このエントリーをはてなブックマークに追加
SEOTOOLSロゴ画像

SEOTOOLSニュース 

SEOに関連するニュースリリースを公開しております。
最新のサービス情報を、御社のプロモーション・マーケティング戦略の新たな選択肢としてご活用下さい。

名大発ベンチャーのゼロハーム株式会社、名古屋大学医学部附属病院が開発したインシデントレポートシステムを商用化、2026年に発売




 名古屋大学発ベンチャー認定企業であるゼロハーム株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長 南 尚人、星 剛史、以下「ゼロハーム社」)は、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学医学部附属病院(所在地:愛知県名古屋市、病院長:丸山彰一、以下「名大病院」)のインシデントレポートシステムを商用化し、2026年に発売することを決定しました。またこの発売に先駆けて「Zeroharm β版」無償先行利用プラン(20施設限定)を開始しました。

 名大病院は、日本の国立大学病院の中で唯一、国際的な医療施設評価認証機関である JCI(Joint Commission International、※1) の認証を受けており、全国でも患者の安全確保に対する取り組みを積極的に行ってきた施設です。

 同院患者安全推進部の長尾能雅教授らの研究グループは、院内で医療事故防止のために集められたヒヤリ・ハットや医療事故に関する報告(インシデントレポート)のシステム化、運用を行うとともに、このデータを利用して、病院の安全性の測定に繋がるモデルを開発しました(※2)。

 本研究グループは、名大病院の所有する膨大なインシデントレポートのテキストデータを機械学習の技術を用いて分析し、ある医療者集団が、医療行為そのものや、不十分な確認行動などによって患者に生じさせた疾病の「重症度」や「過失性」を数値化することに成功しました。その結果は、同院で患者安全の専門家たちによって分析されてきたデータと比較しても高い相関が示されたことが評価され、2022年12月12日付「Journal of Medical Systems」、2024年10月11日付「BMJ Health Care Informatics」に掲載されました。この手法は名大病院で長期にわたって蓄積されてきたインシデントレポートのデータと、AI技術を融合させて開発されたもの(※3)で、 患者安全という分野において全く新しい物差しとして注目され、医療事故防止など、患者の安全確保への貢献が期待されています。

 この度、同院のインシデントレポートシステムの商用化が決定し、2026年にゼロハーム社から発売(※4)されることになりました。商用化によって、これまで名大病院で開発、運用を行ってきたインシデントレポートシステムを他病院で利用出来ることはもちろん、名大病院で蓄積してきた12万件のデータを元にAIを利用した病院の安全性の測定に繋がるモデルを他病院でも使用することが可能となります。これは全国での医療事故防止、患者の安全確保に対して大きな貢献が期待されます。

 名大病院及びゼロハーム社は、引き続きさまざまな視点でインシデントレポートに潜むリスクを分析し、物差しの精度を上げる取り組みを行っていきます。将来的には病院の安全性のリアルタイム測定、病院間の安全性の比較、事故の予知なども可能となります。これからも我々のチャレンジにご期待ください。

※1: 米国にある医療施設を対象としたThe Joint Commission(TJC)の国際部門であり、患者安全と医療の質改善を医療機関に普及する活動を行う。世界共通の基準を用いて、医療機関の評価・認定を行っている。
※2: 本研究は、令和4・5年度厚生労働行政推進調査事業「院内の医療安全管理体制を定量的に 評価する指標の確立と実装を行う研究」として進められています。
※3: 本技術は、特許第7595882号「リスク評価システム、リスク評価方法およびコンピュータプログラム」(2024.11.29)となります。名大病院のAIによる重症スコアの算出プロセスは下記をご参照ください。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/173409/2/173409-2-2724b59830b42bc71602a20600733d04-692x506.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2023年に名古屋大学医療の質・患者安全学研究グループ作成


※4: ゼロハーム社の次世代型インシデントレポートシステム「Zeroharm 」の特徴、機能は下記をご参照ください。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/173409/2/173409-2-4edd2fcf898f3b3c9c46ad0b6812b1af-2454x1030.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


◆特徴
1. 名大病院が独自に開発したシステムにクラウド技術を付加した次世代型インシデントレポートシステム。
2. インシデントの"報告しやすさ"と"分析・対応のしやすさ"を両立させ、 医療に伴う有害事象(Medical Harm)のゼロ化を目指します。
3. 大規模医療機関はもちろん、"おひとり様GRM"やクリニック、 在宅診療などにおいても強い味方となります。

