元阪神・赤星氏に“金融のプロ”臼井朋貴が教える「投資経験ゼロから始めるおすすめの資産形成方法」
[20/01/30]
提供元:PRTIMES
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~43歳の赤星さんでも始めるのは全然遅くない!「投資のポイント」をレクチャーさらに2020年ペナントレースの阪神順位をキャンプイン前、大胆予想!~
株式会社じぶん銀行(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:臼井 朋貴)は1月16日、アスリートのセカンドキャリア支援企画、特別対談「教えて! 臼井社長」の第2回目を実施しましたので、当日の様子をお知らせします。
特別対談では、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したインターネット銀行である「じぶん銀行」社長・臼井 朋貴が、プロ野球・阪神タイガースの元外野手で野球解説者の赤星 憲広さん(43歳)に「投資経験ゼロから始めるおすすめの資産形成方法」をレクチャー。初心者でも挑戦しやすい投資や赤星さんの現役時代の裏話、さらに2020年の阪神の順位予想などについても語っていただきました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/26860/65/resize/d26860-65-505928-11.jpg ]
<「じぶん銀行」公式サイトURL>
https://www.jibunbank.co.jp/
<対談レポート>
■投資はペナントレースと同じ!? 「大切なのは短期で一喜一憂しないこと」
[画像2: https://prtimes.jp/i/26860/65/resize/d26860-65-195656-6.jpg ]
──赤星さんはこれまで投資経験がないと聞きました。
赤星:現役時代には正直、投資に全く興味がありませんでした(笑)引退後は少し興味が出てきましたが、下手に足を踏み入れられない怖さがありまして…。
臼井:分かります。日本は投資・金融教育がされていないので、精神的なハードルが高い。でも手堅い運用もあるので、そこまで構える必要はありません。「お金に働いてもらう=投資」という考えが大切だと思います。
司会:実際に、「貯金」より「投資」の方が絶対に増やせる。と言い切れるものでしょうか?
臼井:もちろん投資なので必ず勝てると言い切れません。その中で、なぜ投資が大事かと言うと、いま銀行の普通預金は金利が年0.001%。100万預けたとして、税金を無視して1年間で10円です。定期預金なんて預けていてもなんの意味もないじゃないかとなるわけですよ。銀行側の立場でこんなこと言うのも怒られそうですが(笑)対して投資信託(投信)は「バランス型」と呼ばれる商品があって、その中でも「積極型」と「安定型」に分かれているのですが、運用成績を見ると5年間で「安定型」が年18%、「積極型」が30%の利益を出した実例もあります。絶対に勝てる保証はありませんが、先ほどの定期預金100万円で利益10円のことを考えると、上手く利用できたら良いと思います。ただ、理解しておかなきゃいけないのは、5年間の仕上がりとして最終的に10%、30%という結果になっているだけで、途中上がったり下がったりしているんです。大事なのは短期の成績に一喜一憂しないこと。短期的に考えるのではなく、長期的に腰を据えて取り組めば、勝算は増します。
赤星:0.00…何%でしたっけ…0.001%と、10〜30%ですか!数字だけで聞いても、全く違いますね。確かに1年、2年で見るのではなく長い目で見れば変わってくるのかな、と思います。興味が湧いてきました。
──投資を始める前に覚えておくべきことは何でしょうか?
臼井:「もうかった分には税金がかかる」ということは覚えておくべきでしょう。定期預金の利息や投信の分配金からは所得税15%、地方税5%、復興特別所得税0.315%の計20.315%の税金が取られます。この税金分は、銀行が差し引いてお振込みしているので、ご自身で確定申告の必要はありません。ですから、意識される方は少ないものと思いますが。ベースとして意識しておく必要があるかと思います。
赤星:なるほど。あと僕の年齢は43歳ですが、この年から投資を始めても大丈夫でしょうか?
