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文化人類学者たちが見聞きした怪異とは……『世界ぐるぐる怪異紀行 どうして“わからないもの”はこわいの?』3月25日発売!

怪異の背景には何がある? わからないものを理解し、受け止めるための第一歩

呪術、精霊、悪魔、鬼……9名の文化人類学者が調査研究地で体験した様々な不思議を紹介。




[画像1: https://prtimes.jp/i/12754/606/resize/d12754-606-6d21ef0a254a3bde071f-1.jpg ]

株式会社河出書房新社(東京都渋谷区/代表取締役 小野寺優)は、奥野克巳監修『世界ぐるぐる怪異紀行 どうして“わからないもの”はこわいの?』(14歳の世渡り術シリーズ)を3月25日に発売いたします。
本書では、9名の文化人類学者が世界各国地域の調査地で見聞きした怪異を紹介していきます。
わからないものの代表とも言える怪異に対する各国地域の人々の接し方はどのようなものでしょう。また、それら怪異の背景にはどのような意味があるのでしょう。自分とは異なる「わからないもの」をそれとして受け入れる態度、そして自分とは異なる価値観に歩み寄っていく方法を考えることは、今の社会の大きな課題の一つだと考えられます。
この本は、異文化への知的好奇心をくすぐり、自分の世界「だと思っていたもの」に変化が起きるような1冊を目指しました。怪異の謎を紐解きながら、自分の常識がみるみるうちに変化していく恐ろしくも楽しい世界へ読者の皆さまをご招待します。

■『世界ぐるぐる怪異紀行 どうして“わからないもの”はこわいの?』目次
はじめに
1 村津蘭「ベナンの妖術師」…ベナン
2 古川不可知「ヒマラヤの雪男イエティ」…ネパール(クンブ地方)
3 藤原潤子「どうして「呪われた」と思ってしまうの?──現代ロシアの呪術信仰」…ロシア
4 近藤宏「かもしれない、かもしれない……」…パナマ東部(中南米)
5 福井栄二郎「ヴァヌアツで魔女に取り憑かれる」…ヴァヌアツ(アネイチュム島)
6 平野智佳子「中央オーストラリアの人喰いマムー」…オーストラリア(中央部)
7 奥野克巳「幼児の死、呪詛と猫殺しと夢見」…ボルネオ島(東南アジア島しょ部)
8 川口幸大「鬼のいる世界」…中国(広東省)
9 イリナ・グリゴレ「映像によって怪異な他者と世界を共有する方法──ジャン・ルーシュの民族誌映画が啓く新しい道」…日本
おわりに
[画像2: https://prtimes.jp/i/12754/606/resize/d12754-606-10a16106dc26132bd36f-2.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/12754/606/resize/d12754-606-bb2a38da8811961a0eb3-3.jpg ]

■監修者紹介
奥野 克巳(オクノ カツミ)
1962年生まれ。文化人類学者。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。著作に『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』ほか多数。

■著者紹介
川口 幸大 (カワグチ ユキヒロ)
東北大学大学院文学研究科教授。文化人類学者。これまでは主に中国を中心とする東アジアの家族、親族、宗教、移動についての研究を続け、近年は食の研究にも取り組む。著書に『ようこそ文化人類学へ』ほか多数。
イリナ・グリゴレ (グリゴレ,イリナ)
1984年、ルーマニア生まれ。2009年に国費留学生として来日し、2013年に東京大学大学院博士課程に入学。主な研究テーマは北東北の獅子舞、女性の身体、移民に関する映像人類学的研究。著作に『優しい地獄』(亜紀書房 2022)。
近藤 宏 (コンドウ ヒロシ)
1982年生まれ。文化人類学者。神奈川大学人間科学部准教授。ラテンアメリカ研究。共著書に、『構造と自然』(勁草書房)、『マンガ版 マルチスピーシーズ人類学』(以文社)など。
平野 智佳子 (ヒラノ チカコ)
国立民族学博物館准教授。文化人類学を専門として、オーストラリア中央砂漠を中心にアボリジニの飲酒、アートについて研究。著書に『酒狩りの民族誌─ポスト植民地状況を生きるアボリジニ』(御茶の水書房)など。
福井 栄二郎 (フクイ エイジロウ)
1973年、兵庫県生まれ。島根大学法文学部准教授。社会人類学、オセアニア地域研究。主な著書に『共在する人格』、共著に『現代日本の「看取り文化」を構想する』ほか多数。
藤原 潤子 (フジワラ ジュンコ)
神戸市外国語大学准教授、かけはし出版代表。ロシアをフィールドとして文化人類学的な研究を行いつつ、絵本の翻訳・出版にもたずさわる。著書に『呪われたナターシャ:現代ロシアにおける呪術の民族誌』ほか多数。
古川 不可知 (フルカワ フカチ)
1982年生まれ。専門は文化人類学とヒマラヤ地域研究。2010年からヒマラヤでシェルパと山岳観光の研究を続け、近年は日本の登山やキャンプも研究する。著書に『「シェルパ」と道の人類学 』など。
村津 蘭 (ムラツ ラン)
1983年生まれ。文化人類学、マルチモーダル・映像人類学、アフリカ地域研究。著書に『ギニア湾の悪魔―キリスト教系新宗教をめぐる情動と憑依の民族誌』(世界思想社)など。

■書誌情報
[画像4: https://prtimes.jp/i/12754/606/resize/d12754-606-157a71c7d5e04135ed1a-0.jpg ]

書名: 世界ぐるぐる怪異紀行 どうして“わからないもの”はこわいの?
著者: 奥野克巳(監修)、川口幸大、イリナ・グリゴレ、近藤宏、平野智佳子、福井栄二郎、藤原潤子、古川不可知、村津蘭
仕様:46判/並製/192 ページ
発売日:2024 年3 月25 日
税込価格:1562円(本体 1420 円)
ISBN:978-4-309-61762-6
装丁:高木善彦
装画:いとう瞳
書誌URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309617626/
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