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国際学術誌『Functional Foods in Health and Disease』に掲載

カネリョウ海藻と和洋女子大学の共同研究で、めかぶ摂取による「セカンドミール効果」を実証




海藻の総合メーカーであるカネリョウ海藻株式会社(代表取締役社長:高木良樹、本社:熊本県宇土市、URL:https://www.kaneryo.co.jp/)は、和洋女子大学(学長:金子健彦、千葉県市川市)の多賀昌樹 准教授との共同研究による、朝食時に「めかぶ」を摂取することで、朝食後だけでなく、昼食後の血糖値上昇も抑制する「セカンドミール効果」の実証が、機能性食品分野の国際学術誌『Functional Foods in Health and Disease』2025年12号に掲載されました。なお、本研究は2023年に実施したものです。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/21194/44/21194-44-f8ca1a0cfaebd95c52df6f8ab18cffce-627x209.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■研究の背景と目的
食後の血糖値の急激な上昇は“血糖値スパイク”とも呼ばれ、糖尿病の発症および進展に深く関与しています。厚生労働省の「令和6年国民健康・栄養調査」によると、わが国における糖尿病が強く疑われる人と糖尿病の可能性を否定できない人の合計が1,800万人であると報告されています。空腹時血糖値が正常でも血糖値スパイクを起こす人は珍しくなく、例えば、平均49歳の日本人の健康成人男性のデータでは、空腹時血糖値が正常でも、75 g経口ブドウ糖負荷試験で2時間後の血糖値異常を示す人が7.6%も存在することが報告されていることからも(Fujibayashi et al. Intern Med. 2015)、食後の血糖値上昇を抑えることは、糖尿病予防において重要とされています。
これまでのカネリョウ海藻と和洋女子大学との共同研究において、食事の前に水溶性食物繊維を多く含むめかぶの摂取、すなわち、「めかぶファースト」の実践が、1.食後の血糖値の上昇を抑制する、2.血中のGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)濃度を高め長時間持続することを明らかにしております。
そこで本研究では、「めかぶのGLP-1分泌促進効果」に着目し、朝食(ファーストミール)時のめかぶの摂取が昼食(セカンドミール)時の食後の血糖値上昇に影響を与えるのか、すなわち“セカンドミール効果”を有するのかを検証しました。
※セカンドミール効果… GI(Glycemic index)の提唱者であるトロント大学のジェンキンス博士が1982年に発表した概念で、最初に摂った食事(ファーストミール)が次に摂る食事(セカンドミール)の後の血糖値にも影響を及ぼすこと

■研究方法
20歳から22歳までの健康な女子大学生16名を被験者とし、白飯のみを摂取する群(対照群)とめかぶに白飯を組み合わせた食事を摂取する介入群とに分け、非盲検・ランダム化・2期クロスオーバー試験で実施しました。被験者には、各試験の前日の夜11時以降、水または無糖のお茶以外の飲食物を摂取しないよう指示をしました。各試験日当日、参加者は午前9時に2種類の試験朝食のいずれかを摂取しました。めかぶを摂取するグループでは、最初にめかぶ40 gを摂取し、その5分後に白飯150 gを摂取しました。昼食は4時間後の午後1時に提供し、朝食条件に関わらず白飯150 gのみでありました。全ての食事は10分以内に摂取し、試験期間中はミネラルウォーターのみ摂取可能としました。指先の毛細血管より採血を行い、朝食直前(0分)、朝食後45、90、120、180、240分に血糖を測定しました。昼食後(240分)には、270、300、360分(昼食後30、60、120分)に追加測定を行いました。なお、血糖値に影響がでないよう、被験者は測定期間中、温度管理された室内(約24〜26℃)で安静に座り続けました。

■研究結果のポイント
・朝食後の血糖値上昇を抑制
白飯のみを食べた場合に比べ、めかぶ(40g)と一緒に食べた場合、食後の時間‐血糖値曲線下面積(血糖値AUC)が有意に抑えられました。

・昼食後の血糖値上昇も抑制(セカンドミール効果)
朝食にめかぶを摂取したグループは、白飯のみを食べたグループと比べ、朝食後240および270分(昼食後0および30分)の血糖値上昇および血糖値AUCが有意に低く抑えられました。特に昼食摂取後の血糖値ピーク時において顕著な差が見られました。

■本研究の総括と今後について
本研究は、最初の食事(ファーストミール)でのめかぶの摂取が、次の食事(セカンドミール)時の食後血糖値の上昇を抑制する、すなわち“セカンドミール効果”を有することを実証した初めての報告です。本研究により、めかぶの摂取がGLP-1の分泌を高め、インスリンの分泌を促すことで、持続的に血糖値の上昇を抑制する可能性が示唆されました。セカンドミール効果は、糖尿病の予防あるいは糖尿病病態の改善につながると考えられます。今後は、病院との共同研究を視野に、糖尿病患者を対象にした、大規模かつ長期間の介入試験を実施する予定です。
当社では、「めかぶ」が持つ健康機能に着目し、日常の食生活に無理なく取り入れられる新たな健康習慣として、食事の最初にめかぶを摂取する「めかぶファースト(R)」 を推奨しております。朝食にめかぶを取り入れるこの習慣は、忙しい現代人でも手軽に実践でき、一日を通じた血糖コントロールに寄与する有効な食事法と考えています。
また近年、海外においても海藻の栄養価や健康機能への関心が急速に高まっています。海藻は、血糖値コントロールや腸内環境の改善、抗肥満作用など、多面的な健康効果が期待できる食材として国際的な研究が増加しており、欧米では「シーベジタブル(Sea Vegetables)」としてスーパーフードの一つに位置付けられています。
このような背景のもと、当社が取り組む研究と「めかぶファースト(R)」の推進は、海藻の健康価値を国内外に広く発信し、生活習慣病予防に貢献し得る新たな食習慣の提案をしています。これからもカネリョウ海藻は、海藻の持つ可能性をに探求し、その機能性を社会へ還元する取り組みを一層推進してまいります。

■論文情報
・掲載誌:Functional Foods in Health and Disease
・論文タイトル:The second-meal effect of Undaria pinnatifida sporophylls (mekabu)
in healthy young women: An open-label crossover study
・掲載日:2025年12月1日
・著者:Masaki Taga, Kazuma Yoshizumi, Hitomi Kobayashi, Naoki Iwamoto
・URL:https://ffhdj.com/index.php/ffhd/article/view/1807


■カネリョウ海藻株式会社
事業内容 :海藻類(主にもずく、めかぶ)の加工販売、海藻サラダやその他色物海藻、幅広く取り扱っております。
代表者 :代表取締役社長 高木良樹
所在地 :熊本県宇土市笹原町1544 
営業所 :東京営業所、大阪営業所
ホームページ:https://www.kaneryo.co.jp
※代表取締役社長の「高木」の「高」は、はしごだかとなります。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/21194/44/21194-44-fa30d77a72aef43fc69a6b756cb2b6d1-189x30.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

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