臼井:もちろん。いまは「人生100年時代」と言われていますから心配はありません。40代は始めるには遅すぎる、ということは全然ないんです。ただ、もちろん早く始めるに越したことはないですし、先の不安が少しでも小さいほうが野球にも打ち込めると思いますから。仰っていただいたように、野球界の後輩の皆さんには、ぜひ若いうちから金融に触れてもらいたいですね。
臼井社長が指南 投資経験のない人に向けた資産形成法
[画像3: https://prtimes.jp/i/26860/65/resize/d26860-65-177477-4.jpg ]
──投資経験のない赤星さんに向けた資産形成法として、どんなものがあるでしょうか。
臼井:確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」をお勧めします。これは毎月積み立てたお金をご自身の判断で、投信や定期預金など運用方法を選び、掛け金と運用益との合計額を基に給付が受け取る制度です。利息・運用益が非課税なことに加え、掛け金が全額所得控除になるため、かなりおトクです。
赤星:いいですね、iDeCo。耳にはしたことはありましたが、具体的な内容は知りませんでした。ただ、僕はもう43歳にもなるんですが、まだiDeCoって当てはまるものなんですか?
臼井:もちろんです!老後の資金形成のための制度なので、60才以上から70才までの受取開始が基本条件で、60才から受け取る場合は10年以上の運用期間が必要なんですが、赤星さんは今43才でいらっしゃるから、十分な期間があります。利息・運用益が非課税なことに加えて、掛金が全額所得控除になるのでおトクですよ。
赤星:なるほど、ますます興味が沸いてきました。iDecoってすごくよく聞くんですけど、始める際に、何か気を付けることってありますか。
臼井:そうですね。はじめる際には、金融機関を選ぶことになるのですが、その際に気を付けてほしいのは口座管理料という手数料と、商品ラインナップです。同じiDecoといえど、ここは各行差があるところなので、契約前にきっちり確認いただきたいですね。
まず、手数料について、口座開設の際はどの金融機関も一様に2,829円かかるのですが、加えて毎月「口座管理料」がかかります。基本、みなさん積立を行われると思いますがその際171円~629円と、各行開きがあります。たかが数百円…と思われるかもしれませんが、毎月×20年と考えるとこれだけでも、かなりの金額になるんです。
また、商品ラインナップについても、片手で収まる数から、30種類を超える商品を取り扱っている金融機関もあります。多ければ多いほどいい、というわけではなく、例えば銀行系であれば預金系が多かったり、証券系は投資信託の数が多かったりしますし、商品が少ないということはそれだけ厳選されているとも言えるわけですから。この前提を理解した上で、各商品の運用成績と照らし合わせて、自分に合
ったものを選ぶ。ということをしていただきたいですね。
宣伝みたいになってしまいますが、auのiDeCoもおすすめですよ。バランス型の投信4本に厳選しているため迷わず選べて、またauのユーザーかどうかにかかわらず0.1%のポイントを付与。ポイントは買い物などに使うことができます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/26860/65/resize/d26860-65-320583-7.jpg ]
──投資への理解がだんだんと深まってきたのではないでしょうか。そんな赤星さんから「お金の悩み」について臼井社長に質問はありますか?
赤星:今年、東京五輪・パラリンピックが催されますが、盛り上がっている今のうちにしておいた方がいいことは?
臼井:「五輪に合わせてもうかる銘柄はありますか」という質問はよく受けます(笑)東京オリンピックが決まったのも2013年ですから、今からだと遅いかもしれませんね。投資は、早め早めの行動が肝心です(笑)実際に過去の大会開催地の動向をみると、オリンピックによる経済効果というものは確かに存在しますが、オリンピック後は景気が悪くなるケースもあります。いまからなら五輪後に注目した方がいいかもしれません。もし、景気が悪くなるとするならば“仕込み時”と言えます。長期の運用を視野に入れ「不景気こそチャンス」と捉えるのもありではないでしょうか。
■プロ選手時代にどれくらいの貯金が必要か
[画像5: https://prtimes.jp/i/26860/65/resize/d26860-65-420699-5.jpg ]
──今が買い時と考えることもできるわけですね。赤星さん、他にも聞きたいことはありますか?
