HPE、AIネイティブポートフォリオ拡充によりネットワーキング業界に変革を推進 自律運用ネットワーク戦略でIT運用の未来像を刷新
[25/12/23]
提供元:PRTIMES
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HPEはJuniper買収完了後の展開を加速 - HPE Aruba NetworkingとHPE Juniper Networkingの両プラットフォームに一貫したAIOps機能を実装し、コンピュート、ストレージ、ネットワーク、クラウドにわたる可観測性を強化
- HPEは短期間で、HPE Aruba Networking CentralとHPE Juniper Networking Mistの強みを融合
- 新しいAIOps機能と共通ハードウェアにより、運用プラットフォームであるHPE Aruba Networking CentralとHPE Juniper Networking Mistにわたる一貫した自律運用体験を実現
- Broadcom Tomahawk 6シリコンを採用した業界初のOEMスイッチにより、HPEは、AIのためのネットワークポートフォリオを拡充
HPEはセキュアでAIネイティブなネットワーキングポートフォリオをHPE Aruba NetworkingとHPE Juniper Networkingにより拡充し、AIワークロードにおけるパフォーマンスとスケールの最大化を実現する自律運用ネットワークを推進することで、AIインフラのリーダーシップを一層強化したことを発表しました。HPEによるJuniper買収完了からわずか5か月(注1)で実現したポートフォリオ拡充は、重要な節目です。
今回の拡充には、運用プラットフォームであるHPE Aruba Networking CentralとHPE Juniper Networking Mistにわたって一貫した自律運用体験を実現する新しいAIOps機能と共通のハードウェアが含まれます。加えて、HPE OpsRamp Softwareのアップデートと、HPE Juniper Networkingの新しいスイッチおよびルーターにより、HPEはAIおよびクラウドのパフォーマンスを支える重要な基盤であるネットワークの役割を拡大し、ハイブリッドIT環境全体の運用の簡素化をGreenLake Intelligenceと互換性のあるエージェント型AIにより実現します。
HPEのネットワーク担当エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるラミ・ラヒム(Rami Rahim)は次のように述べています。
「AI時代においてお客様が必要としているのは、急増する接続デバイス、複雑化する環境、そして高まるセキュリティ脅威に対応するにあたって、AIが組み込まれたAIのためのネットワークです。HPEは、自律的で高性能なネットワークを提供することで、ユーザー体験を再定義し、あらゆる環境にわたって堅牢で安全な接続性を実現する、将来を見据えたソリューションによってネットワーキング業界に変革をもたらす準備が整っています」
HPE Aruba NetworkingとHPE Juniper Networkingにわたる統合AIOpsで自律運用ネットワークを進化
HPEは短期間で、HPE Aruba Networking CentralとHPE Juniper Networking Mistの強みを融合させました。お客様の投資保護を実現するために、共通のエージェント型AIとマイクロサービスのフレームワークを適用し、ネットワークのためのAIの重要な機能を統合して一貫した体験を実現し、新しいネットワークのためのAI機能を両ドメインにわたって実装しています。
- HPE Juniper Networking Mist Large Experience Model(LEM)は、ZoomやMicrosoft Teamsなどから得られる数十億のデータポイントに加え、デジタルツインによる合成データを組み合わせ、ビデオの問題を迅速に検出・修正・予測します。この機能をHPE Aruba Networking Centralでも提供します。
- HPE Aruba NetworkingのAgentic MeshテクノロジーはMistでも利用できるようになり、異常検知と根本原因分析を高度な推論と自律的または支援的なアクションにより強化します。
- MistはHPE Aruba Networking CentralのOrganizational InsightとグローバルNOCビューを採用し、両プラットフォームにわたって統一されたユーザー体験を提供します。
- 新しいWi-Fi 7アクセスポイントは、HPE Aruba Networking CentralとHPE Juniper Networking Mistの両方で動作し、購入者の投資保護を確保します。
