半世紀続く「横浜市こどもの美術展」。出展OBが思い出を語る。【教育シリーズ2.】
[16/06/28]
提供元:PRTIMES
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1965年から続く横浜の夏の風物詩。
今までたくさんの子どもの絵が飾られました。その中のひとり、現在小学校の校長先生が当時の嬉しい気持ちを語ってくれました。今年も募集が始まります。子どもたちの元気な絵が今年も壁いっぱいに並びます!
[画像1: http://prtimes.jp/i/14302/114/resize/d14302-114-358136-4.jpg ]
応募作品を全て展示するみんなの展覧会
東京オリンピックと同じ年、1964年に「芸術の創造とその普及」のためにつくられた横浜市民ギャラリー。
市民の発表の場であると同時に、国内外の現代美術の紹介や横浜にちなんだ作家の展覧会、海外の姉妹友好都市との交流展、教育普及プログラムなどの自主事業を展開してきました。
開設の翌年から「横浜市こどもの美術展」が始まりました。
子どもひとりひとりの個性を尊重し、自由で豊かな創造性を育むことを目的として、応募された作品は無審査で全て展示されるのが大きな特徴となっています。
そのポリシーは半世紀たった今も貫かれています。
毎年、子どもたちの元気いっぱいな絵が壁いっぱいに飾られる風景は、横浜の夏の風物詩となっています。
[画像2: http://prtimes.jp/i/14302/114/resize/d14302-114-797046-5.jpg ]
少年時代のあたたかな思い出
[画像3: http://prtimes.jp/i/14302/114/resize/d14302-114-939378-8.jpg ]
半世紀も続いているのですから「横浜市こどもの美術展」に小さい頃応募したことのあるハマっこがたくさんいます。小学校時代の素敵な思い出としてこの展覧会を覚えているのが、現在横浜市立西前小学校の末松隆一郎校長先生。絵が好きで家の近くの画塾に通っていた末松少年は、1972年、小学校4年生の時に絵の先生から応募を薦められます。
「小さい頃は小児ぜんそくだったので、スポーツができませんでした。だから絵を描くのが好きだったのです。学校も休みがちだから、当時は図工も含めた成績も悪く、落ち込んでいる時でした」
[画像4: http://prtimes.jp/i/14302/114/resize/d14302-114-488402-2.jpg ]
大桟橋が大好きで、よく船を見に行っていた末松少年が描いたのは画面いっぱいの船、そしてもう1枚は赤いお花畑のようなデザイン画。
「実は何を描いたのかよく覚えていないのです(笑)。でも絵の先生が “評判いいよ” と褒めてくれたことはとても心に残っています。学校の成績が悪いことも不思議がってくれて、それが大きな励みになりました」
展覧会は末松少年の小さな胸に自信が宿るきっかけになりました。きっと誇らしい気持ちだったに違いないお母さんが展示会場で撮った写真が残っています。
表現することの大切さ
末松先生は小さい頃、勉強以外に「絵」で表現できる別の場所があったのがよかったと言います。
「学校がダメだった分、より救われた気がします。表現にはいろいろな方法があることを、まず子どもたちには知ってもらいたい。今の子どもたちは自尊感情が低いというデータが出ています。”どうせ自分は…”と言う言葉も耳にします。体育や作文、音楽、図工など何でもいい。ひとつでいいから自信が持てるものを見つけてもらいたいですね」
そのために、周りの大人たちが子どもたちの可能性を見つける場をたくさん用意できればいいと考えています。
「横浜市こどもの美術展」はそのひとつ。
自分の絵が飾られる嬉しさ、晴れがましさは、子どもたちにとって大切な思い出として、末松先生のように長く心に残るに違いありません。
[画像5: http://prtimes.jp/i/14302/114/resize/d14302-114-122427-7.jpg ]
2016年の募集が始まります!
横浜市民ギャラリーでは、今年もたくさんの子どもたちからの絵画作品の応募をお待ちしています。
また、7月29日から8月7日の展示期間中、康夏奈展「もぐらの世界 私の世界」、子どもも大人も自由参加で色画用紙を使う工作のワークショップ「どうぶつお面をつくろう」が同時開催されます。
7月30日、31日の両日は、子どもたちの楽器演奏による「夏のこども音楽会」も。
子どもたちの作品で会場がいっぱいになる「横浜市こどもの美術展」にぜひご来場ください。
詳しくはこちら→http://ycag.yafjp.org/our_exhibition/kodomo2016/
[表: http://prtimes.jp/data/corp/14302/table/114_1.jpg ]
今までたくさんの子どもの絵が飾られました。その中のひとり、現在小学校の校長先生が当時の嬉しい気持ちを語ってくれました。今年も募集が始まります。子どもたちの元気な絵が今年も壁いっぱいに並びます!