赤星:野球選手は現役時代、なかなか先々のことまで考えられません。しかし、一緒に入団したメンバーには、大卒・社会人もいて、お金がぽんと入ると使ってしまう人もいます。実際、選手時代にどれくらいの貯金をしておくべきでしょうか。また、年俸はどう、使っていくべきなのでしょうか。
臼井:まずは「契約金=退職金」という考え方を念頭に置いておくべきです。その自己資金を「いますぐ使うお金」「5〜10年で使うお金」「老後(10年以上先)に使うお金」の3つに分け、運用方法を変えると良いでしょう。あとは円だけに偏るのもリスクがあるので、外貨資産に分散するなども。“期間の分散”と“通貨の分散”を上手く使い分けていくことが大事です。長期的にコツコツと投資に取り組めば、収入の高低にかかわらず、豊かな生活を送ることができるのではないでしょうか。
赤星:僕の場合は引退した年の年俸が一番高かったんです。年俸がなくなるっていう次の年に、最高年棒に合わせた多額の税金を払うことになりました。自分で働きだした時で、いくらもらえるかわからなかったので、今思うとある意味タダ働きですよね(笑)僕の場合はしっかりと貯金していたので、対応できましたが、僕と同じように突然のけがで引退する人にとって、ちょっと恐ろしい話だなと。今の話はぜひ他の選手にも伝えたいですね。現役だとどうしても野球のことだけに頭がいっぱいになり、お金の管理は後回しになってしまうので。伝える義務があると思っています。
■2020年阪神タイガースの成績は? 赤星憲広がズバリ予想!
──せっかくのプロ野球選手との対談ですので、野球に関する話も少しお願いします。赤星さんの現役時代の活躍で、特に印象に残っていることはありますか?
[画像6: https://prtimes.jp/i/26860/65/resize/d26860-65-873053-9.jpg ]
臼井:盗塁王を5回、ゴールデングラブ賞を6回という素晴らしい1番バッター。活躍を挙げればきりがありませんので3つだけにしておきます。
まずは盗塁した数だけ車いすの寄贈を続けてきたこと。2つ目は2003年9月15日のサヨナラ打で優勝を決めた瞬間。3つ目は2007年9月に東京ドームで9連勝していたとき、ウィニングボールを捕った赤星さんがセンターで大の字に寝っ転がっていたことですね。
赤星:3つ目はかなりマニアックですね(笑) 阪神ファンの方でも数人しか覚えていなさそうなエピソードです。臼井さんが阪神ファンとは聞いていましたが、かなりのもの、本当に筋金入りですね!2003年のサヨナラ打に関しては、本当にいろんな方から、未だによく言っていただけるんですよ。けど、2003年の後は阪神は2005年にも優勝しているのですが、僕のサヨナラヒットが言われ続けているということは、それ以降ほとんど優勝していないということですからね。早く阪神が優勝して、僕の記憶を塗り替えていってほしい。来年になるか再来年になるかわからないですけど、ファンの方が優勝のシーンを語れるように、後輩たちには頑張ってほしいですよね。
──野球解説者としてご活躍され、選手を近くで見てきた赤星さん。ズバリ2020年の阪神の順位は?
赤星:キャンプ前で判断材料が少ない現状ではありますが、オフの間に補強の内容であったり去年の戦いを見ると、優勝のチャンスは十分にあると思います。ただ、優勝するためにはいくつか条件があると思っています。条件の1つは助っ人外国人選手が活躍できること。阪神の投手陣はセ・リーグでダントツ1位だと思うので、後は打線なんですよね。昨年は大山選手に負担がかかりすぎて、他の選手がバックアップできなかったというのもあると思うので、今年獲った助っ人外国人がひとりでもふたりでも活躍してくれれば、優勝する可能性が十分あると思いますよ。去年は糸井選手の離脱があった中で、あれだけ若手が奮起して、クライマックスシリーズ進出を果たしたのは確実にチームにとって自信になっている部分もあると思いますし。一方で、他のチームが戦力ダウンしているという背景もあるので。
加えて注目なのは近本 光司外野手。実は一昨日も彼と会って話してきたんですが、彼は間違いなくキーマンです。主軸(助っ人外国人)の活躍も重要ですが、1、2番の出塁も大事なポイント。彼は去年、大活躍してくれたので2年目の今年もしっかり仕事ができれば、僕の予想がより現実味を帯びてくるはずです。
臼井:大山選手と藤波投手は如何でしょうか。
