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Green Carbon株式会社は、大阪ガス株式会社と連携し、水田の中干し期間延長による生物多様性への影響を可視化

国内初となる生物多様性に関する価値を付加した水田J-クレジット創出に貢献




ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(グリーンカーボン))は、大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原正隆、以下「大阪ガス」)と連携し、温室効果ガスの一つであるメタン排出量削減を目的とした水田の中干し期間延長(※1)(※2)の取り組みにおいて、環境DNA(※3)を用いた生物多様性への影響調査により、その影響の可視化が実現したことをお知らせします。これにより、水田の中干し期間延長が、排出量削減だけではなく、周辺環境の生物多様性にも悪影響を与えない、付加価値の高い水田J-クレジットとなります。なお、本調査結果に基づく価値は、2026年に発行予定の中干し期間延長によるJ-クレジットに付加します。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/233/117956-233-02920e424e971275d23222f3c3152120-1223x688.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


〇本リリース及び詳細に関する問い合わせはこちら
https://green-carbon.co.jp/contact/

○Green Carbon株式会社会社概要のダウンロードはこちら
https://green-carbon.co.jp/download-form/

◆ 背景

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど多岐にわたる分野で事業を展開しています。各地域の自然資源に適したプロジェクトを開発するとともに、衛星データを活用した適地選定やモニタリングにより、効率的かつ透明性の高い運営を実現しています。特に水田のプロジェクトは国内及び海外で大規模に展開を実施しています。

こうした中、水田の中干し期間延長によるメタン排出量の削減は、2023年にJ-クレジット制度の方法論として承認されました。以降、水田J-クレジットの取扱量は増加しており、今後J-クレジット発行全体の約3〜4割まで増加する(※4)ことが見込まれています。
日本の稲作では一般的に水田の中干しが行われますが、メタン排出量削減のために中干し期間を延長することで、慣例とは異なる水田環境となり、そこに生息する生態系に影響を及ぼすといった懸念が挙げられています。水田におけるメタン排出量の削減によるプラスの効果だけではなく、生物多様性への影響リスクを解決・最小化することが求められています。

そこでGreen Carbonは、水田での生物多様性評価に関するノウハウを保有する大阪ガスと連携し、水田の中干し期間延長による生物多様性への影響調査を2025年6月に開始しました。本プロジェクトは、対象水田圃場の中干し実施前と、中干し実施後の湛水(水田の水)データを採取し調査します。中干し実施前と実施後の生物多様性リストを比較することで、生態系情報や生物多様性への影響が分析でき、保全活動の優先順位づけや環境施策の効果検証に繋げました。

◆ 調査の概要

生物多様性への影響調査では、Green Carbonが管理する中干し期間延長を行う一部の水田(4県)を対象に、水田の中干し実施前と中干し延長後の水を採水し、大阪ガスがトンボやカエルといった水田で生息生物の微量な遺伝子情報(環境DNA)を分析、生物多様性への影響を評価しました。現在、他県の水田でも同様の評価を行っている最中です。
中干しの実施前と延長後の生物種を比較することで、生態系情報や生物多様性への影響が分析でき、保全活動の優先順位づけや環境施策の効果検証に繋げることが可能です。

◆ 今後の取り組み

今回の調査結果により可視化された生物多様性に関する価値は、2026年春頃発行予定の中干し期間延長によるJ-クレジットに付加され、Green Carbonを通じて販売されます。生物への影響を見える化することで、お客さまは環境価値を理解した上で、安心してJ-クレジットの取引を行っていだだけるようになります。

生物多様性の調査・評価方法については、セミナー等を通じて情報発信を行うとともに、創出予定の高付加価値な水田J-クレジットの予約販売も開始します。
今後は実証範囲を拡大し詳細な調査を行うことで、高品質なクレジット創出を目指すとともに、生物多様性調査を実施する農家様の副収入向上にもつなげる仕組みを構築してまいります。さらなる詳細分析と調査範囲を広げることで、よりニーズに合った情報提供を行うとともに、提供可能なJ-クレジットの拡大を目指します。

○稲作コンソーシアム:https://inasakuconsortium.com/
※1:中干し
水稲の栽培期間中、出穂前に一度水田の水を抜いて田面を乾かすことで、過剰な分げつ(根元付近からの枝分かれ)を防止し、成長を制御する作業

※2:水田の中干し期間延長
J-クレジット制度で承認されているメタン排出量削減の方法論。一般に水を張った水田はメタンが発生しやすいため、水稲栽培において通常行われる中干し期間を7日間延長することにより、メタン発生量を3割削減できることが確認されている

※3:環境DNA
水や土壌、大気などの環境中に放出されたDNAの総称

※4:今後J-クレジット発行全体の約3〜4割まで増加する
Jクレジット登録簿に公開されている各社のプロジェクト計画書から推計
◆Green Carbon 株式会社
代表者   :代表取締役 大北 潤
所在地   :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
設立    :2019年12月 12日
事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL    : https://green-carbon.co.jp/


◆大阪ガス株式会社
代表者   :代表取締役社長 藤原 正隆
所在地   :大阪市中央区平野町四丁目1番2号
設立    :1897年4月10日
事業内容  :ガスの製造・販売、電力の発電・販売 等
URL    : https://www.daigasgroup.com/


◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。
事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大しています。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。


◆Green Carbon株式会社SNSはこちら
Carbon Credits Journal:https://biz-journal.jp/carboncredits/
Linkedin :https://www.linkedin.com/company/green-carbon-inc/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61557429326458
X    :https://mobile.x.com/GreenCarbon2019
Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/greencarbon2019
Youtube :https://www.youtube.com/channel/UCYO4WnGOHDaVB1ikxheZasA
note  :https://note.com/green_carbon/


◆大阪ガス事業紹介
Daigasグループは、2025年2月に発表した「エネルギートランジション2050」のもと、脱炭素社会に貢献する技術・サービスの開発に取り組み、気候変動をはじめとする社会課題の解決に努め、今後も暮らしとビジネスの"さらなる進化"のお役に立つ企業グループを目指してまいります。
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