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三世代で最も親子間の継承度合いが低いのは、新人類世代

親子の関わりが緩く、“思いやりとその行動”が継承されなかったことが、
今の社会不安を招いている要因の一つか?


(株)I&S BBDO(社長:野副正行、本社:東京都中央区)プランニンググループR&Dでは、2008年9月〜10月、全国のヴィンテージ・ジェネレーション(1937年〜1953年生まれ/現54〜71歳)・新人類世代(1960年〜1968年生まれ/現39〜48歳)・団塊ジュニア世代(1972年〜1981年生まれ/現26〜36歳)の日本の主な三世代を対象に、“親子間の伝承意識や行動”、“親子間のコミュニケーション実態”、“家族や夫婦の意識”などについて調査を行った。

注)「ヴィンテージ・ジェネレーション」の定義
1937年〜1953年生まれの男女…豊富な生活経験を通して成熟したバリュー意識を備え、生き生きとした未来志向を携えた購買力豊かな生活者。 I&S BBDOが2007年11月に発表。


【調査の背景】
2008年、未曾有の自然災害、世界規模の金融不安や安全神話の崩壊等、私たちがこれまで信じてきたものが次から次へと崩れてきている。その一つとして、親子や家族さえも確かなよりどころではなくなってきている。しかし、多くの人が持つこの普遍的な親子・家族関係には、日本社会や日本人の根っことして脈々と継承し、生き続ける“意識や価値観”があるはずである。そこで、この親子の継承している意識や価値観を探り、世代を超えて持つ社会への“影響力”を探ってみた。

【調査結果のまとめ】
●三世代共通の上位継承項目(親から影響を受け、子供に伝えたいもの)
「道徳観・倫理観」「礼儀作法」「公衆マナー」「あいさつの仕方」「食事のマナー・作法」「敬語の使い方」

●三世代継承の中から、風化した項目
「座右の銘」「社会観」「仕事観/職業観」「健康意識」「衛生/清潔意識」「子供の教育・しつけ」「勉学」「掃き掃除・拭き掃除の仕方、普段着の洗濯の仕方」などの家事行動

●世代ごとに創造している項目
「恋愛観」「死生観」「ユーモアのセンス」「環境配慮への意識」「資産運用」「防犯セキュリティ意識」「浪費癖」「化粧」

●三世代共通上位項目の世代別差異
世代が若くなるにつれ、「道徳観・倫理観」は低下。新人類世代は、継承度合いが全体的に低いだけでなく、共通上位項目の中でも「礼儀作法、公衆マナー、あいさつの仕方、敬語の使い方、お箸の使い方」が他世代よりも低い。

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昨今の電車や駅などの公共スペースにおける周りのことを考えない10代若者のマナー問題、ニュースで取り上げられる数々の思いやりのない、やりきれない気持ちにさせる事件など。
今の日本において、相手や周りの人々に対する気遣いや心配りをする “思いやりとその行動”は失われつつあるように感じる。

今回、私たちが行ったヴィンテージ・ジェネレーション、新人類世代、団塊ジュニア世代の三世代男女を対象とした調査からは、親の影響を受け、且つ子供に伝えたいものは、上位共通で「道徳観・倫理観、礼儀作法、公衆マナー」、そして「あいさつの仕方、食事のマナー・作法、敬語の使い方」といった行動ということがわかった。つまり、“思いやりとその行動”と言える。
しかし、これらは世代が進むにつれて、下がっていくだろうといった私たちの予測に反し、下がっていたのは「道徳観・倫理観」だけであり、その他の項目は全て新人類世代だけが継承度合いが低いという結果であった。一方、ヴィンテージ・ジェネレーションと団塊ジュニア世代は、伝えたものと影響を受けたものも同じで、スコアの目減りも少ないことから、比較的スムーズに継承がなされたと言えよう。

■ 新人類の継承度合いが低い理由は、親子関係もドライなこと!?

なぜ、新人類世代では親子間の継承度合いが低いのだろうか。彼らの「現在の生活観や社会・家族の考え方」では、新人類世代ならではの特徴として、“ドライな人間関係を求め”、“社会への不安感の乏しさ”があげられる。特に他の世代にはない、“ドライな人間関係”を親子関係にも持ち込んだことがその要因と思われる。
この背景には、一つ目は個室による“家庭内個人主義の浸透”、二つ目はあふれる “モノを通してのコミュニケーションや愛情表現が主流”になったこと、三つ目はカタログ世代、マニュアル世代などと言われたように“目的よりも効率や方法論(How to)を重視するようになったこと”など、彼らが育った時代環境の要因と考えられる。しかし人間関係、特に親子関係ほど方法論どおりにならないものはなく、彼らが子育てで悩みや不安に直面したことは想像できる。(新人類世代の親も、子育てに悩んだと想像される)

■ 風化しつつある“思いやりとその行動”が高い継承項目なのは、願望の表れか?

次に三世代を通してみると、先に述べたように「道徳観・倫理観」は失われつつある傾向にある。また、親からの伝承の担い手が母親に更に集中している。世代が若くなるにつれ、仕事も学ぶところも子供に見せる機会がなくなり、「道徳観・倫理観」「勉学」で発揮されていた父親の影響は低くなっている。
そして、「現在の生活観や社会・家族の考え方」においては、“今の社会に対する不安心理”と、“のんびり、ホドホド、人との触れ合いを大切に”、といった自然体での生き方を求める意識が高く挙がっており、現状はこれらが満たされていないこともわかる。つまり“思いやりとその行動”は大切に継承されてはいるが、これらの喪失が進んでいるのは間違いがない。それゆえ、これらが風化した社会にしないという願望、すなわち社会に求めるニーズといった側面が、調査結果の上位項目であり、スコアの高さとして表れていると言える。

■ 親子、そして社会的な関係づくりを創造、支援するものが強く求められる時代に。

『人間は社会的な動物である』とも言われる。それは、個人だけでなく世の中、社会全体の幸せの追求をしていくことが人間と他の生物との唯一無二の違いであるからである。
行き過ぎた個人中心で自分の欲求を満たすことから、改めて家族や周りの人達との良き関係づくり・心の通い合いを成したり、役立つモノやコトがこれから強く求められそうである。またその具体的なアクションとして、父親を中心とする親子の関わり合いを強め、親子・家族全体でのコミュニケーションや行動機会を設ける必要があるのではないだろうか。
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