赤星:大山くんがブレークするためには、ボーアが4番に君臨して、彼の軽減を負担してあげることでしょうね。去年、大山君に対する評価は厳しかったかもしれません。しかし、周りがあれだけ援護できないにも関わらず、よく頑張ったと僕は評価したいと思います。4番が育つかどうかは前後にいい打者がいるかどうかが大きいです。広島東洋カープの鈴木 誠也選手がすごい打者になりましたが、あれは打席前に“タナキクマル”(2016年シーズンから広島東洋カープの1番〜3番打者を務めた田中 広輔、菊池 涼介、丸 佳浩の3選手名を縮めた通称)がいたり、後ろにそれこそ僕の同級生の新井(貴浩)君がいたからこそ、「鈴木 誠也」という選手が成長できたと思います。大山君の負担が減れば、彼はもっと成長することができると思いますし、今年はやってくれると期待しています。
──最後に赤星さんご自身の今後の活動や夢をお聞かせください。
赤星:東京五輪・パラが決まったとき、野球にとどまらず幅広くスポーツに携わっていきたいと考えました。それから大会関係の取材をすることも多く、多方面の選手から学ぶことも多かった。そういう意味で2020年は一つの大きな区切りでした。なので、この先の夢とか目標とか正直決めていませんでした。野球選手になって、ある程度の自分の夢や目標は叶えてきたと思うので、またこれからの新たな目標や夢は考えていかなくてはと思っていることではあります。まずは2020年、これまでの仕事の集大成にしていきたいですね!
──臼井社長の今後の展望をお聞かせください。
臼井:今年2月9日(日)に「auじぶん銀行」へ社名変更致します。それを機会に面白いことや、ワクワクするようなこともやりたいですね。また、赤星さんも車椅子の寄贈活動を引退後も続けられているということで。本当に、赤星さんならではの、素晴らしい活動だとずっと思っていたんですよね。我々も、もっと社会貢献活動にも力を入れていきたいと思いますね。また、野球界にも少しでもお役に立てればと思いますね。
■じぶん銀行 について
じぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したインターネット銀行です。ネット銀行ならではの魅力的な金利の定期預金、外貨預金、住宅ローン、カードローンなど原則24時間365日いつでもお取り引きが可能です。
<特徴>
○預金や外貨、ローンまで、すべてのサービスがスマホで完結。いつでもどこでもスムーズに。
○KDDIと三菱UFJ銀行がつくった銀行だから サービスとセキュリティに自信あり。
○店舗を持たないネット銀行だから実現できる魅力的な金利とおトクな手数料。
○じぶんにピッタリの情報がタイミングよく届く。 使えば使うほど、どんどん役立つ存在に。
株式会社じぶん銀行(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:臼井 朋貴)は1月16日、アスリートのセカンドキャリア支援企画、特別対談「教えて! 臼井社長」の第2回目を実施しましたので、当日の様子をお知らせします。
特別対談では、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したインターネット銀行である「じぶん銀行」社長・臼井 朋貴が、プロ野球・阪神タイガースの元外野手で野球解説者の赤星 憲広さん(43歳)に「投資経験ゼロから始めるおすすめの資産形成方法」をレクチャー。初心者でも挑戦しやすい投資や赤星さんの現役時代の裏話、さらに2020年の阪神の順位予想などについても語っていただきました。
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<「じぶん銀行」公式サイトURL>
https://www.jibunbank.co.jp/
<対談レポート>
■投資はペナントレースと同じ!? 「大切なのは短期で一喜一憂しないこと」
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──赤星さんはこれまで投資経験がないと聞きました。
赤星:現役時代には正直、投資に全く興味がありませんでした(笑)引退後は少し興味が出てきましたが、下手に足を踏み入れられない怖さがありまして…。
臼井:分かります。日本は投資・金融教育がされていないので、精神的なハードルが高い。でも手堅い運用もあるので、そこまで構える必要はありません。「お金に働いてもらう=投資」という考えが大切だと思います。
司会:実際に、「貯金」より「投資」の方が絶対に増やせる。と言い切れるものでしょうか?
