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DUMSCOと京都大学の共同研究により開発 臨床研究アプリ「ハカルテリサーチ」とがん患者サポートアプリ「ハカルテ」が京都大学の研究で活用され成果が学会発表されました

〜第78回日本産科婦人科学会学術講演会(JSOG 2026)にて〜




株式会社DUMSCO(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:西池成資、以下 当社)は、京都大学と共同研究により開発した臨床研究用アプリ「ハカルテリサーチ」、がん患者サポートアプリ「ハカルテ」を、京都大学大学院 医学研究科 婦人科学産科学の研究チームが進めるがん患者の症状負担やQOLに関する研究において、データ収集ツールとして提供しております。

このたび、本アプリを活用した研究成果が、2026年5月15日(金)〜17日(日)に札幌市で開催された「第78回日本産科婦人科学会学術講演会(JSOG 2026)」にて発表されました。発表は、京都大学大学院 医学研究科 婦人科学産科学の東山希実先生によって行われました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45932/48/45932-48-6c841d1d4eeb4fae84de53ccced57c63-2560x1340.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45932/48/45932-48-db8b275b3a89ac02eae0d25632177a7f-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
東山先生ご発表の様子

当社のHRV測定技術とアプリ開発について

当社は、心拍変動(HRV: Heart Rate Variability)測定技術に強みを持ち、自律神経の状態を可視化する複数のヘルスケアスマートフォンアプリを通じて300万人以上、4,000万回を超えるHRVデータを蓄積してきました。HRVとは、心拍と心拍の間隔(R-R間隔)の揺らぎを示す指標であり、交感神経と副交感神経のバランスに影響を受けることが知られています。当社では、300万人以上のHRVデータを解析し、平均値を100としたスケール(50〜150)でエネルギーレベルを数値化する独自モデルを開発。このエネルギーレベルは、比較的元気な状態では高く、不調や疲労が続く場合は低下する傾向があります。こうしたHRV解析技術を活用し、京都大学と共同研究により開発したがん患者向けの臨床研究用アプリ「ハカルテリサーチ」は、スマートフォンを使って日常的に症状記録ができるだけでなく、スマートフォンのカメラを用いて迅速簡便にHRVを記録・管理できるツールとして、研究の現場で活用されています。また、研究の場のみならず、より多くの方のがん治療に寄与していくことを目的に、「ハカルテリサーチ」を一般ユーザー向けアプリへと改修した「ハカルテ」も2024年7月から提供しており、多くのがん患者にご利用いただいております。今回発表された研究においても、「ハカルテリサーチ」や「ハカルテ」を用いて計測されたHRVや体調記録のデータなどが使用されています。

今回の京都大学による研究結果について

東山希実先生のご発表内容
タイトル:Potential effects of mental symptoms reduction on physical symptom burden in woman with cancer(女性がん患者における精神症状の軽減が身体症状の負担に及ぼす潜在的な影響)

内容要約:
がんを患う女性は不安や抑うつなどの精神的苦痛を経験しやすく、これが生活の質(QOL)の低下に直結することが課題となっています。本研究は、日々の「精神症状の重症度」が、その後の「身体症状の負担」にどのような影響を与えるかを統計的に推定することを目的に実施されました。

化学療法を受けている女性患者982人からアプリ「ハカルテ」等を通じて得られた計22,251人日分の膨大なライフログデータを分析。「気分が悪い」「不安」「悲しい」といった精神症状の推移と、それ以外の身体症状(痛みやしびれ等)の総数との関連性を検証しました。

分析の結果、精神症状スコアが高い日ほど歩数が少なく、活動量が低下している傾向が認められました。また、精神症状が強い日には、しびれ、倦怠感、爪の変化、浮腫、味覚障害、関節痛、眠気、頭痛、口渇、悪心など、幅広い身体症状の有症率が高くなることが示されました。調整後解析においても、精神症状スコアは同日の身体症状数と独立して関連しており、精神症状が身体症状負担を反映する重要な指標となり得ることが示唆されました。
さらに、精神症状の影響を「個人内の変化」と「個人間の差」に分けて検討したところ、同じ患者の中で普段より精神症状が悪化した日には身体症状が増加し、また慢性的に精神症状が高い患者ほど身体症状負担が大きいことが明らかになりました。加えて、ある週の精神症状スコアは翌週の身体症状負担とも有意に関連しており、精神症状の悪化が将来的な身体症状増加の予測因子となる可能性が示されました。
これらの結果から、女性がん患者における精神症状は、単なる心理的苦痛にとどまらず、身体症状負担や活動量低下を含む広範な患者負担を示す実用的なシグナルであると考えられます。また、精神症状に対する早期の評価や介入が、将来的な身体症状負担の軽減につながる可能性が示唆されました。

がん患者サポートアプリ「ハカルテ」について

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45932/48/45932-48-72b16965680be573c1c16c77d6e335d2-3840x2560.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

