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シリア人道危機:一部停戦および国連報告の子どもたちへの非人道的な違反行為に対する見解




子ども支援の国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは、シリアで一部停戦が実現し、包囲されていた中部都市ホムスへの人道支援が許可されたことを歓迎します。しかし、人道支援を喫緊に必要としている家族や子どもたちが、未だシリア全土に大勢いることを忘れてはならず、今回の措置はまだ小さな前進です。我々は、シリアの人道危機の永続的な解決策を見いだすために積極的な行動を取る事を、全ての関係者に対して求めます。

内戦がシリアの子どもたちに与えている大きな影響についてまとめられた国連による最新の報告書(Report of the Secretary-General on children and armed conflict in the Syrian Arab Republic)によって、火急の人道支援の必要性が再確認されました。

国連の報告書によれば、2011年3月の紛争の勃発以降、少なくとも1万人の子どもたちが殺害され、紛争に関わる全ての勢力によって、子どもたちに対する人道上の重大な違反行為が行われています。

国連は、本報告書の中で、全ての勢力が子どもたちを標的にするのを即時停止する必要性を強調しています。これには、学校や医療施設を標的にしないこと、人口の密集した地域に攻撃を行わないこと、子どもを兵士として利用しないこと、シリア全土の子どもたちが必要な支援を受け取れるようにすることが含まれます。

セーブ・ザ・チルドレンは、関係各位に次の3点を求めています。
・シリア国内の子どもたちへの支援物資配布を許可すること
・学校や医療施設を守ること
・人口が密集した地域への爆撃を防止すること

*シリアにおける人道状況は日に日に悪化しており、内戦が激化するにつれ、子どもたちへの影響も深刻化しています。シリアの国内避難民は650万人に登り、その半数以上が18才未満の子どもです。また、国内避難民の内450万人は、食糧、シェルター、医薬品、心理的サポートを喫緊に必要としています。1万人以上の子どもたちが非人道的に殺害され、大勢の子どもたちが大きな怪我を負い、国内で経験・目撃したことから深い心的外傷を受けています。

■ セーブ・ザ・チルドレンについて
1919年設立。子ども支援の世界的リーダーとして、国連経済社会理事会(UN ECOSOC)のNGO最高資格である総合諮問資格(General Consultative Status)を取得。日本を含め、世界30カ国の独立したセーブ・ザ・チルドレンがパートナーシップを結び、現在、約120の国と地域で活動しています。

写真キャプション:
シリア人の子どもアリさん(仮名)6才
シリア国境近くのセーブ・ザ・チルドレンの緊急支援物資配布現場にて撮影 
(C)Jonathan Hyams/Save the Children
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