーマごとに、実物資料や模型、写真パネル、
 書き起こしパネル等を展示します。
 ※本展はオリジナル資料と文化財の保護・保存のため複製(レプリカ)を展示。
展示テーマ/主な展示資料
 ■収容所(ラーゲリ)での生活
 <平和祈念展示資料館 所蔵>
 ・袖なしの防寒外套
 ・ロシア製の斧とのこぎり
 ・作業用の手袋
 ・写真(抑留中の作業風景を撮影した)
 ・手製の食器類(フォーク、ナイフ、スプーン)
 ・俘虜(ふりょ)用郵便葉書
  ※俘虜用郵便葉書は「往復葉書」
 ・ラーゲリ(収容所)模型
 ■帰還を待つ人々(1) 〜安否を伝えた男〜
 <舞鶴引揚記念館 所蔵>※「ユネスコ世界記憶遺産」登録資料
 ・シベリア抑留者の安否を伝えた葉書(留守家族へ送った葉書)
 ・留守家族からのお礼の葉書
 ■帰還を待つ人々(2) 〜岸壁の母 『端野いせ』〜
 <舞鶴引揚記念館 所蔵>※「ユネスコ世界記憶遺産」登録資料
 ・端野いせ(はしの・いせ)氏 葉書(息子・新二氏に宛てた葉書)
 ■家族との絆〜北田 利関連資料〜
 <舞鶴引揚記念館 所蔵>※「ユネスコ世界記憶遺産」登録資料
 ・北田 利(きただ・とし)氏と日本の家族とやりとりした葉書
 ・ハバロフスク第2収容所での集合写真
 ■ユネスコ世界記憶遺産 登録資料 シベリア抑留体験の記録
 <舞鶴引揚記念館 所蔵>
 ・「白樺日誌」
 ・安田清一(やすだ・せいいち)氏 絵画
  「炭鉱開発 スケッチ」 「作業場の焚火 炭鉱開発の頃」
  「幕舎時代,グリシヤ高原の春」 「幕舎の中」
 ・手作りのメモ帳
 ・舞鶴市回覧
 ■ユネスコ世界記憶遺産 登録資料 抑留体験絵画
 <舞鶴引揚記念館 所蔵>
 ・帰国直後に描かれた記録画「わが青春の浪漫抄」
 ・抑留から帰国まで時系列に描かれた記録画
  「作業場へ」 「夜の点呼」
 ■引き揚げのまち・舞鶴
 <舞鶴引揚記念館 所蔵>
 ・平(たいら)引揚桟橋(模型)
 ・「歓迎塔」(模型)
 ・のぼり旗(レプリカ)

《関連展示》
展示点数
 劇中使用の小道具5点(現物)※東京初展示
展示資料
 劇中使用小道具
 ・主人公の山本幡男(やまもと・はたお)のノートとペン
 ・日本の家族から抑留者に届いた俘虜用郵便葉書
 映画紹介パネル
 ・ストーリー、キャスト紹介 等
展示内容
 舞鶴引揚記念館と平和祈念展示資料館は、昨年(2022年)11月〜
 本年(2023年)1月まで、映画『ラーゲリより愛を込めて』の公開を記念し、
 館内で特別企画展示「映画『ラーゲリより愛を込めて』の世界」を開催。
 本展では、舞鶴引揚記念館で展示した、美術スタッフ制作による劇中使用の
 小道具5点(現物)を、東京で初展示。

※参考1:「ユネスコ世界記憶遺産」とは
「世界記憶遺産」は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の三大遺産事業(ほかには「世界遺産」「無形文化遺産」)の一つです。
手書き原稿、書籍、新聞、ポスター、地図、映画・フィルム、写真、デジタル記録等の記録資料を対象とし、世界の重要な記憶(記録)物の保存とアクセスの推進を目的に、1992(平成4)年から登録が開始されました。審査は2年に1度行われ、これまでに「アンネ・フランクの日記」(オランダ)、「ベートーベンの直筆譜」(ドイツ)などが登録されています。
2022年12月現在、日本を含む世界における登録数は国際登録429件、地域登録65件です。
舞鶴市が所蔵する570点のシベリア抑留と引き揚げ関係資料「舞鶴への生還」は、2015(平成27)年10月10日、国際登録されました。
※「世界記憶遺産」の名称は、2016(平成28)年6月、文部科学省と外務省が英語名の「Memory of the World」を直訳する『世界の記憶』に改称すると発表しました。
舞鶴市は、登録申請時(2014年3月)および決定(2015年10月)時点で「世界記憶遺産」を使用していた経緯があり、また市民などに浸透していることから、現在も「世界記憶遺産」の名称を使用しています。

※参考2:「舞鶴引揚記念館」 施設概要

[画像5: https://prtimes.jp/i/116238/2/resize/d116238-2-18d49f640dda8ff77a5d-4.jpg ]

施設名
 舞鶴引揚記念館(舞鶴市営)
開館日
 1988(昭和63)年4月24日
施設内容
 引き揚げやシベリア抑留を後世に継承し、平和の尊さを広く発信する施設
所在地
 〒625-0133京都府舞鶴市字平1584番地 引揚記念公園内
 TEL:0773-68-0836
開館時間
 9:00〜17:00(最終入場:16:30)
入館料
 大人400円、学生(小学生〜大学生)150円
 ※舞鶴市内在住・在学の学生は無料
休館日
 毎月第3木曜日(8月と祝日を除く)、年末年始
 ※2023年4月1日から、休館日が毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は
  その翌平日)、年末年始(12月29日〜翌年1月1日)に変更
施設構成
 常設展示室、セミナールーム、図書閲覧コーナー、企画絵画展示室、
 抑留生活体験室
[画像6: https://prtimes.jp/i/116238/2/resize/d116238-2-72f105e6ded758ebf0e7-5.jpg ]

所蔵資料数
 全国から寄贈された生活用品、衣類、紙資料、絵画等 約16,000点
公式HP
 https://m-hikiage-museum.jp
※舞鶴市は、終戦直後から行われた国の事業「引揚事業」を全期間(1945〜1958年)の13年間にわたり、市を挙げて約66万人の引揚者を温かく迎えました。1950(昭和25)年から、舞鶴港は国内で唯一の引揚港となり、舞鶴港が受け入れた約66万人のうち、約47万人はシベリア抑留者です。
舞鶴引揚記念館は、舞鶴港に引き揚げてきた全国の抑留者の熱い要望に応え、1988(昭和63)年に建設されました。

※参考3:「平和祈念展示資料館」 施設概要

[画像7: https://prtimes.jp/i/116238/2/resize/d116238-2-9eaeda95abecc14f1ec5-6.jpg ]

施設名
 平和祈念展示資料館(総務省委託)
開館日
 2000(平成12)年11月30日
施設内容
 兵士、戦後強制抑留者、海外からの引揚者に関する資料を展示
所在地
 〒163-0233 東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビル33階
 TEL:03-5323-8709
開館時間
 9:30〜17:30(最終入場:17:00)
入館料
 無料
休館日
 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始、
 新宿住友ビル全館休館日
施設構成
 常設展示室(兵士コーナー、戦後強制抑留コーナー、海外からの引揚げコーナー)
 企画展示コーナー、体験コーナー、情報メディアコーナー、図書閲覧コーナー、
 ビデオシアター
[画像8: https://prtimes.jp/i/116238/2/resize/d116238-2-55afad1d7f389a10ce4d-7.jpg ]

所蔵資料数
 所蔵資料数:約23,000点、所蔵図書数:約14,000点
公式HP
 https://www.heiwakinen.go.jp
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