HPE Aruba Networking Central On-Premises 3.0は、安全なオンプレミス環境で強力なインサイトを提供し、自動化を実現します。高度な生成AIと従来型AIOps機能を組み込み、対応を支援するAIアラート、プロアクティブな修復、インテリジェントなクライアントインサイト、簡素化されたドキュメント検索機能を刷新されたユーザーインターフェースを通じて提供します。
Broadcom Tomahawk 6シリコンを採用した業界初のOEMスイッチによりAIのためのネットワークポートフォリオを拡充
AIワークロードの実行には高性能なネットワークが不可欠であり、AI推論のためのコンピューティングはエッジへと移行しています。この変化はレイテンシー、プライバシー、そして経済性に起因しており、高性能なスイッチとルーターに対するニーズが生まれています。こうした性能重視で加速するコンピュート市場に対応するため、HPEは以下の製品を展開します。
- HPE Juniper Networking QFX5250スイッチ:データセンター内でGPUを接続する世界最高性能のUltra Ethernet Transport対応スイッチです。Broadcom Tomahawk 6シリコンを基盤とし、102.4TB/秒の帯域幅を備えたQFX5250は、HPE Juniper NetworkingのJunosによるイノベーション、HPEの液冷技術におけるリーダーシップ、そしてAIOpsのインテリジェンスを融合し、次世代AIインフラのための高性能、省電力、そして簡素化された運用を実現します。
- HPE Juniper Networking MX301マルチサービスエッジルーター:AI推論をデータ生成のソースに近づけ、高性能なエッジルーティングのニーズに対応します。このコンパクトな1RUルーターは、推論、マルチサービス、メトロ、モバイルバックホール、エンタープライズルーティング環境にわたり、1.6TB/秒の性能と400G接続を提供します。
NVIDIAおよびAMDとのパートナーシップ拡大
- HPEのAIファクトリー向けソリューションは、HPE Juniper Networkingのエッジオンランプとロングホールのデータセンター間接続(DCI)が含まれるよう、拡張されました。この拡張は、HPE Juniper NetworkingのMXおよびPTX高速ルーティングプラットフォームを活用し、ユーザー、デバイス、エージェントからAIファクトリーへの接続、さらに長距離や複数クラウドにまたがるクラスター間接続において、大規模で安全かつ低レイテンシーの通信を実現します。これらの新機能は、NVIDIA Spectrum-X イーサネット ネットワーキングプラットフォームやNVIDIA BlueField-3データプロセッシングユニット(DPU)を含むHPEのAIファクトリーネットワーキングソリューションを補完し、さまざまな本番シナリオにおけるワークロード体験を向上させます。
- AMD「Helios」AIラックスケールアーキテクチャは、業界初のスケールアップ型Ethernetネットワーキングを搭載します。本ソリューションは、兆パラメータ規模のAIトレーニングと大容量の推論を可能にする単一ラックのターンキー型で、260TB/秒のスケールアップ帯域幅とFP4精度で2.9エクサフロップスの性能を実現します。Broadcomと共同開発した、AIトレーニングと推論性能を飛躍的に向上させるために専用設計されたHPE Juniper Networkingスケールアップスイッチとソフトウェアは、業界標準のEthernetをベースにした業界初のソリューションです。
HPEのAIOpsにおけるイノベーションはIT運用の統合によるハイブリッド環境での迅速な対応を支援
HPEは、ハイブリッドクラウドとエージェント型AIOps戦略を推進しており、HPEならではの強みを示す新機能は、ハードウェアからパブリッククラウドまでを網羅する共有リソースモデルから獲得する、フルスタック・マルチドメイン・マルチベンダーのインテリジェンスを軸としています。
HPE OpsRamp Softwareの強化とGreenLakeとの連携深化により、HPE Compute Ops Management、HPE Aruba Networking Central、HPE Juniper Networking Apstraからのテレメトリを集約し、IT運用チームが環境全体を一元的に把握・解釈・対応できる、真のハイブリッドコマンドセンターの基盤を獲得できます。
新しいイノベーションにより、フルスタックにわたる管理とインテリジェンスを繋げ、ITチームがハイブリッド環境全体を監視、理解、即時対応できるようにします。主な機能は以下の通りです。
- HPE Juniper NetworkingのApstra Data Center DirectorとData Center AssuranceソフトウェアのOpsRampとの連携:コンピュート、ストレージ、ネットワーク、クラウドにわたるフルスタックの可観測性、予測型アシュアランス、プロアクティブな障害対応機能をGreenLakeを通じて提供します。