当社では臨床研究用の「ハカルテリサーチ」の開発知見を活かし、広く一般のがん患者の体調記録にご活用いただくために改修した「ハカルテ」を提供しております。患者目線にたって開発・改善を重ねている点が特徴です。がん患者が自分の状態を知り、より主体的に治療やケアを受けられるようサポートすることで、がん患者の自己効力感を高め、QOL(生活の質)向上に寄与することを目指しており、簡単で詳細な体調記録やHRVの測定などをすることができます。今後は受診アドバイスの提供や、気軽に医療者に相談できるチャット機能なども追加していくほか、アプリ内でアピアランスケアなどに関する情報提供なども行い、より広くがん患者をサポートできるアプリを目指してまいります。
詳細は下記をご確認ください。




ハカルテWebサイト
https://hakarute.com/
ハカルテ公式note
https://note.com/hakarute/
SNS(がん患者さんに役立つ情報を発信しています)
https://www.instagram.com/hakarute/
https://x.com/hakarute

ハカルテ開発の背景

現在、日本は生涯で二人に一人ががんになる時代であり、昨年より国が開始した第4期がん対策推進基本計画においても、3本柱の一つとして「がんとの共生」が掲げられています。計画の中では「全てのがん患者及びその家族等の療養生活の質の向上を目指す」と明記され、通院しながら社会生活を送るがん患者さんの抱える問題への対策は急務となっています。
当社では、3つの背景からハカルテ開発に至りました。

■ハカルテ開発の背景1:医療の進歩に伴うがん治療の変化
近年のがん治療は、長期の入院はせずに定期的(化学療法の場合は数週間に一度ほど、放射線療法の場合は連日のケースが多い)に通院し、外来で治療を行う形式が一般的です。しかし、治療期間のほとんどを自宅で生活しながら過ごす患者にとっては、体調の変化や治療の副作用について、すぐに医療者に相談できないという不安と隣り合わせでもあります。「ハカルテ」は、患者が自分のスマホで日々の体調やライフログ*1を記録し、診察前に体調記録やメモを確認することで、前回の治療以降の体調変化や質問事項を伝えやすくし、主体的な治療をサポートします。

■ハカルテ開発の背景2:がん治療における患者のQOL維持・向上の重要性
多くのがん患者は、がんと診断されることや治療の副作用などにより、心身ともに大きな負担を感じ、QOLが著しく低下することがわかっています。また、QOLの低下が治療の中断につながることも少なくなく、治療を完遂するためにはQOLの管理が重要となっています。海外では、QOLを管理することにより治療成績が上がったという報告*2もあります。そういった背景もあり、近年はがんを治すことだけではなく、がん患者の不安を取り除き、QOLを維持・向上することの重要性が叫ばれています。しかし、限られた診療時間の中で、医療者が十分に患者のQOLに配慮した対応をすることは難しく、がん治療における課題の一つとなっています。「ハカルテ」は症状やライフログのデータによって心身の状態を可視化することで、がん患者のQOLを客観的に評価し、短い診療時間のなかでも医療者と患者が円滑にコミュニケーションを取れるようサポートします。

■ハカルテ開発の背景3:がん患者の体調記録の重要性
様々な研究で、医師は患者の訴えを過小評価していると報告されています。特に、心理面や社会面についてその傾向が強く、症状では痛みやしびれ、だるさ、不眠等について、医師が患者の訴えを過小評価したり、実態を捉えにくかったりすると言われています。*3患者がよりよい治療を受けるためにも、自分の症状とその程度について記録したものを主治医に見せて、心身の状態を正しく理解してもらうことが重要です。

*1 ライフログ(lifelog):人間の活動(life)の記録(log)のことで、日本語訳すると生活記録と訳される。ハカルテで記録できるライフログは、心拍変動・歩数・睡眠・気分など。
*2 Basch E, Deal AM, Dueck AC, et al. Overall Survival Results of a Trial Assessing Patient-Reported Outcomes for Symptom Monitoring During Routine Cancer Treatment. JAMA. 2017;318(2):197-198.
*3 Basch E. The missing voice of patients in drug-safety reporting. N Engl J Med. 2010 Mar 11;362(10):865-9.

株式会社DUMSCOについて

「持続可能なパフォーマンスをデザインする」をミッションに、データ分析とテクノロジーで課題を解決するべくサービス開発や企業向け生産性向上コンサルティングを提供しています。
ハカルテ事業にとどまらず、前身アプリが300万DLを突破しリニューアル後もユーザー数を伸ばしているセルフコンディショニングアプリ「Habitone」、toB向けストレス測定アプリ「ANBAI」、ポーラメディカルと共同開発している暑熱対策AIカメラ「カオカラ」など、さまざまな事業を展開しています。
コーポレートサイト
https://dumsco.com/
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