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高校生の英語スピーキング能力を追跡調査し、2年目にスピーキング能力が大きく伸びた学校の理由を分析-『アルク英語教育実態レポートVol.9』4月28日発表

スピーキング能力が大きく伸びた学校の生徒は、授業中に幅広い活動で英語を声に出し、自宅でも「単語・文法」「音読・暗記」などを中心に、英語学習を3時間以上行っていることが明らかに

株式会社アルク(東京都千代田区 代表取締役社長:安嶋 明、以下アルク)より、調査レポート『日本の高校生の英語スピーキング能力実態調査 II-調査2年目にスピーキング能力が向上した学校の特徴とその背景-』のご案内を申し上げます。




「アルク教育総合研究所」は、日本の高校生の英語スピーキング能力と学習実態との関連を明らかにするため、2015〜2017年度の3年間に渡る追跡調査を実施しています。英語スピーキング能力の測定には、電話で受験できる英語のスピーキングテスト「TSST(Telephone Standard Speaking Test)」(詳細:http://tsst.alc.co.jp/)を使用しました。2年目の調査概要は以下の通りです。

【調査対象・調査方法】
1.調査協力校3校に通う高校2年生、297人
TSSTによる英語スピーキング能力測定・アンケートによる【学習実態】調査
2.上記の3校に勤務する日本人英語教師、23人
TSSTによる英語スピーキング能力測定・アンケートによる【授業実態】調査

【調査結果】
※以下のグラフは特に記載があるものを除き、高校生への調査結果を示す
※グラフ内に「2教科」とある場合、「コミュニケーション英語」と「英語表現」を指す
[画像1: https://prtimes.jp/i/888/915/resize/d888-915-163441-0.jpg ]


■高校2年生の英語スピーキング能力


1.調査協力校3校のうちの1校(公立B高校)で、高校1年次からのスピーキング能力の伸びが著しい
公立B高校では、2015年度に実施した高校1年次の調査からTSSTレベルが1以上上がった生徒が41.9%。他の2校(私立A高校:21.9%、公立C高校:18.8%)に比べて20ポイント以上高く、スピーキング力の伸びが著しい(図1)。

■スピーキング能力の伸びが大きい公立B高校の特徴
2.B高校では、授業と自宅学習で、スピーキング能力向上に役立つ学習を幅広く行っている
スピーキング力の向上には、「知識の習得や定着を目的とする活動」と、「英文を作って発信することを目的とする活動」の両方の実践が必要だが、公立B高校では、授業や自宅などで、こうした活動を幅広く実践しており(図2)(図3)、これがスピーキング力向上につながっていると見られる。
[画像2: https://prtimes.jp/i/888/915/resize/d888-915-753101-1.jpg ]



[画像3: https://prtimes.jp/i/888/915/resize/d888-915-919694-2.jpg ]


3.B高校の生徒は、授業中に英語を声に出す時間、自宅で英語を学習する時間が共に長い
公立B高校では、授業時間の50%以上で英語を声に出す生徒や(図4)、自宅などで1人で、週に3時間以上学習する生徒が多く(図5)、これがスピーキング能力向上に寄与していると見られる。
[画像4: https://prtimes.jp/i/888/915/resize/d888-915-986996-3.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/888/915/resize/d888-915-479445-4.jpg ]


4.B高校では、授業中、教師の英語での発話割合が高い。また、複数の生徒が同時に英語を声に出す活動を多く行っている
教師が授業中に英語で話す機会を多く設ける(図6)ことで、生徒が英語を話しやすい環境を作り、かつ、複数の生徒が同時に英語を声に出す活動を多く実践させることで(図7、グラフの内容は図2と同じ)、一人ひとりの生徒が英語を声に出す時間を確保しやすくなり、「生徒が授業中に英語を声に出す時間が長い」ことにつながっていると見られる。
[画像6: https://prtimes.jp/i/888/915/resize/d888-915-229540-5.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/888/915/resize/d888-915-879172-6.jpg ]


