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【The Okura Tokyo】The Okura Tokyoという日本〜美のアトリエとして Vol. 3 美術組子

ホテルオークラ東京(所在地:東京都港区、代表取締役社長:池田 正己)は、2019年9月12日開業に向け、何がどのように引き継がれていくのか、取り組みの一片をシリーズで紹介。

「組子細工」、それは紙一枚の隙間も許されない、機械の精度をはるかに超えた工芸だ。千分の一ミリ単位での加工を要する、いわば建具職人の腕の見せどころである。本年9月に開業予定のThe Okura Tokyoには、オークラの代名詞として多くの人に愛された「オークラロビー」が再現される。2棟構成のうち高層棟の「オークラ プレステージタワー」ロビーに、数々のオークラ意匠がよみがえる。そのひとつ、麻の葉文様の組子は大間障子と取り合わされ、幅約25m、高さ約6.5mの作品となって、その空間に大きな役割を果たす。





組子

組子とは、障子や襖などの建具を構成する細かい部材のことで、「組子細工」とはそれらの細かい部材を釘や接着剤を一切使わず手作業で組み上げていく技法。日本伝統的な文化で、飛鳥時代から、その存在が確認されている。

本来、組子は、正菱型の組合せで、図柄も約200種類以上の文様がある 。オークラロビーで使用している麻の葉文様は、古くから日本人に愛される縁起の良いもので、二等辺三角形の組合せによって作られた四方連続文様である。単純でありながら非常に巧みな構成文様である。
日本では、1寸(3.03cm)、1分(0.303cm)、1毛(0.0303cm)、すなわち1本の毛の太さである単位まで表現され、存在してきた。この細やかな感覚の違いは西洋とは大きく異なる。終戦後1959年にこの度量衡法に基づいた尺貫法の使用が禁止されてしまったが、本来、このきめ細やかな感覚の違いが、日本の職人の本分であるといえる。


オークラロビー

1962年の本館開業当時、静かなロビーの雰囲気をつくるべきとの考えから、フロントカウンターやエレベーターは、ロビーから側面に入り込んだ位置に配された。ホテルの代名詞ともなっているオークラ・ランターンが並んだ空間は「オークラロビー」と呼ばれ、エントランスロビーより一段低く設計された。他のエリアと区切る事で静かな雰囲気をより効果的にする手法を優先した。

[画像1: https://prtimes.jp/i/5118/1209/resize/d5118-1209-363246-0.jpg ]



[画像2: https://prtimes.jp/i/5118/1209/resize/d5118-1209-876740-1.jpg ]

向かって正面には、麻の葉文がその下の大間障子とともにやわらかい陽光を誘い入れ、全体の華やかさの中に親しみのある雰囲気を生み出していた。



オークラロビーのふしぎ


〜向き〜
一般的な組子は、基本となる三つ組手(みつくで)*が縦であるが、オークラロビーは横に使われている。これは外光の取り入れ方の工夫を施していたのではないかと考えられる。日本建築の「軒」の考え方と同様に、直射日光ではなく、地面に反射した光を取り入れ、空間を照らす役目を組子が担っていると思われる。
また同時に、高い吹抜け天井に太い角柱が並び 、木質をいかした直線の構成となっていた周囲の印象を 阻害しないよう考慮されていたと考えられる。
*三つ組手:水平の線に斜め菱を組み合わせた文様で、葉物組子の地組に使用される基本的な組子

[画像3: https://prtimes.jp/i/5118/1209/resize/d5118-1209-852549-2.jpg ]



〜凹凸〜

The Okura Tokyo オークラ プレステージタワーのロビーに再現するにあたり、本館閉館後、現物を調査すると麻の葉の一枚ずつ、その葉の輪郭より葉脈がわずかに3mm低く組まれていることが発覚した。
これにより、基本となる三つ組手と、組み入れる組子の高さの差が凹凸となって 、立体感が生まれていた。組子の世界では通常は行わない加工であるが、オークラの場合、ロビーの高い場所に設置されたため、見上げることを想定して計算されたものだと推測される。60年近くの時を経て明らかになった、まさに驚きの技である。



オークラロビーを忠実に再現


The Okura Tokyoに再現される麻の葉文様の組子は、樹齢200年以上の岡山県産の檜を使用し 、2年の工期をかけて行われている。麻の葉文様の組子は全て手作業で行い、自然乾燥させた木材の状態を考慮し 、幅1.735m、高さ3.7mのパネル10枚が、往年の「オークラロビー」同様、大間障子の上に設置されることとなる。

[画像4: https://prtimes.jp/i/5118/1209/resize/d5118-1209-607810-3.jpg ]


【株式会社 佐田建美】  
http://www.sadakenbi.com
1975年創業。木製建具製造会社として発足し、現在は木製建具、真庭組子、住宅システム家具、公共物件家具、店舗設計、オフィス設計などを手がけている。全国建具展示会に毎年作品を出品し、木製スーパーカー「真庭」など唯一無二の物創りに挑戦している。代表取締役である佐田時信氏は、一般社団法人  全国建具組合連合会の理事長も務めている。


<新ホテル「The Okura Tokyo」概要>
[画像5: https://prtimes.jp/i/5118/1209/resize/d5118-1209-552108-4.jpg ]


開業予定日:2019年9月12日
延床面積:約180,000平方メートル
客室数:508室
レストラン・バー:レストラン5店舗、バー3店舗
宴会場:19室
ご予約について
宴会、婚礼 : 2018年9月より受付中
宿泊、レストラン:2019年4月より受付中


【ホテルオークラ東京について】
穏やかで安らぎに満ちた、日本ならではのおもてなしのスタイルを表現したロビー。それは、時を越えて輝きを放つ「和の伝統美」の結晶です。伝統を大切にしながらも常に最高の味を求めて前進する料理、癒しや寛ぎを追求した様々なタイプの客室。時代に流されない確かな品位と新しいスタイルが絶妙に交差した本物のオリジナリティが溢れるホテルです。1962年の開業より親しまれてきた本館は2015年8月末に営業を休止し、 現在は、別館で営業を継続しております。本館につきましては、2019年9月12日に新たなホテル「The Okura Tokyo」として開業予定です。


〒105-0001
東京都港区虎ノ門2-10-4
TEL:03-3582-0111(代表)
アクセス:東京都メトロ日比谷線・神谷町駅、南北線・六本木一丁目駅 ※いずれも徒歩10分以内
webサイトURL:http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/
インスタグラム公式アカウント:https://www.instagram.com/hotelokuratokyo/
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