臼井:もちろん投資なので必ず勝てると言い切れません。その中で、なぜ投資が大事かと言うと、いま銀行の普通預金は金利が年0.001%。100万預けたとして、税金を無視して1年間で10円です。定期預金なんて預けていてもなんの意味もないじゃないかとなるわけですよ。銀行側の立場でこんなこと言うのも怒られそうですが(笑)対して投資信託(投信)は「バランス型」と呼ばれる商品があって、その中でも「積極型」と「安定型」に分かれているのですが、運用成績を見ると5年間で「安定型」が年18%、「積極型」が30%の利益を出した実例もあります。絶対に勝てる保証はありませんが、先ほどの定期預金100万円で利益10円のことを考えると、上手く利用できたら良いと思います。ただ、理解しておかなきゃいけないのは、5年間の仕上がりとして最終的に10%、30%という結果になっているだけで、途中上がったり下がったりしているんです。大事なのは短期の成績に一喜一憂しないこと。短期的に考えるのではなく、長期的に腰を据えて取り組めば、勝算は増します。
赤星:0.00…何%でしたっけ…0.001%と、10〜30%ですか!数字だけで聞いても、全く違いますね。確かに1年、2年で見るのではなく長い目で見れば変わってくるのかな、と思います。興味が湧いてきました。
──投資を始める前に覚えておくべきことは何でしょうか?
臼井:「もうかった分には税金がかかる」ということは覚えておくべきでしょう。定期預金の利息や投信の分配金からは所得税15%、地方税5%、復興特別所得税0.315%の計20.315%の税金が取られます。この税金分は、銀行が差し引いてお振込みしているので、ご自身で確定申告の必要はありません。ですから、意識される方は少ないものと思いますが。ベースとして意識しておく必要があるかと思います。
赤星:なるほど。あと僕の年齢は43歳ですが、この年から投資を始めても大丈夫でしょうか?
臼井:もちろん。いまは「人生100年時代」と言われていますから心配はありません。40代は始めるには遅すぎる、ということは全然ないんです。ただ、もちろん早く始めるに越したことはないですし、先の不安が少しでも小さいほうが野球にも打ち込めると思いますから。仰っていただいたように、野球界の後輩の皆さんには、ぜひ若いうちから金融に触れてもらいたいですね。
臼井社長が指南 投資経験のない人に向けた資産形成法
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──投資経験のない赤星さんに向けた資産形成法として、どんなものがあるでしょうか。
臼井:確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」をお勧めします。これは毎月積み立てたお金をご自身の判断で、投信や定期預金など運用方法を選び、掛け金と運用益との合計額を基に給付が受け取る制度です。利息・運用益が非課税なことに加え、掛け金が全額所得控除になるため、かなりおトクです。
赤星:いいですね、iDeCo。耳にはしたことはありましたが、具体的な内容は知りませんでした。ただ、僕はもう43歳にもなるんですが、まだiDeCoって当てはまるものなんですか?
臼井:もちろんです!老後の資金形成のための制度なので、60才以上から70才までの受取開始が基本条件で、60才から受け取る場合は10年以上の運用期間が必要なんですが、赤星さんは今43才でいらっしゃるから、十分な期間があります。利息・運用益が非課税なことに加えて、掛金が全額所得控除になるのでおトクですよ。
赤星:なるほど、ますます興味が沸いてきました。iDecoってすごくよく聞くんですけど、始める際に、何か気を付けることってありますか。
臼井:そうですね。はじめる際には、金融機関を選ぶことになるのですが、その際に気を付けてほしいのは口座管理料という手数料と、商品ラインナップです。同じiDecoといえど、ここは各行差があるところなので、契約前にきっちり確認いただきたいですね。
まず、手数料について、口座開設の際はどの金融機関も一様に2,829円かかるのですが、加えて毎月「口座管理料」がかかります。基本、みなさん積立を行われると思いますがその際171円~629円と、各行開きがあります。たかが数百円…と思われるかもしれませんが、毎月×20年と考えるとこれだけでも、かなりの金額になるんです。
また、商品ラインナップについても、片手で収まる数から、30種類を超える商品を取り扱っている金融機関もあります。多ければ多いほどいい、というわけではなく、例えば銀行系であれば預金系が多かったり、証券系は投資信託の数が多かったりしますし、商品が少ないということはそれだけ厳選されているとも言えるわけですから。この前提を理解した上で、各商品の運用成績と照らし合わせて、自分に合
ったものを選ぶ。ということをしていただきたいですね。
宣伝みたいになってしまいますが、auのiDeCoもおすすめですよ。バランス型の投信4本に厳選しているため迷わず選べて、またauのユーザーかどうかにかかわらず0.1%のポイントを付与。ポイントは買い物などに使うことができます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/26860/65/resize/d26860-65-320583-7.jpg ]
──投資への理解がだんだんと深まってきたのではないでしょうか。そんな赤星さんから「お金の悩み」について臼井社長に質問はありますか?