◆機能
1.平均6分でのレポート作成
 Zeroharmでは独自のレポート項目と、安全部門が必要とする最低限の項目を表示する仕組みによって、平均6分でのレポート作成を実現しました。
2. 匿名で報告可能
 Zeroharmでは匿名でもレポートを作成、報告ができる仕組みを採用することで、報告者の心理的ストレスを軽減し、報告文化の活性化をサポートします。
3. AIでインシデントのリスクを計測
 名大病院12万件の教師データを学習したAIによって、報告されたインシデントのリスクや重要度を計測、客観的な指標で医療安全管理者のインシデントのトリアージを支援します。
4. 大量データも数秒で検索・グラフ化
 数万件のデータを数秒で検索でき、グラフ化も簡単。日々の医療安全管理者の集計・グラフ化業務をより簡単かつスムーズに実行できます。
5. リスク推移可視化、未然防止に繋げる
 部署や診療科、あるいは"転倒転落"、"患者誤認"などインシデント分類ごとのリスクをAIで算出して、推移を可視化。重大な出来事の未然防止を支援します。
6. ユーザー協働による患者安全の実現(将来構想)
 複数医療機関のインシデントや、その対策事例を持ち寄る事で、標準化された再発防止策の共有や、分析結果のフィードバック、改善状況のベンチマークなど、ユーザー協働による患者安全の実現を目指します。

「Zeroharm β版」無償先行利用プラン開始にあたり、
名古屋大学医学部附属病院 教授 医学博士 長尾能雅先生 のコメント
人間は誰もがミスをします。医療現場でのミスを、いかに患者の被害に繋げないようにするか、いわゆる回避可能な害の撲滅(ゼロハーム医療の実現)は、人類に課せられた大きな命題です。私たちは、医療現場のインシデントを貴重な財産と捉え、長年研究を続けて参りました。『Zeroharm β版』は、それらの知見を取り入れ、さらにユーザーの皆様と作り上げていくシステムです。ぜひ、皆様の力で、大きく育てて頂けると嬉しいです。
◆現在「Zeroharm β版」無償先行利用プラン(20施設限定)を行っています。
「Zeroharm β版」無償先行利用プラン申し込み詳細:https://zeroharm.jp/

社会医療法人財団池友会 新行橋病院 医療安全管理部門・医療安全管理室 室長
名古屋大学医学部附属病院 EQSO/AQSOプロジェクト EQSO 別所文彦氏 のコメント
医療現場では誰もがミスを起こし得ます。その小さな気づきを確かな改善へつなげる仕組みを整えることこそ、医療安全管理者としての私の使命です。ZeroHarm が備える特徴は、現場で生まれる気づきを確実に活かし、改善サイクルを力強く前進させる点にあります。今回の導入は、これまで埋もれがちだった兆候を確実に拾い上げ、有害事象(Medical Harm)のゼロ化に向けた組織的アクションを進める大きな一歩になると考えています。現場とともに、この取り組みを着実に根付かせていきたいと考
えています。

【ゼロハーム株式会社概要】
会社名:ゼロハーム株式会社(名古屋大学発ベンチャー認定企業)
所在地:〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄5丁目26-39 GS栄ビル3F
代表者:南 尚人、星 剛史
事業内容:『社会叡智を結集し、医療における回避可能な危害を無くす』をミッションとして、名古屋大学病院が独自に開発したシステムに当社のクラウド技術を駆使して実現した次世代型インシデントレポートシステムの開発、販売、運用。
U R L:https://zeroharm.jp/
【国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学医学部附属病院概要】
名古屋大学医学部附属病院
所在地:〒466-8560 愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65番地
病院長:丸山 彰一
理 念:診療・教育・研究を通じて社会に貢献します。
基本方針:
一、安全かつ高度な医療を提供します。
一、優れた医療人を養成します。
一、次代を担う新しい医療を開拓します。
一、地域と社会に貢献します。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
製品について:
ゼロハーム株式会社
E-mail: info@zeoharm.jp

報道について:
名古屋大学総務部広報課
TEL: 052-789-5773
E-mail: kouho@t.mail.nagoya-u.ac.jp

研究内容について:
名古屋大学医学系研究科医療の質・患者安全学
TEL: 052-744-2940
E-mail: qps@med.nagoya-u.ac.jp
PRTIMESリリースへ
SEOTOOLS News Letter

SEOに役立つ情報やニュース、SEOTOOLSの更新情報などを配信致します。


 powered by blaynmail
検索エンジン登録パック+A
SEOTOOLSリファレンス
SEO対策
SEOの基礎知識
SEOを意識したサイト作り
サイトマップの作成
サイトの登録
カテゴリ(ディレクトリ)登録
カテゴリ登録(モバイル
検索エンジン登録
テキスト広告
検索連動型(リスティング)広告
プレスリリースを利用したSEO


TOPへ戻る