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AIプラットフォーム『AION(TM)(アイオン)』提供開始のお知らせ

ラトナ株式会社(代表取締役 : 大田和響子、以下Latona)は、このたびAI(およびIoT)を包括的に開発・実行・運用・管理するためのプラットフォーム「AION(TM)(アイオン)」をリリース致しましたことをお知らせいたします。




Latonaでは、創業時よりIoT/エッジコンピューティングの事業開発・技術開発を推進しており、Kubernetesを活用したコンテナオーケストレーション技術をエッジ環境で活用できる技術を中心に開発をしてまいりました。また当社は、併せてエッジ環境で稼働可能な、比較的軽い(Lightweightな)AIコンテナ・AIモデル・AIリソース実行環境の開発にも力を入れてきました。そしてこのたびLatonaは、お客様が自由にオープンな環境でAIおよびIoTのリソースを利用できるオープンプラットフォームとして、特にエッジ環境向け・オンプレミス環境向けのリソースを充実させた、OS領域からAI・IoTのアプリケーションリソースまでフルラインアップで揃えたオープンプラットフォーム『AION™』を、製品版としてリリース致しました。

■AI / IoTプラットフォーム『AION™』の概要について
お客様(主に企業様)は、AION™を活用いただくと、エッジ環境・オンプレミス環境、ならびに、クラウド環境において、AION™が提供する全てのAIリソース・IoTリソース、関連するインフラ環境を、ソフトウェアからハードウェアまで、全てご利用いただけるようになっております。お客様がご利用いただけるプラットフォームのコンポーネントは、大きく8つのコンポーネント(それらの名称と概要は下記プレスリリース内に具体的に記載)に分かれており、それぞれに詳細なソフトウェア・ハードウェア仕様(下記リンクのプロダクトシートに記載)が含まれております。

■AION Product Sheet(Version 1.00)のキービジュアルとダウンロードリンク
[画像1: https://prtimes.jp/i/42416/7/resize/d42416-7-350380-0.png ]

※8月23日時点では英語版のみご利用頂けます。日本語版は2019年9月13日までにリリース予定です。
ダウンロードリンク(容量8MB程度):https://www.dropbox.com/sh/q76wjmj7l9ldio2/AADjTe4eSo-GBYt-sdOgmjpqa?dl=0 

■ AION™の主要コンポーネント
[画像2: https://prtimes.jp/i/42416/7/resize/d42416-7-828756-2.png ]

1. AI Cores
AION™ AI Cores の特徴は、一揃えのAIリソース(学習済AIモデルやデータセット、AIフレームワークやAI実行環境など)を、お客様のエッジ環境(エッジデバイスを含む)やオンプレミス環境にデプロイできることです。これにより、今まで比較的重たい仕組みであったAI環境が、今までよりも低予算で軽い仕組みでご利用いただけるようになっております。また、これらのAI環境はIoT環境と統合され、お客様のエッジ・オンプレミス環境で、IoTデータをリアルタイムでストリーミングしてAI環境に分析にかけ、アウトプットを得るといったユースケースを可能にします。 AION™ AI Coresにおける全てのリソースはクラウド環境で開発することができ、また、オープンソース主体のため、全方位的にお客様の予算負担を軽減しています。

2. IoT Cores
AION™ IoT Cores の特徴は、必要なIoTリソース(メッセージングブローカーやデータ連携ミドルウェア、ロードバランサ―、ファイアウォール、データベース、センサードライバー、ファームウェアなど)を、お客様のエッジ環境(エッジデバイスを含む)やオンプレミス環境にデプロイできることです。これにより、お客様の環境におけるIoTアーキテクチャとソフトウェアは一貫性が保たれ、常に最新であり続けることができます。その結果、お客様のIoT投資・運用コストは軽減され、設備等の生産性を継続的に高め、革新することができます。AION™ IoT Coresにおける全てのリソースはクラウド環境で開発することができ、また、オープンソース主体のため、全方位的にお客様の予算負担を軽減しています。なお、AION™ IoT Coresにおける特筆すべき機能として、AION™ IoT Hubs、AION™ Data Platform、Azure IoT Hubとの統合があります。これら全てのIoT環境はAI環境と統合され、お客様のエッジ・オンプレミス環境で、AI環境で生のIoTデータ(リアルタイムセンサーデータ・動画データ等)を分析して即座にアウトプットを得るといったユースケースを可能にします。