赤星:今年、東京五輪・パラリンピックが催されますが、盛り上がっている今のうちにしておいた方がいいことは?
臼井:「五輪に合わせてもうかる銘柄はありますか」という質問はよく受けます(笑)東京オリンピックが決まったのも2013年ですから、今からだと遅いかもしれませんね。投資は、早め早めの行動が肝心です(笑)実際に過去の大会開催地の動向をみると、オリンピックによる経済効果というものは確かに存在しますが、オリンピック後は景気が悪くなるケースもあります。いまからなら五輪後に注目した方がいいかもしれません。もし、景気が悪くなるとするならば“仕込み時”と言えます。長期の運用を視野に入れ「不景気こそチャンス」と捉えるのもありではないでしょうか。
■プロ選手時代にどれくらいの貯金が必要か
[画像5: https://prtimes.jp/i/26860/65/resize/d26860-65-420699-5.jpg ]
──今が買い時と考えることもできるわけですね。赤星さん、他にも聞きたいことはありますか?
赤星:野球選手は現役時代、なかなか先々のことまで考えられません。しかし、一緒に入団したメンバーには、大卒・社会人もいて、お金がぽんと入ると使ってしまう人もいます。実際、選手時代にどれくらいの貯金をしておくべきでしょうか。また、年俸はどう、使っていくべきなのでしょうか。
臼井:まずは「契約金=退職金」という考え方を念頭に置いておくべきです。その自己資金を「いますぐ使うお金」「5〜10年で使うお金」「老後(10年以上先)に使うお金」の3つに分け、運用方法を変えると良いでしょう。あとは円だけに偏るのもリスクがあるので、外貨資産に分散するなども。“期間の分散”と“通貨の分散”を上手く使い分けていくことが大事です。長期的にコツコツと投資に取り組めば、収入の高低にかかわらず、豊かな生活を送ることができるのではないでしょうか。
赤星:僕の場合は引退した年の年俸が一番高かったんです。年俸がなくなるっていう次の年に、最高年棒に合わせた多額の税金を払うことになりました。自分で働きだした時で、いくらもらえるかわからなかったので、今思うとある意味タダ働きですよね(笑)僕の場合はしっかりと貯金していたので、対応できましたが、僕と同じように突然のけがで引退する人にとって、ちょっと恐ろしい話だなと。今の話はぜひ他の選手にも伝えたいですね。現役だとどうしても野球のことだけに頭がいっぱいになり、お金の管理は後回しになってしまうので。伝える義務があると思っています。
■2020年阪神タイガースの成績は? 赤星憲広がズバリ予想!
──せっかくのプロ野球選手との対談ですので、野球に関する話も少しお願いします。赤星さんの現役時代の活躍で、特に印象に残っていることはありますか?
[画像6: https://prtimes.jp/i/26860/65/resize/d26860-65-873053-9.jpg ]
臼井:盗塁王を5回、ゴールデングラブ賞を6回という素晴らしい1番バッター。活躍を挙げればきりがありませんので3つだけにしておきます。
まずは盗塁した数だけ車いすの寄贈を続けてきたこと。2つ目は2003年9月15日のサヨナラ打で優勝を決めた瞬間。3つ目は2007年9月に東京ドームで9連勝していたとき、ウィニングボールを捕った赤星さんがセンターで大の字に寝っ転がっていたことですね。
赤星:3つ目はかなりマニアックですね(笑) 阪神ファンの方でも数人しか覚えていなさそうなエピソードです。臼井さんが阪神ファンとは聞いていましたが、かなりのもの、本当に筋金入りですね!2003年のサヨナラ打に関しては、本当にいろんな方から、未だによく言っていただけるんですよ。けど、2003年の後は阪神は2005年にも優勝しているのですが、僕のサヨナラヒットが言われ続けているということは、それ以降ほとんど優勝していないということですからね。早く阪神が優勝して、僕の記憶を塗り替えていってほしい。来年になるか再来年になるかわからないですけど、ファンの方が優勝のシーンを語れるように、後輩たちには頑張ってほしいですよね。
──野球解説者としてご活躍され、選手を近くで見てきた赤星さん。ズバリ2020年の阪神の順位は?