- Compute Ops Managementの新機能:OpsRampとの連携、Compute Copilot、セルフサービス型の根本原因の分析機能により、可視性の集中化、トラブルシューティングの迅速化、運用体験の向上を実現します。
- Agentic Root CausingとMCP(Model Context Protocol)サポート(限定提供):GreenLakeおよびHPE OpsRamp Softwareの両方で利用可能。サードパーティソフトウェアのAIエージェントをノーコードで繋げ、エージェントを強化できるため、GreenLake Intelligenceの動的環境におけるブラインドスポット解消を支援できます。
- GreenLake Intelligenceの新機能:HPE Sustainability Insight Center、GreenLake Wellness Dashboard、OpsRamp Agentic Root Causing向けの新しいAIエージェントにより、迅速なインサイトとガイド付きアクションを提供。データサイロの解消およびITスタック全体でエージェント型分析を可能にします。
新しいゼロ%ファイナンスによりAIネイティブネットワーキング導入を支援
HPEのファイナンスプログラムを担うHPE Financial Services(HPEFS)では、AIネイティブネットワーキングへのモダナイゼーションを容易に進められるよう支援するプログラムを提供します。
? HPE Juniper Networking Mistを含むネットワークAIOpsソフトウェアの購入に対し、期間契約型ライセンスでゼロ%ファイナンスが適用されるプログラム
? AIワークロードをサポートするネットワーク機器をリースするお客様が利用できる特別ファイナンスプログラムでは、現金換算で10%相当の節約が可能です。データセンターのネットワーキングやエンタープライズのルーターの導入に利用できます。また、レガシー技術の刷新では複数OEM製品の撤去サービスをオプションで利用でき、再販時には収益の分配も可能です。
提供時期
- HPE Juniper Networking QFX5250スイッチ:2026年第1四半期に提供開始予定
- HPE Juniper Networking MX301マルチサービスエッジルーター:2025年12月に提供開始
- HPE OpsRampのサポートおよび連携時期
- MCP(Model Context Protocol):2026年初頭に提供開始予定
- - Compute Ops Management:2025年12月に提供開始
- - Storage Manager:2026年2月に提供開始予定
- - Apstra Data Center Director:2026年第2四半期に提供開始予定
注記
1 Juniper Networksの買収は、2025年7月に発表
https://www.hpe.com/us/en/newsroom/press-release/2025/07/hewlett-packard-enterprise-closes-acquisition-of-juniper-networks-to-offer-industry-leading-comprehensive-cloud-native-ai-driven-portfolio.html
■ HPEについて
HPE (NYSE: HPE)は、AI、クラウド、ネットワーキングの力を結集し、組織が持つ可能性を最大化できるよう支援する、エンタープライズテクノロジーのリーディングカンパニーです。新たな可能性を切り拓く先駆者として、HPEは、イノベーションと高度な知識と経験を通じて、人々の生活そして働き方の向上に貢献しています。HPEは、あらゆる業界のお客様が運用効率を最適化し、データから価値ある示唆を導き出し、その効果を最大化できるよう支援しています。Unlock your boldest ambitions with HPE - HPEはお客様と共に、大きな志の実現に寄与します。詳細はwww.hpe.com をご覧ください。
■ プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/newsroom/press-hub.html
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【お客様からのお問い合わせ先】
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL: 0120-268-186 または03-6743-6370
ホームページ: www.hpe.com/jp/
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