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【第2回】世界の図書館のいま 〜 日本との差に見える「未来のヒント」〜 |株式会社ソフテック

2030年の図書館を考える|未来像シリーズ(3回)+実践編(特別編1回)




株式会社ソフテック(本社:札幌市)は、図書館の未来について考える情報発信企画
「2030年の図書館を考える」の第2回を公開しました。

本企画は、図書館システム事業を通じて見えてきた課題や現場の変化をもとに、
これからの図書館のあり方を社会へ発信する継続的な取り組みです。

またソフテックでは、全国の図書館現場で見られる改善事例や実践的な取り組みを紹介する
新シリーズ「小さな行動で変わった図書館シリーズ(全5回)」の展開も予定しており、
図書館の未来に関する継続的な情報発信を強化してまいります。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/128568/6/128568-6-ae01e2d8404bdf8b814161e708a6d55a-1000x666.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
世界の図書館はいま、「静かに本を読む場所」から「人が集い、過ごす場所」へ(※イメージ)


日本ではいまだに「図書館=静かに本を読む場所」というイメージが根強く残っています。
しかし世界に目を向けると、図書館はすでに
「人が集い、過ごす場所」へと姿を変えています。

これは、決して遠い国の話ではありません。
―― その兆しは、すでにあなたの町にも現れているかもしれません。

1. 北欧:図書館は「市民のリビングルーム」

北欧は世界でもっとも図書館が利用されている地域のひとつです。

■データで見る北欧の図書館
?フィンランドの図書館利用率:約80%(国民の8割が年1回以上利用)
?日本の図書館利用率:約30%前後
?フィンランドの図書館予算:1人あたり 約1.5倍(日本比)

■Oodiが象徴する「創造の拠点」
ヘルシンキ中央図書館Oodiは、開館初年度に300万人以上が来館。
人口55万人の都市でこの数字は異例です。
・3Dプリンター
・音楽スタジオ
・映像編集室
・市民が自由に使えるラボ

本を借りる以外に行く理由がない図書館と、
本を借りなくても、行きたくなる図書館。
―― あなたなら、どちらに行きますか。


2. アメリカ:図書館は「地域コミュニティの拠点」

アメリカの図書館は、地域の人を支える場所になっています。

■データで見るアメリカの図書館
?公共図書館の年間来館者数:約11億人(映画館の年間入場者数を上回る)
?図書館プログラム参加者:年間1億人以上
?NYPLのデジタルアーカイブ:100万点以上を無料公開

■NYPLの特徴
・ソーシャルワーカー常駐(全米で導入が拡大)
・無料の法律相談
・移民向け語学プログラム
・就職支援・履歴書作成サポート

困ったときに行ける図書館。
誰かとつながれる図書館。
―― そんな図書館なら、自然と足が向くはずです。

3. シンガポール:図書館は「学びつづける社会のエンジン」

シンガポールでは、図書館が生活の一部になっています。

■データで見るシンガポールの図書館
?電子書籍貸出率:日本の約4倍
?年間プログラム数:約4,000件
?図書館の立地:約70%がショッピングモール内(生活動線の中心)

■特徴
・国立図書館委員会(NLB)が全国を統括
・リスキリング支援と連動
・子ども〜高齢者までの学習プログラムが体系化

学びたい人が、いつでも学べる。
ショッピングモールにある図書館。
―― そんな図書館なら、買い物のついでに寄り道してしまいます。

4. オランダ:図書館は「市民が未来を語るハブ」

オランダでは、図書館が人と人の対話の場になっています。

■データで見るオランダの図書館
?図書館の市民参加イベント:年間約20万件
?若者向けスペースの設置率:80%以上
?デジタル教育プログラムの参加者:年間100万人超

■特徴
・社会課題をテーマにした市民対話
・地域の未来を考えるワークショップ
・若者専用スペースの整備
・デジタル教育の拠点化

市民参加型イベントが日常的に開催される図書館。
若者も、大人も、地域の未来を語り合う図書館。
―― 自分のアイディアが社会を動かせるなら、行く価値があります。


5. 世界の図書館に共通するのは「本ではなく【人】が中心」

世界の図書館に共通するのは次の4点です。

1.人が集まる場所
2.新しいことに出会える場所
3.困ったときに頼れる場所
4.いつでも学び続けられる場所

図書館は
「人の未来を支える空間」へ進化しているのです。

■まとめ

世界の図書館は、「人の未来を支える空間」へと進化しています。

日本も同じ方向に向かっています。
差があるのは、「方向」ではなく「スピード」です。

重要なのは、大きな予算だけではありません。
小さな工夫の積み重ねでも、図書館は変わることができます。

―― あなたの町の図書館、どんな図書館にしたいですか。

次回は、
「お金をかけずに、明日からできる図書館の未来」を考えます。


■本連載では、
現場の視点をもとに、「これからの図書館の可能性」を考えていきます。

ぜひご一読いただき、
図書館の未来について、ご一緒に考えていただければ幸いです。

▼「2030年の図書館」連載一覧

・【第1回】もう図書館は必要ナイ? 〜 変わりゆく図書館の役割 〜
 https://libmax.com/information-116

・【第2回】世界の図書館のいま 〜 日本との差に見える「未来のヒント」〜
 https://libmax.com/information-117

・【第3回】2030年の未来像 〜 図書館はどう変わるのか 〜
 ※2026年6月公開予定

・【実践編】図書館の未来のために私たちができること
 〜 図書館・行政・市民、それぞれの小さな行動 〜
 ※2026年7月公開予定
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