5.B高校では、自宅学習に関する教師の指示と、生徒の学習内容にギャップが少ない
教師が宿題として課している自宅学習の指示と、生徒が自宅などで1人で学習している内容を比べると、B高校では、そのギャップが少ない(図8)。B高校では、複数の教師が自宅学習における一貫した指示を行い、生徒がそれを実行していることが、自宅学習の内容を幅広いものにしていると見られる(A高校、C高校に関するグラフはレポート全文に掲載。レポート全文は本リリース末尾よりダウンロード可能)。
[画像8: https://prtimes.jp/i/888/915/resize/d888-915-327842-7.jpg ]


【まとめ・考察】
高校生の英語スピーキング能力向上には、「授業中、生徒に、幅広い活動で英語をたくさん声に出させること」と「自宅で、単語・文法・音読・暗記などを中心に、週に3時間以上学習させること」が重要。そのためには、「教師が英語で発話する機会を増やす」「自宅学習の指示を統一する」などの工夫も必要となる。

高校2年生のスピーキング能力は、調査協力校3校のうち、公立B高校で、その伸びが著しいという結果となりました。背景には、「授業中や自宅で、スピーキング力向上に役立つ学習を幅広く行っている」ことや、「授業中、英語を声に出す時間や、自宅で英語を学習する時間が長い」ことがあると見られます。
では、学校や教師が生徒のスピーキング力を向上させたいと思った場合、この調査結果をどのように活用すれば良いのでしょうか。今回の分析結果から見える学習改善のヒントは次の通りです。

1.授業中、幅広い活動で、生徒が英語を声に出す機会を設ける。「音読」「暗記」などの「知識の習得や定着を目的とする学習」と、「会話・ディスカッション」「スピーチ」などの「英文を作って発信することを目的とする学習」の両方で、英語を声に出すようにする。
2.複数の生徒が一度に声に出すことができる活動を取り入れる。これにより、授業中、生徒が英語を声に出す時間を確保しやすくなる。
3.教師は授業中の発話をできるだけ多く英語で行う。これにより、生徒が英語を声に出しやすい環境を作ることができる。
4.生徒が自宅などで、1人で行う学習に関して、「知識の習得や定着を目的とする学習」と「英文を作って発信することを目的とする学習」の両方を行うよう指導する。指導に当たっては、担当教師が学年・学校で統一したメッセージを発信したり、学習した内容が適切に評価される仕組みを作ったりするなどして、生徒が課題を確実に実行するようサポートすることが肝要である。
5.生徒が自宅などで1人で、週に3時間程度、英語を学習するよう促す。

2017年度は、3年間に渡る本調査の最終年度となります。B高校の生徒は、スピーキング力をさらに1段階上げることができるのでしょうか。また、2016年度はスピーキング力の向上が限定的であったA高校、C高校では、より大きなレベルの向上は起こるのでしょうか。3年間を通じた傾向やスピーキング力向上への課題が浮き彫りになるであろう、集大成の調査結果(2018年春公表予定)にもどうぞご期待ください。

▼▼調査レポートの全文は以下よりダウンロードできます(無料・登録不要)▼▼
URL:http://www.alc.co.jp/press/report/pdf/alc_report_20170428.pdf

【アルク英語教育実態レポート】
URL:http://www.alc.co.jp/company/report/(アルク調査レポート)
URL:http://www.alc.co.jp/company/pressrelease/ (プレスリリース)

<本件に関する報道関係者向けお問合せ先>
アルク マーケティング部 河合(かわい)
e-mail:ko-ho@alc.co.jp
TEL:03-3323-1253 (平日 9:00〜18:00)

[アルクとは]
アルクは、1969年4月の創業以来、企業理念として「地球人ネットワークを創る」を掲げ、実践的な語学力を身につける教材の開発をすすめてきた出版社です。『ENGLISH JOURNAL』などの学習情報誌をはじめ、受講者数延べ120万人の通信講座「ヒアリングマラソン」シリーズ、書籍、eラーニング教材、各種デジタルコンテンツの提供など、語学分野における学習者向けの様々な支援を行っております。URL:http://www.alc.co.jp/
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