3. Microservices
AION™ Microservicesは、お客様が利用する全てのリソースをマイクロサービスで提供することができる開発環境と実行環境を提供します。AION™ Microservicesをご活用いただくと、お客様のエッジ環境やオンプレミス環境に、即座にマイクロサービス環境が配備されます。AION™ Microservicesが提供するマイクロサービス環境は、KubernetesおよびDockerをベースとした包括的なマイクロサービス環境はもちろんのこと、AION™のエンジニアチームが研究開発を重ねてきた、Node.jsやNestJSの技術とフレームワークをフル活用した、360°マイクロサービスアーキテクチャの環境を採用しております。これにより、大きな単位でのサービス管理だけでなく、真に細かく刻まれたレベルの部品単位でのマイクロサービスの開発実行環境が、ご利用いただけるようになっております。また、これらのマイクロサービス環境は、他の全ての(7つの)コンポーネントならびにコンポーネント内の各要素(=マイクロサービス)と、疎結合できるように設計されております。AION™ Microservicesにおける全てのリソースはクラウド環境で開発することができ、また、オープンソース主体のため、全方位的にお客様の予算負担を軽減しています。

4. Opensource Stacks
AION™ Opensource Stacksは、AION™が活用するオープンソースを、機能群別に一纏めにしたかたまり(Stack)が、必要な分だけ用意された環境(Stacks)です。Opensource Stacksには、例えばオペレーティングシステム、Kubernetesクラスター、ロードバランサ―、メッセージブローカー、APIゲートウェイ、データベース(データスタック)のようなインフラ・ミドルウェア関連リソースが含まれています。また、AIフレームワーク、IoTリソース、AI開発・実行環境、IoT開発・実行環境のような、アプリケーション寄りの関連リソースも含まれています。AION™ Opensource Stacksの全てのリソースは、クラウド環境と環境と整合するように設計・維持されています。また、これらのリソースは、AION™プロダクトチームの入念かつ継続的なリサーチ・研究開発活動により、常に最新に更新されます。

5. Edge Computing Stacks
AION™ Edge Computing Stacksには、AION™技術開発チーム(=Latona)がかねてより特に研究開発を重ねてきた、エッジコンピューティング領域の技術・開発/運用リソースとアセットが豊富に含まれています。AION™ Edge Computing Stacksにより、お客様がエッジ環境やオンプレミス環境でのAIやIoTのリソース稼働を低電力で効率的に運用することが、今までよりずっと楽になります。AION™ Edge Computing Stacksは、エッジまたはオンプレミスのARM Cortex-A x Ubuntu、Intel Xeon x Ubuntu環境で安定的に動作します。また、AION™ Edge Computing Stacksにより、NVIDIA Jetsonの各Product/SeriesおよびNVIDIA Tesla(CUDA)等搭載のワークステーション(またはサーバー)環境の構築・運用が容易になり、これにより、従来より軽くて低予算なAI環境の構築運用を可能します。AION™ Edge Computing Stacksにおける全てのリソースはクラウド環境で開発することができ、エッジまたはオンプレミス環境に容易にデプロイすることができ、また、オープンソース主体のため、全方位的にお客様の予算負担を軽減しています。

6. Authentication / Securities
AION™ Authentication / Securitiesは、エッジ環境やオンプレミス環境において(クラウド側でもご利用いただけます)、セキュリティ性とデータの管理・連携・可視化精度、各種開発の運用効率性等を向上させるために用意されたコンポーネントです。特にAION™ Authentication / Securitiesにおけるエッジロードバランシング技術は、特定のエッジデバイスにおいて特定のデータ制御(外部のセンサーや通信系統等とのIn-Outフローを含む)やアプリケーション制御を、エッジ環境やエッジデバイスのIPアドレス単位でできるように開発されたものです。また、エッジ環境でのセキュリティを高めるため、エッジファイアウォールの技術が実装されています。AION™ Authentication / Securitiesをご利用いただくと、エッジ環境等のセキュリティとアプリケーション性能が向上し、お客様のビジネスやプロダクトの生産性を向上させることができます。AION™ Authentication / Securitiesにおける全てのリソースはクラウド環境で開発することができ、エッジまたはオンプレミス環境に容易にデプロイすることができ、また、オープンソース主体のため、全方位的にお客様の予算負担を軽減しています。

