京セラが、データエンジニア育成の実践型伴走教育を推進し200人を超えるデータ活用人材を輩出 「MotionBoard」を活用した部材管理の標準化により、過剰在庫を60%削減など現場課題の解決に貢献
[25/12/17]
提供元:PRTIMES
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ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:田中 潤)は、京セラ株式会社(以下、京セラ)が IT初心者を含む製造現場の技術者をデータエンジニアとして育成する独自の実践型伴走教育の推進において、 データ活用プラットフォーム「MotionBoard」を活用し、現場の課題解決を実現していることをお知らせします。
現在では200人を超えるデータ活用人材を輩出し、MotionBoardを活用した部材管理における購入量の標準化により、過剰在庫を60%削減しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53341/304/53341-304-cfc5a725d00a7f5bdbfbf682ea3f17f3-1920x1304.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
データエンジニア教育の概要と範囲。MotionBoardはデータ分析/活用フェーズで見える化に活用
■背景
IoTセンサーなどを備えたスマートファクトリー化を推進する京セラでは、収集・蓄積される膨大なデータを業務に生かす人材が不足していました。 現場では、Excelによる手作業でのデータ活用を中心に、製造現場の部材管理や原料調合など製造現場の業務が属人化し、経験と勘に依存した運用が行われ、データを十分に生かし切れていない状況でした。
この課題解決に向け、製造現場の技術者をデータエンジニアとして育成し、IT部門に依存せず自ら課題を解決できる人材育成などの体制づくりに取り組み、そのデータ活用基盤として「MotionBoard」を導入しました。
導入のポイントは以下です。
・直感的な操作性の画面デザイン
・最新状況を把握できるリアルタイム自動更新
・現場業務に直結する実用性の高い機能
■導入効果
京セラでは2021年4月よりデータエンジニア育成の実践型伴走教育を推進し、現在では200人を超えるデータ活用人材を輩出し、部材在庫の可視化により過剰在庫の60%削減を実現しました。またMotionBoardを活用した現場の課題解決プロセスの学びによって精度の高い部材管理体制が整い、部材廃棄量の94.6%削減や、業務にかかわる作業負荷の75%削減につながりました。
具体的な業務改善の例は以下です。
・部材の在庫・発注状況可視化による購入量の標準化
部材の「在庫照会」と「発注履歴」画面を開発、在庫照会画面で有効期限の近いロット情報を表示し現場での先入れ、先出し判断を促し、発注履歴画面で発注情報や納期回答日、発注残数などを一覧で確認することで過剰発注を防止し、過剰在庫を60%削減しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53341/304/53341-304-ad413d40a5632bf113dc62a59f73801f-1032x504.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53341/304/53341-304-e00ec5f9598fd3b0933f8f5d010f5bcd-1088x573.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
・切削工具の製造工程における素材の調合業務の標準化
Excelでの単純な手作業が中心でVLOOKUP関数も知らなかった担当者が、原料投入から最終検査までの一連のデータを管理するシステムを開発。素材の調合業務について、調合内容と製品特性の関係を可視化し、ベテラン作業者の経験と勘に依存していた属人的な判断を標準化しました。正常・異常の状態を分かりやすく表示することで、生産過程のトラブルを早期発見が可能となりました。
・機械学習による条件最適化への取り組み
データエンジニア教育に加え、機械学習で条件の最適化を目指すデータサイエンス教育も実施されており、調合伝票の内容や工程での値の変動、各配合比の影響度といった知見を基に最適な調合の条件を予測するモデルを構築しました。運用を続けることで機械学習モデルの精度は向上し、従来は気付かなかった改善のヒントが得られています。
現在、京セラでは、年間で100人規模が参加できる教育プログラムが整備されています。MotionBoardを活用して、「散財したデータの加工・整理、データベースへの格納、データの可視化」までの一連のプロセスを習得し、3か月後の最終報告会で成果を報告、成功事例は MotionBoardで作成された「卒業生ボード」で社内公開されています。
製造現場の課題をデータで捉えて可視化しアクションに結び付けるという、データ活用のサイクルを確立しMotionBoardはスマートファクトリーの進化を促す教育プログラムの中核として活用されています。
■事例紹介
URL:https://www.wingarc.com/product/usecase/1418.html
■京セラ株式会社について
設立 :1959年4月1日
所在地 :京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地
事業内容:情報通信や自動車関連、環境・エネルギー、医療・ヘルスケアなど4つの重点市場に向けた、ファインセラミックス部品をはじめとした大手電子部品・電気機器の製造販売
URL : https://www.kyocera.co.jp/
■MotionBoardについて
「MotionBoard」は、さまざまなデータを価値ある情報に変えて、直感的な操作性でリアルタイムに状況を把握できるデータ活用プラットフォームです。多種多様な業界、業種にわたり3,900社以上(※1)の豊富な導入実績があります。現場データやシステムデータに接続できるため、リアルタイムなデータ活用ができスピーディな判断を支援します。また当社は「日経コンピュータ 2025年9月4日号 顧客満足度調査 2025-2026」データ分析・利活用支援ソフト/サービス部門において4連続1位を獲得しています。
※1 クラウド版とパッケージ版の累積社数(2025年2月末)
https://www.wingarc.com/product/motionboard/
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
TEL:03-5962-7300
お問い合わせフォーム:https://www.wingarc.com/contact/
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・ウイングアーク1st公式note https://note.wingarc.com/
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