[画像1: http://prtimes.jp/i/14302/114/resize/d14302-114-358136-4.jpg ]
応募作品を全て展示するみんなの展覧会
東京オリンピックと同じ年、1964年に「芸術の創造とその普及」のためにつくられた横浜市民ギャラリー。
市民の発表の場であると同時に、国内外の現代美術の紹介や横浜にちなんだ作家の展覧会、海外の姉妹友好都市との交流展、教育普及プログラムなどの自主事業を展開してきました。
開設の翌年から「横浜市こどもの美術展」が始まりました。
子どもひとりひとりの個性を尊重し、自由で豊かな創造性を育むことを目的として、応募された作品は無審査で全て展示されるのが大きな特徴となっています。
そのポリシーは半世紀たった今も貫かれています。
毎年、子どもたちの元気いっぱいな絵が壁いっぱいに飾られる風景は、横浜の夏の風物詩となっています。
[画像2: http://prtimes.jp/i/14302/114/resize/d14302-114-797046-5.jpg ]
少年時代のあたたかな思い出
[画像3: http://prtimes.jp/i/14302/114/resize/d14302-114-939378-8.jpg ]
半世紀も続いているのですから「横浜市こどもの美術展」に小さい頃応募したことのあるハマっこがたくさんいます。小学校時代の素敵な思い出としてこの展覧会を覚えているのが、現在横浜市立西前小学校の末松隆一郎校長先生。絵が好きで家の近くの画塾に通っていた末松少年は、1972年、小学校4年生の時に絵の先生から応募を薦められます。
「小さい頃は小児ぜんそくだったので、スポーツができませんでした。だから絵を描くのが好きだったのです。学校も休みがちだから、当時は図工も含めた成績も悪く、落ち込んでいる時でした」
[画像4: http://prtimes.jp/i/14302/114/resize/d14302-114-488402-2.jpg ]
大桟橋が大好きで、よく船を見に行っていた末松少年が描いたのは画面いっぱいの船、そしてもう1枚は赤いお花畑のようなデザイン画。
「実は何を描いたのかよく覚えていないのです(笑)。でも絵の先生が “評判いいよ” と褒めてくれたことはとても心に残っています。学校の成績が悪いことも不思議がってくれて、それが大きな励みになりました」
展覧会は末松少年の小さな胸に自信が宿るきっかけになりました。きっと誇らしい気持ちだったに違いないお母さんが展示会場で撮った写真が残っています。
表現することの大切さ
末松先生は小さい頃、勉強以外に「絵」で表現できる別の場所があったのがよかったと言います。
「学校がダメだった分、より救われた気がします。表現にはいろいろな方法があることを、まず子どもたちには知ってもらいたい。今の子どもたちは自尊感情が低いというデータが出ています。”どうせ自分は…”と言う言葉も耳にします。体育や作文、音楽、図工など何でもいい。ひとつでいいから自信が持てるものを見つけてもらいたいですね」
そのために、周りの大人たちが子どもたちの可能性を見つける場をたくさん用意できればいいと考えています。
「横浜市こどもの美術展」はそのひとつ。
自分の絵が飾られる嬉しさ、晴れがましさは、子どもたちにとって大切な思い出として、末松先生のように長く心に残るに違いありません。
[画像5: http://prtimes.jp/i/14302/114/resize/d14302-114-122427-7.jpg ]
2016年の募集が始まります!
横浜市民ギャラリーでは、今年もたくさんの子どもたちからの絵画作品の応募をお待ちしています。
また、7月29日から8月7日の展示期間中、康夏奈展「もぐらの世界 私の世界」、子どもも大人も自由参加で色画用紙を使う工作のワークショップ「どうぶつお面をつくろう」が同時開催されます。
7月30日、31日の両日は、子どもたちの楽器演奏による「夏のこども音楽会」も。
子どもたちの作品で会場がいっぱいになる「横浜市こどもの美術展」にぜひご来場ください。
詳しくはこちら→http://ycag.yafjp.org/our_exhibition/kodomo2016/
[表: http://prtimes.jp/data/corp/14302/table/114_1.jpg ]









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