7. Hardware Components
AION™は、NVIDIA およびCisco Systemsと協業し、エッジ環境でのNVIDIA Jetson Seriesの各Product/Series、および、エッジまたはオンプレミス環境でのNVIDIA Tesla(CUDA)等搭載ワークステーションまたはサーバー、エッジまたはオンプレミス環境でのCisco Merakiシリーズおよび関連するCisco Systems社製品を、AION™ Hardware Componentsとして、AION™ Platformの全ての関連リソースが実装されたエンベデッド製品としてご提供します。また、これらのハードウェア環境の販売パートナーとして、SB C&S、SoftBankと協業しております。お客様はこれらのハードウェア製品ならびにAIOM™のパートナーシップ体制をご活用いただくことで、今までより低コストで効果的に、AIおよびIoTの開発運用に適したエッジ環境やオンプレミス環境を構築・運用することができるようになります。
※NVIDIA Tesla(CUDA)等搭載のハードウェア環境構築(ならびに運用)は、お客様のご要望に応じて、AION™の事業・技術パートナーである、HPC Systemsが主として担当します。

8. Infra Orchestrations / Clouds
AION™ Infra Orchestations / Cloudsは、お客様が活用する全てのリソース(AIリソース、IoTリソース、データ、共通リソース、インフラリソースなど)を、管理・開発・運用するベースキャンプとしての、必要な環境を用意し、ホスティング致します。AION™ Infra Orchestations / Cloudsは、主要3クラウド(Microsoft Azure、Amazon Web Services、Google Cloud Platform)での必要なリソース管理・開発・運用環境と、そのホスティングサービスをお客様に提供します。AION™ PlatfornのサービスオーナーであるLatonaは、Microsoft社のスタートアッププログラムのメンバーであり、Amazon Web Services社のスタートアッププログラムのメンバーです。AION™ Infra Orchestations / Cloudsの中の重要な機能として、クラウドからエッジへのリソースのデプロイ機能があります。なお、ダッシュボード等の可視化リソースは主にクラウド側で開発され、各エッジ側コンポーネントにデプロイされます。

■AION™のパートナー企業
<AION™の事業/技術パートナー様>
Cisco Systems, NVIDIA, Microsoft, Google, DNP, SoftBank, SB C&S, HPC Systems, Amazon Web Services, SAS Institute Japan, NGINX, Rancher Labs, Skymind

<AION™で使用されている主要技術リソース>
NVIDIA CUDA, ARM, Kubernetes, Docker, Ubuntu, Node.js, NGINX, K3S, K3OS, NestJS, PyTorch, Python, ReactJS, ReactNative, Terraform, Cisco Meraki / Cisco IOx / Cisco Kinetic, Microsoft Azure, Google Cloud Platform, AWS, SAS Viya,

■ AION™ プロダクト・サービスサイトのURL
URL:https://aion.latona.io

■ AION™に関するホワイトペーパー・プロダクトシートのダウンロードリンク
⇒White Paper (Version 1.00) PDF版 (容量:4MB程度)
https://www.dropbox.com/sh/6pe0bcgooshi1or/AAB74HnnTUH7H3UeShH_2FTga?dl=0
⇒Product Sheet (Version 1.00) PDF版 (容量:8MB程度)
https://www.dropbox.com/sh/q76wjmj7l9ldio2/AADjTe4eSo-GBYt-sdOgmjpqa?dl=0

<AION™ 製品版 仕様概要>
・MS Azure, AWS, GCPいずれかのクラウド環境におけるAI/IoT環境構築と運用
・お客様の任意のオンプレミス環境におけるAI/IoT環境構築と運用
・お客様の任意のエッジ環境におけるAI/IoT環境構築と運用
・全てのオープンソースリソース、オープンソースマイクロサービス、AIモデル、IoT Hub、Data Stacks、API Gateway, SDK環境の構築と運用
(※各環境の仕様はAION™の環境等仕様に準じます。詳しくはAION™ Product Sheetをご確認ください)

<AION™ 製品版 価格>
月額10万円(AI環境:10インスタンスまで。IoT環境:接続端末が50端末まで)〜

■ AION™のプロダクト・サービスオーナーに関する情報
【ラトナ株式会社:会社概要】
会社名:ラトナ株式会社
設立日:2018年4月
代表者:代表取締役 大田和響子
所在地:東京都渋谷区神宮前6-12-18 WeWork Iceberg
事業内容:IoT/エッジコンピューティング分野での事業・技術開発推進、AI分野での事業・技術開発推進、コミュニケーションアプリ事業、クラウドコンピューティング事業、ドローン関連事業、ほか
URL:https://latona.io
連絡先:info@latona.io

【本リリースに関するお問い合わせ先】
Latona株式会社 担当:垣内洋祐
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