SEOTOOLSは、サイトのアクセスアップに必要なSEO対策ツールを無料提供中。まずはSEOアクセス解析ツールをご体験下さい。

時価総額上位960社の統合報告書を「機械可読性」8視点で診断、AI時代のIR設計指標を提示




企業のESGデータの集計・管理・分析プラットフォーム「TERRAST」シリーズを提供するサステナブル・ラボ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：平瀬 錬司、以下「当社」）は、東証上場企業の統合報告書（PDF）を対象に、AIを含む機械による解析・収集を前提とした「AI可読性」を独自に診断し、『AIフレンドリー統合報告書ランキング TOP50（2025年版）』として公開しました。総合ランキング1位は「トヨタ自動車」、2位は「パナソニック ホールディングス」、3位は「東急建設」でした。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52578/107/52578-107-4f4b3812c1645c5064a98476102a7a7a-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

背景

ESG開示の高度化に伴い、統合報告書の情報量は年々増加しています。一方で、投資家・アナリスト・評価機関のレビュー工数には限界があり、AIやクローラー等による「機械による収集・解析」を前提とした情報設計の重要性が急速に高まっています。当社は、統合報告書が「人間だけでなく機械（AIを含む）も読者となる」時代において、企業のIR高度化と資本市場での評価向上に資する指標として、「機械可読性（AI可読性）」に着目し、ランキングとして可視化しました。

診断対象

対象企業：東証に上場しており統合報告書を発行している企業のうち、時価総額上位960社（時価総額は2025年11月末時点）
対象資料：2025年11月末時点の最新の統合報告書（PDF）
※「PDF版とHTML版」「本編とデータブック」「総合版と章別版」「A4版とA3版」「閲覧用と印刷用」など複数・分割発行されている場合は、PDF版・本編・総合版・A4版・閲覧用のみを診断対象としています。

診断手法（8つの視点）

機械可読性に関する以下8つの視点で診断しました。
・テキスト抽出性
・表の機械可読性
・論理構造／見出し階層の明確性
・ナビゲーション／ハイパーリンク設計
・段落粒度／冗長性
・要約／対話性
・メタデータ／テクニカル健全性
・一貫性／アクセシビリティ補助

※本ランキングは「統合報告書PDFという成果物の機械可読性」を対象とするものであり、企業の財務内容・ESGパフォーマンス・開示内容の正確性や充実度を直接評価するものではありません。

「機械可読性の高い」統合報告書ランキング TOP50（2025年PDF版）

本リリースでは、上位50社の社名・業種・高評価ポイントを公開します。ここに掲載のない企業も含め、個別企業のAI可読性診断結果の詳細をご確認になりたい場合は、お手数ですがお問い合わせください。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/52578/table/107_1_ef5c0e0fa134db417ccb75e7a7864718.jpg?v=202512181045 ]
6位以降、その他の評価項目はPDFをご参照ください。
d52578-107-6bb5a5b606f6cf16c0de10f5909cf002.pdf[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52578/107/52578-107-85c72ddc742073c17afa40cdf1c311ee-1554x634.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
PDFイメージ（抜粋）

サマリー（傾向）

- TOP50で高評価企業として多かったのは「テキスト抽出性」（38社）、「表の機械可読性」（34社）と「ナビゲーション／ハイパーリンク設計」（34社）でした。
- 「論理構造／見出し階層の明確性」（27社）、「メタデータ／テクニカル健全性」（27社）も一定数で高評価が見られました。
- 一方で「段落粒度／冗長性」「要約／対話性」「一貫性／アクセシビリティ補助」は、高評価企業が限定的であり、2026年に向けた改善余地が大きい領域です。
- 業種別では「情報通信・サービスその他」（12社）、「電機・精密」（10社）などが上位に多く見られました。

企業実務への示唆

機械可読性の改善は、PDF制作工程の少しの見直しで大きく改善するケースがあります。例えば以下は比較的着手しやすい改善例です。

1）画像化テキストの削減（テキストレイヤー保持、コピー＆検索可能な状態へ）
2）表の構造化（セル境界・見出し行/列の明確化、機械が列見出しを追える配置へ）
3）見出し階層の明確化（H1/H2/H3相当の一貫、段組・注釈の読み順整理）
4）目次・章間のリンク設計（PDFしおり、目次リンク、参照先へのジャンプ）

当社の提供価値

当社は、非財務データ基盤「TERRAST」および「TERRAST for Enterprise」を通じて、ESG情報の整備・開示の高度化を支援しています。AI時代のIR設計に関する評価・改善支援、社内制作フローへの落とし込み支援等も提供しています。

AI可読性診断の詳細、改善支援、個別企業の結果の照会については、以下よりお問い合わせください。
お問い合わせ：https://www.terrast.biz/contact

2026/1/16（金）に解説イベントを開催予定

本ランキングを題材に、ぜ今「AI可読性」が重要なのか、機械に“読まれやすい”統合報告書にはどのような共通点があるのか、実務にすぐ活かせる設計上のポイントや好事例をご紹介するイベントを東京・大手町にて開催いたします。申し込みページは追って当社peatixページに公開いたします。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52578/107/52578-107-24f23ce7992478d767a6704c628e335e-920x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

サステナブル・ラボ株式会社（https://suslab.net）

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/52578/107/52578-107-a7a326a8997bd18bb539739b6ad2388f-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


機関投資家・金融機関・プロファーム向け、国内最大級のESGデータ分析プラットフォーム「TERRAST」や、大手上場企業向け、ESGデータの開示・分析支援ソリューション「TERRAST powered by Uniqus」、中小企業/サプライヤー向け、ESGデータ集計・可視化ツール「TERRAST for Enterprise」、サステナブル企業名鑑「テラスTV」を提供する、ESGテックカンパニー。
また、最新のデータ分析手法とESG知見を用いた非財務・財務のコネクティビティ可視化・分析支援など、幅広く伴走支援ソリューションを提供。データサイエンス × サステナビリティ × 金融領域の知見を集結させ、データドリブンなESG経営支援を企業規模問わず提供することで、社会・環境貢献と経済をシームレスに接続することを目指しています。
TERRASTシリーズのサイト：https://www.terrast.biz/


会社名：サステナブル・ラボ株式会社
代表取締役：平瀬錬司
所在地：東京都千代田区大手町1丁目6-1 大手町ビル 4 階 FINOLAB内
事業内容：ESGに特化した非財務データプラットフォームの提供および非財務情報を含めた企業価値に係る研究開発
設立年月：2019年1月
公式HP：https://suslab.net
採用サイト：https://suslab-recruit.net/
プレスリリース一覧：https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/52578