赤星:キャンプ前で判断材料が少ない現状ではありますが、オフの間に補強の内容であったり去年の戦いを見ると、優勝のチャンスは十分にあると思います。ただ、優勝するためにはいくつか条件があると思っています。条件の1つは助っ人外国人選手が活躍できること。阪神の投手陣はセ・リーグでダントツ1位だと思うので、後は打線なんですよね。昨年は大山選手に負担がかかりすぎて、他の選手がバックアップできなかったというのもあると思うので、今年獲った助っ人外国人がひとりでもふたりでも活躍してくれれば、優勝する可能性が十分あると思いますよ。去年は糸井選手の離脱があった中で、あれだけ若手が奮起して、クライマックスシリーズ進出を果たしたのは確実にチームにとって自信になっている部分もあると思いますし。一方で、他のチームが戦力ダウンしているという背景もあるので。
加えて注目なのは近本 光司外野手。実は一昨日も彼と会って話してきたんですが、彼は間違いなくキーマンです。主軸(助っ人外国人)の活躍も重要ですが、1、2番の出塁も大事なポイント。彼は去年、大活躍してくれたので2年目の今年もしっかり仕事ができれば、僕の予想がより現実味を帯びてくるはずです。
臼井:大山選手と藤波投手は如何でしょうか。
赤星:大山くんがブレークするためには、ボーアが4番に君臨して、彼の軽減を負担してあげることでしょうね。去年、大山君に対する評価は厳しかったかもしれません。しかし、周りがあれだけ援護できないにも関わらず、よく頑張ったと僕は評価したいと思います。4番が育つかどうかは前後にいい打者がいるかどうかが大きいです。広島東洋カープの鈴木 誠也選手がすごい打者になりましたが、あれは打席前に“タナキクマル”(2016年シーズンから広島東洋カープの1番〜3番打者を務めた田中 広輔、菊池 涼介、丸 佳浩の3選手名を縮めた通称)がいたり、後ろにそれこそ僕の同級生の新井(貴浩)君がいたからこそ、「鈴木 誠也」という選手が成長できたと思います。大山君の負担が減れば、彼はもっと成長することができると思いますし、今年はやってくれると期待しています。
──最後に赤星さんご自身の今後の活動や夢をお聞かせください。
赤星:東京五輪・パラが決まったとき、野球にとどまらず幅広くスポーツに携わっていきたいと考えました。それから大会関係の取材をすることも多く、多方面の選手から学ぶことも多かった。そういう意味で2020年は一つの大きな区切りでした。なので、この先の夢とか目標とか正直決めていませんでした。野球選手になって、ある程度の自分の夢や目標は叶えてきたと思うので、またこれからの新たな目標や夢は考えていかなくてはと思っていることではあります。まずは2020年、これまでの仕事の集大成にしていきたいですね!
──臼井社長の今後の展望をお聞かせください。
臼井:今年2月9日(日)に「auじぶん銀行」へ社名変更致します。それを機会に面白いことや、ワクワクするようなこともやりたいですね。また、赤星さんも車椅子の寄贈活動を引退後も続けられているということで。本当に、赤星さんならではの、素晴らしい活動だとずっと思っていたんですよね。我々も、もっと社会貢献活動にも力を入れていきたいと思いますね。また、野球界にも少しでもお役に立てればと思いますね。
■じぶん銀行 について
じぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したインターネット銀行です。ネット銀行ならではの魅力的な金利の定期預金、外貨預金、住宅ローン、カードローンなど原則24時間365日いつでもお取り引きが可能です。
<特徴>
○預金や外貨、ローンまで、すべてのサービスがスマホで完結。いつでもどこでもスムーズに。
○KDDIと三菱UFJ銀行がつくった銀行だから サービスとセキュリティに自信あり。
○店舗を持たないネット銀行だから実現できる魅力的な金利とおトクな手数料。
○じぶんにピッタリの情報がタイミングよく届く。 使えば使うほど、どんどん役立つ存在に。